中谷潤人選手の戦績と強さ分析【ボクサー紹介】

ボクサー強さ解説
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本記事では、ネクストモンスターとの呼び声が高い日本ボクシング界の天才・中谷潤人選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、中谷選手のその強さについて解説していきます。

よろしくお願いします。

プロフィール

名前中谷潤人
生年月日1998年1月2日
デビュー2015年4月26日
出身地三重県東員町
身長172cm
リーチ170cm
タイプ左ボクサーファイター
階級フライ級 (50.80キロ)
スーパーフライ級 (52.16キロ)

バンタム級 (53.52キロ)
実績世界3階級制覇

現在は、WBC世界バンタム級チャンピオンを保持している。15歳という若さで単身アメリカにボクシングを学びに行くなど、その類稀なる努力の結果が今の素晴らしい成績に結びついているのではないだろうか。日本ボクシング界の若手エースである。

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戦績

アマ戦績  16戦14勝2敗
プロ戦績  27戦27勝(20KO)無敗
世界戦戦績 7戦7勝(6KO)無敗

※2024年2月24日時点

プロ戦績27戦27勝(20KO)と未だ無敗の好成績を残している。更には、KO率が驚異の74%、世界戦ではなんとKO率85%と軽量級とは思えないほどのKO率の高さを誇る素晴らしい好成績をおさめている。

2024年2月24日、バンタム級に階級を上げた初戦。いきなりチャンスが訪れた。相手は、ノニトドネアを破り王者となった強豪・アレハンドロ・サンティアゴ。試合は中谷が終始試合を圧倒。判定でも十分に勝てる余力を残しながらも、左ストレートでしっかりと沈め、6ラウンドTKO勝利。圧倒的な強さを見せつけた、非常に素晴らしい1戦となった。

今後、実現するかは未定だが、強豪ぞろいのバンタム級で井上拓真やジェイソン・マロニー、エマヌエル・ロドリゲスなど強い相手とのマッチメイクが増えてくると思われるため、この無敗記録をどこまで伸ばしていけるか非常に注目である。

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試合実績

日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12015年4月26日1R 1:33TKO糸賀純一(広島三栄)日本プロデビュー戦
22015年7月17日4R 1:06TKO小久保聡(三迫)日本 
32015年11月22日4R判定3-0マグナム西田(厚木ワタナベ)日本 
42016年1月28日3R 2:17TKO富岡哲也(REBOOT)日本C級トーナメント決勝戦
52016年4月28日1R 1:43TKOユッタナー・シーサケットパッタナータイ 
62016年7月27日2R 0:15TKO村松崇(協栄山神)日本2016年東日本フライ級新人王予選
72016年10月4日2R 終了TKO田中公士 (三迫)日本2016年東日本フライ級新人王予選
82016年11月13日1R 1:40TKO山田大輔(REBOOT)日本2016年東日本フライ級新人王決勝戦
92016年12月23日4R判定3-0矢吹正道(薬師寺)日本全日本フライ級新人王決勝戦
102017年2月19日2R 0:43TKOミンクワン・アールアールナコンパトムタイ 
112017年4月16日4R 0:53TKOジョエル・タドゥランフィリピン 
122017年5月16日6R判定2-0工藤優雅(マナベ)日本初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント準決勝
132017年8月23日6R 2:01TKOユーリ阿久井政悟(倉敷守安)日本初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント決勝戦
142018年1月20日1R 1:56KOジェロニル・ボレスフィリピン 
152018年4月15日8R 0:43負傷判定3-0マリオ・アンドラーデメキシコ 
162018年7月7日3R 0:36KOデクスター・アリメンタフィリピン 
172018年10月6日8R判定3-0小坂駿(真正)日本2018年度日本フライ級最強挑戦者決定戦
182019年2月2日9R 0:23TKO望月直樹(横浜光)日本日本フライ級王座決定戦
192019年6月1日1R 1:23KOフィリッピ・ルイス・クエルドフィリピン 
202019年10月5日6R 2:02TKOミラン・メリンドフィリピン 
212020年11月6日8R 2:10KOジーメル・マグラモフィリピンWBO世界フライ級王座決定戦
222021年9月10日4R 0:32TKOアンヘル・アコスタプエルトリコWBO防衛1
232022年4月9日8R 2:20TKO山内涼太(角海老宝石)日本WBO防衛2
242022年11月1日10R判定3-0フランシスコ・ロドリゲス・ジュニアメキシコスーパーフライ級10回戦
252023年5月20日12R 2:42KOアンドリュー・モロニーオーストラリアWBO世界スーパーフライ級王座決定戦
262023年9月18日12R判定3-0アルヒ・コルテスメキシコWBO防衛1
272024年2月24日6R
1:12
TKOアレハンドロ・サンティアゴメキシコWBC世界バンタム級タイトルマッチ

