張志磊(ツァン・チレイ)選手の戦績と強さ分析【ボクサー紹介】

ボクサー強さ解説
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本記事では、アジア初のヘビー級チャンピオン・張志磊(ちょうしらい)(ツァン・チレイ)Zhang Zhilei選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、張志磊のその強さについて解説していきます。

よろしくお願いします。

プロフィール

名前張志磊(ツァン・チレイ)
生年月日1983年5月2日
デビュー2014年8月8日
出身地中国
身長198cm
リーチ?cm
タイプ左ボクサー
階級ヘビー級 (90.72キロ以上)

左ストレートを武器とし、無敗のWBO世界ヘビー級暫定王座ジョージョイスを仕留めきった。アジア初のヘビー級王者についた素晴らしい逸材だ。

2023年9月、ジョージョイスとのダイレクトリマッチが行われた。第一戦目、ジョイスの怪我によるTKOという審判の判断に対しジョイス陣営は結果に不服だったようだ。そういった経緯もあり、この試合が再び組まれたが、1戦目を大きく越える劇的な結末となる。強烈な張志磊の右フックがジョイスを捕らえ、一撃で試合が終わった。誰もが納得する形で張志磊が終止符を打つ結果となった。彼の実力は間違いなく本物だ。

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戦績

プロ戦績  29戦26勝(21KO)2敗1分
世界戦戦績 3戦2勝(2KO)1
※2024年3月8日時点

試合実績

日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12014年8月8日1R 0:17TKOカーティス・リー・テイトアメリカ合衆国プロデビュー
22015年1月17日1R 1:10TKOペリー・フィリキンスアメリカ合衆国 
32015年3月14日4R 終了判定3-0エリック・ジョージアメリカ合衆国 
42015年6月6日4R 終了判定3-0グレン・トーマスアメリカ合衆国 
52015年8月15日6R 0:56TKOデニス・ベンソンアメリカ合衆国 
62015年11月21日4R 終了判定3-0フアン・グードアメリカ合衆国 
72016年2月20日1R 0:37TKOデビット・コスワラインド 
82016年3月26日3R 2:14TKOタイリー・オルティスアメリカ合衆国 
92016年5月13日1R 2:27TKOジョン・オーアメリカ合衆国 
102016年6月11日2R 0:41TKOテレル・ジャマル・ウッズアメリカ合衆国 
112016年7月22日6R 終了判定3-0ロドニー・ヘルナンデスアメリカ合衆国 
122016年9月30日1R 1:17TKOゴギタ・ゴルギラゼジョージア 
132016年12月10日2R 1:50TKOガレン・ブラウンアメリカ合衆国 
142017年1月21日1R 2:58KOピーター・グラハムオーストラリアWBOオリエンタルヘビー級王座決定戦
152017年4月29日1R 2:03KOマーク・ブラウンアメリカ合衆国 
162017年5月26日1R 2:34TKOカーティス・ハーパーアメリカ合衆国 
172017年8月5日1R 2:43TKOニック・ギバスアメリカ合衆国 
182017年9月23日1R 2:30TKOバイロン・ポリーアメリカ合衆国 
192018年7月20日1R 1:03KOユーゲン・ブッフミューラードイツ 
202018年9月28日3R 1:48TKOドン・ヘインズワースアメリカ合衆国WBOオリエンタル防衛1
212019年11月30日10R 終了判定3-0アンドリー・ルデンコ ウクライナWBOオリエンタル防衛2
222020年11月7日4R 0:49KOデビン・バルガスアメリカ合衆国 
232021年2月27日10R 終了判定0-1ジェリー・フォレストアメリカ合衆国 
242021年11月27日2R 2:10TKOクレイグ・ルイスアメリカ合衆国 
252022年5月7日1R 1:54KOスコット・アレクサンダーアメリカ合衆国 
262022年8月20日×12R 終了判定0-3フィリップ・フルゴビッチクロアチア 
272023年4月15日6R 1:23TKOジョー・ジョイスイギリスWBO世界ヘビー級タイトルマッチ
282023年9月23日3R 3:07KOジョー・ジョイスイギリスWBO防衛1
292023年3月8日×12R 終了判定0-2ジョセフ・パーカーニュージーランドWBO陥落
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ファイトスタイル・能力

張志磊はボクサータイプのサウスポースタイルだ。

198cmの大きな体格から思い切りのいいストレート攻撃を武器とする。時には慎重に、隙あらばとことん攻めるといった非常に繊細さなボクサーである。

オフェンス

彼のボクシングは、無駄打ちが少ない。慎重に相手を観察しつつ、勝利への糸口を探るといった賢さも感じられる。

上下の左ストレートが強力、それに加え相手が嫌がる姿勢を見せた途端に打ち出す左右のラッシュも強みだ。ジョイス2で見せた逆ワンツーの右フックはファンに大きな衝撃を与えたのではないだろうか。

巨体揃いのヘビー級のどんな相手でも一撃で沈められるパワーを備えているKOパンチャーだ。

右ジャブは、攻撃ではなく距離の調整のために打っている印象。相手を仕留めることを目的としておらず、あくまで距離の確保や牽制をするために打ち出していると考えられる。このポイントにも彼の慎重さが伺えるのではないだろうか。

ディフェンス

彼のディフェンスは必要最低限の守りという印象だ。バックステップとスウェー、やはりヘビー級という体格もあり、器用に大きな動作をおこなうことは少ない。

慎重に戦い距離間をコントロールしている意識はみられるが、相打ち覚悟でディフェンスが甘くなることもある。特にインファイターにはディフェンスが甘い。アッパー、フック系の攻撃をまともにもらうこともしばしば。

以上のことから、距離のコントロールは上手いが、ディフェンステクニック自体が高いとは言い難い選手だ。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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