タイソン・フューリー選手の戦績と強さ分析【ボクサー紹介】

ボクサー強さ解説
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本記事では、華のヘビー級強豪の一角・タイソンフューリー選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、フューリー選手のその強さについて解説していきます。

よろしくお願いします。

プロフィール

名前タイソン・フューリー
生年月日1988年8月12日
デビュー2008年12月6日
出身地マンチェスター(イギリス)
身長206cm
リーチ216cm
体重120kg
タイプ右ボクサー
階級ヘビー級 (90.72キロ以上)
実績主要3団体統一(ヘビー級)

2022年にはキャリア最大のピンチに立たされた。なんと大型マネージメント契約をしているチーム最大のスポンサーが凶悪な暴力団組織であることが判明。もちろんフィーリー自身とは無関係だが、そのとばっちりでアメリカ入国が難しくなってしまった事態に。世間からのチームへのバッシングもあり、フィーリー自身も引退へと追いやられる状況となることもあった。

しかし、無敵のWBCヘビー級チャンピオンはそのようなスポンサーの闇企業問題や引退に追いやられるような事情に悩まされながらも、それらを乗り越え大きく躍進したのだ。

これまでにデオンテイワイルダーとの3戦や気を取り直して迎えたデレックチゾラ戦などと多くのビッグマッチに勝利し、無敗伝説はまだ続いている。

2024年5月18日、オレクサンドルウシクとヘビー級4団体統一王者決定戦がおこなわれた。試合は、対格差でおおきなアドバンテージを持つタイソンフューリーがまさかの9ラウンドでダウンを奪われ、僅差で判定負け。タイソン・フューリーの無敗伝説に終止符が打たれた。

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戦績

アマ戦績  35戦31勝(26KO)4敗
プロ戦績  36戦34勝(23KO)1敗1分
世界戦戦績 7戦5勝(4KO)1敗1分

※2024年5月18日時点

試合実績

日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12008年12月6日1R 2:14TKOベラ・ジェンジェシハンガリープロデビュー戦
22009年1月17日3R 2:50TKOマルセル・ツェラードイツ 
32009年2月28日2R 終了TKOダニール・ペレティアコロシア 
42009年3月14日4R 終了TKOリー・スワビーイギリス 
52009年4月11日1R 0:48KOマシュー・エリスイギリス 
62009年5月23日4R判定3-0スコット・ベルショーイギリス 
72009年7月18日3R 0:48TKOアレクサンドルス・セレゼンスラトビア 
82009年9月11日10R判定3-0ジョン・マクダモットイギリスBBBofC英国ヘビー級王座決定戦
92009年9月26日6R判定3-0トマス・ムラゼクチェコ 
102010年3月5日1R 2:14TKOハンス=イェルク・ブラスコドイツ 
112010年6月25日9R 1:08TKOジョン・マクダモットイギリスBBBofC英国ヘビー級王座決定戦
122010年9月10日8R判定3-0リッチ・パワーアメリカ 
132010年12月19日8R判定3-0ザック・ペイジアメリカ 
142011年2月19日5R 2:48KOマルセロ・ルイス・ナシメントブラジル 
152011年7月23日12R判定3-0デレック・チゾライギリスBBBofC英国・コモンウェルスイギリス連邦ヘビー級タイトルマッチ
162011年9月18日5R 2:19TKOニコライ・フィルサアメリカ 
172011年11月12日3R 2:44TKOネベン・パイケッチカナダコモンウェルス防衛1
182012年4月14日5R 終了TKOマーティン・ローガンアイルランドアイルランドヘビー級王座決定戦
192012年7月7日5R 1:35TKOビニー・マダロンアメリカWBOインターコンチネンタルヘビー級王座決定戦
202012年12月1日12R判定3-0ケビン・ジョンソンアメリカ 
212013年4月20日7R 2:55KOスティーブ・カニンガムアメリカ 
222014年2月15日4R 1:48TKOジョーイ・アベルアメリカ 
232014年11月29日10R 終了TKOデレック・チゾライギリスEBU欧州・WBOインターナショナルヘビー級タイトルマッチ
BBBofC英国ヘビー級王座決定戦
242015年2月28日8R 終了TKOクリスチャン・ハマードイツWBOインターナショナル防衛1
252015年11月28日12R判定3-0ウラジミール・クリチコウクライナWBA・IBF・WBO世界ヘビー級タイトルマッチ
262018年6月9日4R 終了TKOセフェル・セフェリアルバニア 
272018年8月18日10R判定3-0フランチェスコ・ピアネタイタリア 
282018年12月1日12R判定1-1デオンテイ・ワイルダーアメリカWBC世界ヘビー級タイトルマッチ
292019年6月15日2R 2:54TKOトム・シュワルツドイツWBOインターコンチネンタルヘビー級タイトルマッチ
302019年9月14日12R判定3-0オットー・ワーリンスウェーデン 
312020年2月22日7R 1:39TKOデオンテイ・ワイルダーアメリカWBC世界ヘビー級タイトルマッチ
322021年10月9日11R 1:10KOデオンテイ・ワイルダーアメリカWBC防衛1
332022年4月23日6R 2:59TKOディリアン・ホワイトイギリスWBC世界ヘビー級王座統一戦/WBC防衛2
342022年12月3日10R 2:51TKOデレック・チゾライギリスWBC防衛3
352023年10月29日10R判定2-1フランシス・ガヌーカメルーン 
362024年5月18日×12R判定1-2オレクサンドル・ウシク ウクライナWBA・WBC・IBF・WBO世界ヘビー級王座統一戦
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ファイトスタイル・能力

タイソン・フューリーは、ボクサータイプの右オーソドックススタイルだ。

206cm、120kg越えの超巨大なフィジカルから高い俊敏さでいくつもの攻撃を飛ばしてくる。リーチを活かし、とんでもなく遠い位置から左右ストレートを軸に多彩な攻撃を打ち込んでくる。体格からイメージできないほどフィーリーの打ち下ろしは強力だ。相手はスピードが非常に速くなければとても太刀打ちできないだろう。

オフェンス

やはりヘビー級ということもあり、パワーには凄まじい力を感じる。高いKO率を誇る彼は、両ストレート、両フックと非常に高いパワーのある攻撃を可能とする。間違いなくヒットすれば一撃で沈むだろう。

しかし、意外なのはそのフィジカルからは考えられないほど運動量のあるボクシングも可能であること。

ロープ際に詰められることや、相手から有効打をあびてしまうことがあっても、すぐさま手数の多い攻撃で相手を疲弊させてしまう。だから判定決着にも強い。相当スピードがあり尚且つ手数の多い相手では無い限り、彼から勝利を奪うのは難しいのではないだろうか。

ディフェンス

ディフェンステクニックに関して、体格からは想像できないほど多彩で高いテクニックを持っている。

ショルダーブロックなどの身体付きを生かしたディフェンスや、ダッキング、ウィービングなどと大きく体を動かす的を絞らせないディフェンスと非常に多くの引き出しがある。

タフネス

彼の1番の強み、それはタフネスである。

高いテクニックを持っているフューリーだが、やはりヘビー級というKOを狙うパワー型集団の階級では、ダウンを取られることは致し方ない。

しかし、フューリーはダウンを取られた経験が何度もあるにもかかわらず、試合には負けないのだ。それは倒れたあとの回復力が異常に早いこともあるかもしれないが、やはり、タフネスさが並外れているのだろう。

彼は倒された後こそ、さらに強くなる驚異的なボクサーだ。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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