ファイトスタイル・能力

中谷は、サウスポースタイルのボクサーファイタータイプ

技巧派でありながらも、KOできる速攻攻撃も可能とする、まさに超万能型の選手だ。

また、軽量階級の中で身長・リーチ共、かなり大きくフィジカルに恵まれた選手でもある。

オフェンス

攻撃面では、リードジャブやストレート系のパンチなどどれもキレがあり1級品だ。長い手足を活かしたアウトボクシングスタイルは、同階級の選手の中で非常に有効的な戦法となる。そして、多彩な攻撃が可能であり、中でもアッパーカットが非常に強力である。

長いリーチを活かしたアウトボクシングからのアッパーカット、インボクシングの間合いからの両手のアッパーカットなど、どちらの距離間でも、とてつもなく上手くアッパー攻撃を当てることができる。普通のボクサーではあまり見られない、様々な角度からアッパーカットを打つことができるため、彼の特徴的な攻撃の1つだといえるのではないだろうか。

アンドリューマロニー戦では、その得意のアッパーカットが何度も命中し、2ラウンドに早くもダウンを奪っている。

また、中谷のもう1つの強みとして、身体を折りたたみながら打つ、左カウンターも非常に強力である。

なぜその体勢からそんな攻撃が打てるのかと思うほど、身体を右へと逃がしながら、ショットガンのごとく左のカウンターを打つことがある。肩の間接が柔らかいため常人では打てない角度の攻撃を可能としている。

中谷は、ボクシングの基本的な動きを身に付けながらも、アッパーカットや左カウンターなどの普通なら有り得ない角度のパンチも打てる、非常にオフェンステクニックに優れた芸術的なボクサーである。

ディフェンス

ディフェンス面に関しては、バックステップ、ウィービング、スウェーなど基本的なテクニックを備え、非常に安定感がある。

フィジカルに恵まれた中谷は、やはり相手からインボクシングを仕掛けられやすい傾向にあるのだが、常に脚を動かしバックステップのモーションを入れ続け、相手を中に入らせないようにすることが容易に可能である。

たとえ入られても、瞬時に空間を作り得意のアッパーカットを狙ったり、カウンター攻撃を打って、すぐさまステップバックするなど、相手のやりたいことを全て防いでしまう。

スタミナ面に関しては、直近の試合で12ラウンド目まで常に脚を動かし続けていたので、スタミナも十分にある選手である。

しかし、その体格からかボディ攻撃を良く被弾するシーンが多くみられる。これまでの試合で中谷がボディを効かされたシーンを見たことが有る訳ではないのだが、彼がピンチに陥るとするなら、ボディ攻撃の被弾が鍵になってくるのではないだろうか。

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ボクシング動画紹介

ここで参考に、中谷潤人選手VSアンドリュー・マロニー選手の試合をご紹介します。この試合は、3度のダウンを奪うなど中谷選手の圧勝劇が観られる試合となっています。特に最後の攻撃は、本当に素晴らしい芸術的なKOですので、ぜひご覧ください。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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