ボクシング現世界主要4団体王者一覧【男子全17階級】

ボクシング特集
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本記事では、ボクシングの階級ごとに現在の主要4団体であるWBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)、そしてWBO(世界ボクシング機構)のそれぞれの世界王者を一覧形式で詳しくご紹介します。ボクシングには、体重によって分けられる多くの階級があり、その階級ごとに世界王者が存在します。本記事では、最新情報をもとに、主要な階級別に4団体の王者をまとめています。(※更新が遅れる場合もございますのでご了承ください。)

また、各階級の主要選手や上位ランカーの選手についても、関連URLを一覧でご用意しています。各リンクからは、選手ごとの詳細なプロフィールや戦績、さらには選手の戦い方、ファイトスタイルなどを簡単にチェックすることができます。ぜひご覧ください。

世界主要4団体の違い

ボクシングには4つの主要な世界王座認定団体があり、主な違いとして、管轄する協会や機構、また、試合のルールに違いがあります。以下では、WBA、WBC、IBF、WBOの4団体について、その特徴的なルールを詳しく解説します。

1. WBA(World Boxing Association – 世界ボクシング協会)

  • 設立年: 1921年
  • 加盟国: 90か国
  • 特徴: WBAは最も歴史が古いボクシング団体で、多くの国が加盟しています。この団体は、1ラウンドで3回ダウンした場合に即ノックアウト負けとなる「スリーノックダウン制」を採用しています。

2. WBC(World Boxing Council – 世界ボクシング評議会)

  • 設立年: 1963年
  • 加盟国: 161か国
  • 特徴: WBCは加盟国数が最も多いボクシング団体です。この団体の最大の特徴は、「オープン・スコアリング・システム」を採用していることです。これは、4ラウンドと8ラウンドの終了時に採点を公表するシステムで、選手の戦い方や観客の見方に大きな影響を与えます。また、WBCは1ラウンドで何回ダウンしても試合が続行される「フリーノックダウン制」を採用しています。

3. IBF(International Boxing Federation – 国際ボクシング連盟)

  • 設立年: 1983年
  • 加盟国: 65か国
  • 特徴: IBFは「フリーノックダウン制」を採用しており、1ラウンドで何回ダウンしても試合が続行されます。

4. WBO(World Boxing Organization – 世界ボクシング機構)

  • 設立年: 1988年
  • 加盟国: 27か国
  • 特徴: WBOもWBAと同様に「スリーノックダウン制」を採用しており、1ラウンドで3回ダウンした場合は即ノックアウト負けとなります。

階級別世界王者一覧

ミニマム級 (47.62キロ)

団体WBAスーパー王座WBCIBFWBO
タイフィリピンフィリピンプエルトリコ
選手名ノックアウト
CPフレッシュマート
メルビン
ジェルサレム
ペドロ
タドゥラン
オスカー
コラーゾ
戦績25-0-0-0 (9)24-3-0-0 (13)17-4-1-0 (13)10-0-0-0 (7)

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ライトフライ級 (48.97キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
日本日本
選手名空位空位矢吹正道岩田翔吉
戦績17-4-0-0 (16)14-1-0-0(11)

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フライ級 (50.80キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
日本メキシコアメリカ合衆国
選手名ユーリ
阿久井政悟
空位アンヘル
アヤラ
アンソニー
オラスクアガ
戦績21-2-1-0 (11)18-0-0-0(8)8-1-0-0 (5)

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スーパーフライ級 (52.16キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
アルゼンチンアメリカ合衆国アルゼンチン日本
選手名フェルナンド
マルティネス
ジェシー
ロドリゲス
フェルナンド
マルティネス
田中恒成
戦績16-0-0-0 (9)20-0-0-0 (13)16-0-0-0 (9)20-1-0-0 (11)

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バンタム級 (53.52キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
日本日本日本日本
選手名堤聖也中谷潤人西田凌佑武居由樹
戦績12-0-2-0 (8)28-0-0-0 (21)9-0-0-0 (1)9-0-0-0(8)

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スーパーバンタム級 (55.34キロ)

