井上尚弥選手の戦績と強さ分析【ボクサー紹介】

ボクサー強さ解説
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本記事では、日本ボクシング界の最強ボクサー井上尚弥選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、モンスター井上尚弥のその強さについて解説していきます。

よろしくお願いします。

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プロフィール

名前井上尚弥
生年月日1993年4月10日
出身地神奈川県座間市
身長165cm
リーチ170cm
タイプ右ボクサーファイター
階級ライトフライ級 (48.97キロ)
スーパーフライ級 (52.16キロ)
バンタム級 (53.52キロ)
スーパーバンタム級 (55.34キロ)
実績世界4階級制覇
主要4団体統一(バンタム級)
主要4団体統一(スーパーバンタム級)

現在は、スーパーバンタム級の世界主要4団体統一王者を保持している。

書籍「怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ」はコチラ

戦績

アマ戦績  81戦75勝(48KO)6敗
プロ戦績  27戦27勝(24KO)無敗
世界戦戦績 22戦22勝(20KO)無敗

※2024年5月7日時点

プロ戦績は、全勝パーフェクトレコード。いまだプロ戦績で27戦しか経験していないにも関わらず世界戦を22戦もおこなっている。それだけハイペースにビッグマッチを行い、強い相手ばかりと試合をしているということが言える。

しかも、世界戦KO率は脅威の90%とまさにモンスターそのもの。

2023年7月25日におこなわれたスティーブンフルトン戦では圧倒的なKO勝利、WBC・WBOスーパーバンタム級世界2団体王座獲得の他、史上5人目となる無敗での4階級制覇達成、更には世界初の4階級のタイトル全てKOでの獲得という偉業を成し遂げた。

2023年12月26日におこなわれたマーロンタパレス戦にて、タパレスの鉄壁のディフェンスに苦戦したものの、見事に10RでKO勝利をもぎとった。この勝利により、世界男子ボクシング史上2人目の2階級での4団体統一を達成した。

2024年5月7日におこなわれたルイスネリ戦にて、1ラウンド目にプロキャリア初のダウンを喫するも、その後は完璧な切り替えをみせ、3度のダウンを奪い快勝。終わってみれば1ラウンド目以外は、圧倒的な攻撃力とテクニックによってネリのボクシングを完全に支配し、初のダウンという苦しい場面はあったもののモンスターとしての意地を見せつける圧倒的な勝利となった。

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試合実績

日付勝敗結果時間対戦相手国籍 
12012年10月2日KO4R 2:04クリソン・オマヤオフィリピンプロデビュー戦
22013年1月5日KO1R 1:50ガオプラチャン・チュワタナタイ 
32013年4月16日TKO10R 1:09佐野友樹(松田)日本 
42013年8月25日判定3-010R田口良一(ワタナベ)日本日本ライトフライ級タイトルマッチ
52013年12月6日TKO5R 2:51ヘルソン・マンシオフィリピンOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦
62014年4月6日TKO6R 2:54アドリアン・エルナンデスメキシコWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
72014年9月5日TKO11R 1:08サマートレック・ゴーキャットジムタイWBC防衛1
82014年12月30日KO2R 3:01オマール・ナルバエスアルゼンチンWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
92015年12月29日TKO2R 1:20ワーリト・パレナスフィリピンWBO防衛1
102016年5月8日判定3-012Rデビッド・カルモナメキシコWBO防衛2
112016年9月4日KO10R 3:03ペッバーンボーン・ゴーキャットジムタイWBO防衛3
122016年12月30日TKO6R 1:01河野公平(ワタナベ)日本WBO防衛4
132017年5月21日KO3R 1:08リカルド・ロドリゲスアメリカ合衆国WBO防衛5
142017年9月9日TKO6R 終了アントニオ・ニエベスアメリカ合衆国WBO防衛6
152017年12月30日TKO3R 1:40ヨアン・ボワイヨフランスWBO防衛7
162018年5月25日TKO1R 1:52ジェイミー・マクドネルイギリスWBA世界バンタム級タイトルマッチ
172018年10月7日KO1R 1:10ファン・カルロス・パヤノドミニカ共和国WBA防衛1 / WBSS1回戦
182019年5月18日TKO2R 1:19エマヌエル・ロドリゲスプエルトリコIBF世界バンタム級タイトルマッチ
IBF・リングマガジン王座獲得
WBA防衛2 / WBSS準決勝
192019年11月7日判定3-012Rノニト・ドネアフィリピンWBA・IBF世界バンタム級王座統一戦
WBA防衛3・IBF防衛1 / WBSS決勝
202020年10月31日KO7R 2:59ジェイソン・モロニーオーストラリアWBA防衛4・IBF防衛2
212021年6月19日TKO3R 2:45マイケル・ダスマリナスフィリピンWBA防衛5・IBF防衛3
222021年12月14日TKO8R 2:34アラン・ディパエンタイWBA防衛6・IBF防衛4
232022年6月7日TKO2R 1:24ノニト・ドネアフィリピンWBA・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦
WBA防衛7・WBC獲得・IBF防衛5
242022年12月13日KO11R 1:09ポール・バトラーイギリスWBA・WBC・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦
WBA防衛8・WBC防衛1・IBF防衛6・WBO獲得
252023年7月25日TKO8R 1:14スティーブン・フルトンアメリカ合衆国WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
262023年12月26日KO10R 1:02マーロン・タパレスフィリピンWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦
WBC防衛1・WBO防衛1
272024年5月7日TKO6R 1:35ルイス・ネリメキシコWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦
WBA防衛1・WBC防衛2・IBF防衛1・WBO防衛2
WBCダイヤモンド王座獲得

