ジェルウィン・アンカハス選手の戦績と強さ分析【ボクサー紹介】

ボクサー強さ解説
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本記事では、Prime Videoで2024年2月24日(土)独占ライブ配信予定の「Prime Video Presents Live Boxing 7」の一戦、井上拓真選手の相手・ジェルウィン・アンカハス選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、アンカハス選手のその強さについて解説していきます。

よろしくお願いします。

プロフィール

名前ジェルウィン・ジャンティーラ・アンカハス
生年月日1992年1月1日
デビュー2009年7月29日
出身地フィリピン
身長166cm
リーチ169cm
タイプ左ファイター
階級スーパーフライ級 (52.16キロ)
実績元IBFスーパーフライ級王者

元IBF世界スーパーフライ級王者で、過去には最高で9連続防衛記録を残した実績のあるボクサーだ。10度目の防衛をかけたタイトルマッチで、フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)と対戦し、手数の多いマルティネスに支配され、まさかの判定負け、王座から陥落した。その後、すぐにマルティネスとのリベンジマッチをおこなうも、またもや3-0の判定負けで黒星を付けた。そのため、アンカハスは現在、無冠となっている。

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戦績

プロ戦績  39戦34勝(23KO)3敗2分
世界戦戦績 12戦9勝(6KO)21分
※井上拓真戦前の戦績

プロ戦績を40戦と多くこなすベテランボクサーである。中でも世界戦を10戦以上こなしており、強い相手からも多くの勝ち星をあげてきた実績のある選手だ。

IBF王座は引き分けを挟みつつも、9連続防衛を成功し安定感もある。さらにKO率は世界戦でも非常に高く、それだけダウンを奪えるパワーがあることも伺える。

そこまで名の知れた選手ではないが、決して油断出来ない相手だ。

ファイトスタイル

アンカハスは、サウスポースタイルのファイタータイプである。

オフェンス

テクニカルな綺麗なボクシングではなく、タフな打ち合いを得意とするタイプだ。

頭をつけた近距離から右ボディと左ボディ右フックと左フック、キレのあるコンビネーションが持ち味である。

ここで以前行われたフェルナンドマルティネス戦のデータを見てみよう。

ジェルウィン・アンカハスVSフェルナンド・マルティネス
816トータルパンチ数1048
192ヒット数427
64ボディ37
268ジャブ213
548強打833

手数とヒット数の多いマルティネスが試合を制したこの1戦。両者手数がかなり多いのだが気になるのは、アンカハスのボディの多さだ。総攻撃数では劣るものの、ボディ打ちはアンカハスの方が上である。マルティネスは、拓真と違いインボクシングの距離を得意とする選手なので、どうしてもボディ攻撃が多くなりやすくはなるが、この数字からアンカハスはボディから攻撃を組み立てる習性があることは明白である。

拓真はアンカハスの得意な近距離での打ち合いに応じず、拓真の得意なヒットアンドアウェイの長短距離を維持することが勝利のポイントになるのではないだろうか。

ディフェンス

決してディフェンス能力が高いわけではない。両者打ち合いの展開になると、アンカハスへの被弾も多い。

ディフェンス面に関しては、大きなフィジカルを活かした両手ガードを主体とする。

バックステップやウィービングディフェンスに関しては、余裕がある時はおこなうが、スタミナが切れるとやや雑になり、ディフェンス面が甘くなる傾向がある。

今回の試合でも、前半アンカハスに余裕があるときは攻守ともに要注意だが、後半にかけてスタミナがなくなってきた時は、やはりスタミナ豊富な井上拓真が有利になるのではないだろうか。後半のスタミナ面やディフェンスがおろそかになるアンカハスにも要注目である。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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