団体WBAスーパー王座WBCIBFWBO
日本日本日本日本
選手名井上尚弥井上尚弥井上尚弥井上尚弥
戦績28-0-0-0 (25)28-0-0-0 (25)28-0-0-0 (25)28-0-0-0 (25)

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フェザー級 (57.15キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
イギリスメキシコアメリカ合衆国 メキシコ
選手名ニック
ポール
レイ
バルガス
アンジェロ
レオ
ラファエル
エスピノサ
戦績21-0-1-0 (12)36-1-1-0 (22)26-1-0-0 (12)25-0-0-0 (21)

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スーパーフェザー級 (58.97キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
アメリカ合衆国ブラジルアイルランドメキシコ
選手名ラモンローチ
ジュニア
ロブソン
コンセイサン
アンソニー
カカーチェ
エマヌエル
ナバレッテ
戦績25-1-1-0 (10)19-2-1-1 (9)23-1-0-0 (8)38-1-1-0 (31)

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ライト級 (61.23キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
アメリカ合衆国アメリカ合衆国ウクライナウクライナ
選手名ジャーボンテイ
デービス
シャクール
スティーブンソン
ワシル
ロマチェンコ
デニス
ベリンチク
戦績30-0-0-0 (28)21-0-0-0 (10)18-3-0-0 (12)19-0-0-0 (9)

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スーパーライト級 (63.50キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
アメリカ合衆国ドミニカ共和国オーストリアアメリカ合衆国
選手名ホセ
バレンズエラ
アルベルト
プエジョ
リアムパロテオフィモ
ロペス
戦績14-2-0-0 (9)23-0-0-0 (10)25-0-0-0 (15)20-1-0-0 (13)

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ウェルター級 (66.68キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
リトアニアアメリカ合衆国アメリカ合衆国アメリカ合衆国
選手名エイマンタス
スタニオニス
マリオ
バリオス
ジャロン
エニス
ノーマン
ジュニア
戦績15-0-0-1 (9)29-2-0-0 (18)32-0-0-1 (28)26-0-0-2 (20)

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スーパーウェルター級 (69.85キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
アメリカ合衆国アメリカ合衆国ロシアアメリカ合衆国
選手名テレンス
クロフォード
セバスチャン
フンドラ
バフラム
ムルタザリエフ
セバスチャン
フンドラ
戦績41-0-0-0 (31)21-1-1-0 (13)22-0-0-0(16)21-1-1-0 (13)

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ミドル級 (72.57キロ)

団体WBAWBCIBFWBO
アメリカ合衆国ドミニカ共和国カザフスタンカザフスタン
選手名エリスランディ
ララ
カルロス
アダメス
ジャニベク
アリムハヌリ
ジャニベク
アリムハヌリ
戦績31-3-3-0 (17)24-1-0-0 (18)16-0-0-0 (11)16-0-0-0 (11)

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スーパーミドル級 (76.20キロ)

団体WBAスーパー王座WBCIBFWBO
メキシコメキシコメキシコ
選手名サウル
アルバレス
サウル
アルバレス
空位サウル
アルバレス
戦績62-2-2-0 (39)62-2-2-0 (39)62-2-2-0 (39)

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ライトヘビー級 (79.38キロ)

団体WBAスーパー王座WBCIBFWBO
カナダカナダカナダカナダ
選手名アルツール
ベテルビエフ
アルツール
ベテルビエフ
アルツール
ベテルビエフ
アルツール
ベテルビエフ
戦績21-0-0-0 (20)21-0-0-0 (20)21-0-0-0 (20)21-0-0-0 (20)

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クルーザー級 (90.72キロ)

団体WBAスーパー王座WBCIBFWBO
メキシコドイツオーストラリアイギリス
選手名ヒルベルト
ラミレス
ノエル
ゲボール
ジェイ
オペタイア
クリス
ビラム=スミス
戦績45-1-0-0 (30)27-2-0-0 (12)25-0-0-0 (19)20-1-0-0 (13)

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ヘビー級 (90.72キロ以上)

団体WBAスーパー王座WBCIBFWBO
ウクライナウクライナイギリスウクライナ
選手名オレクサンドル
ウシク
オレクサンドル
ウシク
ダニエル
デュボア
オレクサンドル
ウシク
戦績22-0-0-0 (14)22-0-0-0 (14)22-2-0-0 (20)22-0-0-0 (14)

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アンソニー・ジョシュア選手の戦績と強さ分析

張志磊(ツァン・チレイ)選手の戦績と強さ分析

ジョー・ジョイス選手の戦績と強さ分析

※米専門誌「ザ・リング」の各階級TOP3を紹介しています

ボクシングの階級の数は?