試合レビューはコチラ↓

2023年7月25日 井上尚弥VSスティーブン・フルトン

2023年12月26日 井上尚弥VSマーロン タパレス

ファイトスタイル・能力

井上尚弥はボクサーファイター、右オーソドックススタイルだ。

パワー、戦略、オフェンステクニック、ディフェンステクニック、スピードなどほぼ全ての能力において、減点する部分がない。既に完璧に仕上がっている。

唯一の懸念点は、タフさ

尚弥はあまりにも強すぎるため、実践で大ダメージを受けたことがほとんどない。直近の試合でも唯一大きなダメージを受けたのはノニト・ドネア1のフックのみだ。今後、階級を上げていけば相手の体つきも大きくなり、タフな試合になる可能性も高くなってくるため注意が必要だ。

総合力

スピード、パワー、テクニックの全てが超一流な上に空間支配能力が高く、時には冷静に、時には予想外の派手な攻撃もできるボクサー。

オフェンスのバリエーションが多くあり、キレのあるコンビネーションパンチや高速カウンターが非常に魅力的だ。特に左フック、左ボディは世界№1と言えるだろう。

また、ディフェンステクニックも、相当高い。

スウェーバックや高速バックステップ。太ももの筋力が優れており、そのボクシングに特価した体つきは、井上尚弥選手の努力の賜物だと言える。

試合展開

序盤は、無理に攻めず相手をよく見て分析することが多い。本人はよく相手の動きをインプットする時間を作るといっている。相手によって、そのインプット時間が短い時や長い時と様々である。それだけ相手選手を軽視せず、戦略的に確実に仕留めに行こうと慎重に分析するところも井上尚弥の強みである。

試合の中でパンチを上下左右に散らすことで、スキを作る。ただし、相手に一瞬のスキができたとしても、それを瞬時の判断で狙い撃ちできる選手は、世界王者の中でもそう多くはいない。しかし、井上尚弥はそれができる世界でも数少ないボクサーの1人である。

また、相手にトラップを仕掛けるために、ラウンドごとにリズムやテンポを変え、戦い方・距離間・ファイトスタイルをチェンジすることも可能。なかなかスキをみせない相手に対して、わざと相手に打たせることも多くみられる。

補足

セコンドのフォローも非常に良い。お父さんの慎吾トレーナーのボクシングを体現したいと井上尚弥はインタビューでよく答えている。

井上尚弥がここまで冷静で戦略的な試合を展開できるのは、やはり慎吾トレーナーのフォローが非常によい働きをしている為だと思われる。

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本記事は、以上になります。

間違いなく日本ボクシング界の歴史に名を残す選手になりますので、今後も井上尚弥選手の動向に注目していきましょう。

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