本記事では、Prime Videoで9月18日(月・祝)に配信された「Prime Video Presents Live Boxing 5」の第4試合、天心プロボクシング第2戦目、スーパーバンタム級8回戦・那須川天心 (帝拳)vsルイス・グスマン(メキシコ)の試合結果などをレビューしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
天心選手のプロフィール
名前 | 那須川天心 |
生年月日 | 1998年8月18日 |
出身地 | 千葉県松戸市 |
身長 | 165cm |
リーチ | 165cm |
タイプ | 左ボクサーファイター |
階級 | スーパーバンタム級 (55.34キロ) |
実績 | キック戦績全勝 |
グスマン選手のプロフィール
名前 | ルイス・グスマン・トーレス |
デビュー | 2013年9月13日 |
出身地 | タバスコ州(メキシコ) |
身長 | ?cm |
リーチ | ?cm |
タイプ | 右ファイター |
階級 | バンタム級 (53.52キロ) スーパーバンタム級 (55.34キロ) |
ランキング | 世界バンタム級126位 メキシコバンタム級23位 |
試合結果レビュー
格闘技ファン大注目の1戦は、衝撃の始まりでした。那須川天心選手の成長は、想像を大きく上回っていました。
前半ラウンド
天心選手のリードジャブから冷静な立ち上がりで試合が始まりました。
この時点で、既に前の試合よりもスピード、パワー共に増していることはすぐに見てとれました。
1ラウンド目序盤、いきなり試合は動きました。
グスマン選手の入り際、天心選手は左ストレートの高速カウンターを合わせ、見事にダウンを奪いました。凄すぎます。あのタイミングのカウンター攻撃を1ラウンド目序盤から打てるのは天才的です。
2ラウンド目、3ラウンド目も、左ストレート、左ボディ、右フックなど天心選手の強力な攻撃を何度もヒットさせ、常に優勢に試合を進めました。グスマン選手は、天心選手の攻撃の入り際からフック攻撃を狙うのですが、全くの不発に終わります。
天心選手のショルダーブロック、バックステップ、パーリング、サイドステップなど素晴らしいディフェンステクニックを駆使し、グスマン選手の攻撃に全て対応しました。
後半ラウンド
後半に差しかかってからも、天心優勢の試合展開は変わりませんでした。グスマン選手は後半のラウンドからは更に手数が少なくなり、両手のガードを高く上げ、強固なディフェンスに徹していました。おそらく近距離で攻撃をしたかったグスマン選手ですが、天心選手のパワーのある攻撃を恐れて中々攻められないと思っていたのではないでしょうか。
5ラウンド目、天心選手はボディ攻撃を多めに組み立て、左右どちらのボディも有効打となる良い印象がありました。
6ラウンド目では、グスマン選手をロープ際まで詰めてから、天心選手のフックの連打を浴びせ、ダウンとまではいかないものの、かなり効いているように見えるまで追い詰めました。
そして7ラウンド目、グスマン選手の前へのステップインに天心選手のカウンターの右フックを合わせ、2度目のダウンを奪いました。
天心選手の課題となっていたスタミナ面に関しても全く問題にはなっておらず、試合後半に差し掛かっても倒しにいく姿勢は崩しませんでした。
最後の8ラウンド目の終わりまで、強力な攻撃を打ち続けましたが、そのまま試合終了となりました。
試合結果
結果は、那須川天心選手の大差判定勝利となりました。
テクニック、スタミナ、パワーと全ての成長を見せつけた素晴らしい試合でしたが、本人は満足していない結果だったようです。
やはり倒したかったという気持ちは強かったのだと思いますが、私はあの試合を観て、今回の試合も120点の出来だったと感じました。プロ戦績わずか2戦目で、ここまで高いテクニックを身につけ、メキシコの国内チャンピオンを圧倒し、2度もダウンを奪うという試合内容で本当に素晴らしいボクサーだと思いました。
天心選手のボクシングは、観ていて本当に面白いです。今後も彼の活躍を応援していきたいと思います。
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最後までご覧いただきありがとうございました。