プロボクシングの階級は男子が17種類、女子が18種類と選手の体重によって細かく分けられています。

階級を分ける目的とは?

ボクシングという競技は当初、階級分けがなく無差別で行われていましたが、以下のような背景から階級制度が導入されたと言われています。

興行収入などの商業目的のため


階級が細かくなるということは、各階級にそれぞれ世界王者が存在するということになります。そのため、タイトルマッチや団体同士のマッチメイク、各階級別の大会などを多数開催することができます。試合数が増えればその分、興行収入を得やすくなり、複数階級に分けることは、商業的にプラスとなることが考えられます。

公平に試合を行うため

ボクシングは他のスポーツと比べて体重による戦力差が大きく、少し違うだけでパンチ力に大きく影響します。また、選手の身体を守ることを目的として、階級が細かく設定されたとも言われています。

世界チャンピオンの種類

正規王座

正規王座は、プロボクシングにおける通常の世界王座であり、各階級の真の世界王者を指します。これは、選手が正式なタイトルマッチで勝利し、全ての団体に認められた王者が保持する王座です。正規王座は、ボクシング界で最も権威のあるタイトルとされ、通常は防衛戦を行うことでその地位を維持します。

暫定王座

暫定王座は、正規王者が怪我や事故、その他の理由で防衛戦を行えない場合に設置される、代理的な王座です。暫定王座は、正規王者が復帰するまでの間にその階級でのチャンピオンを決定するために設けられます。正規王座が復帰するなど、暫定王座とのマッチメイクが可能となれば統一戦を行うことによって、最終的なチャンピオンを決定させます。

スーパー王座

スーパー王座は、世界ボクシング協会(WBA)が導入した、新しい上位のボクシング王座制度です。この制度のもとで認定された王者をスーパー王者と呼びます。スーパー王座は、従来の世界王座よりも上位に位置付けられ、特定の条件を満たした卓越した王者に与えられます。

スーパー王座の導入により、WBAは通常の世界王座(レギュラー王座)とスーパー王座の2つの階層を持つことになりました。スーパー王者は、複数の団体で同時に王座を保持するなど、特に優れた実績を持つ王者に認定されます。この制度により、王者の権威を高め、さらなる競争を促進することが目的とされています。

統一王座

統一王座とは、複数のボクシング世界王者認定団体(WBA、WBC、IBF、WBOなど)で同時に王者となったボクサーのことを指します。各団体が独自に世界王者を認定するため、通常は各階級に複数の王者が存在しますが、近年、複数の団体で王者が乱立し、誰が最強か分かりづらくなっていました。そこで、各団体の王者同士が対戦し、真の最強を決める「王座統一戦」が行われるようになりました。

歴代4団体統一王者達成者

WBSSとは

ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)は、Comosa社が主催するプロボクシングのトーナメント戦です。2017年から開始され、主要四団体(WBA、WBC、IBF、WBO)のチャンピオンと世界ランキング15位以内の強豪選手が参加します。このトーナメントは、各階級で最強の選手を決定することを目的としており、第1回大会ではスーパーミドル級とクルーザー級が開催され、第2回大会ではバンタム級が進行しました。WBSSで各階級の最強が決まることで、ボクシング団体の格付けもより明確になり、優勝を手にした選手は高額なファイトマネーとボクシングの名声を得ることができます。

歴代優勝者一覧

第1シーズン(2017–18)

第2シーズン(2018–19)

*本記事ではWBA公式サイトWBC公式サイトIBF公式サイトWBO公式サイト日本ボクシングコミッション公式サイト,  RING誌公式サイトESPN公式サイトBoxRecサイトから引用しています。

本記事は、以上になります。本サイトでは、他にも格闘技に関する記事をたくさんアップしています。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ他の記事もご覧ください。最後までご覧いただきありがとうございました。