アルツール・ベテルビエフ選手の戦績と強さ分析【ボクサー紹介】

ボクサー強さ解説
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本記事では、ライトヘビー級の2代巨頭の一角、アルツール・ベテルビエフ選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、ベテルビエフのその強さについて解説していきます。

よろしくお願いします。

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プロフィール

名前アルツール・ベテルビエフ
生年月日1985年1月21日
デビュー2013年6月8日
出身地ハサヴユルト(ロシア)
身長182cm
リーチ185cm
タイプ右ボクサーファイター
階級ライトヘビー級 (79.38キロ
実績主要3団体統一(ライトヘビー級)

現在は、WBC・IBF・WBO世界ライトヘビー級王者だ。

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戦績

アマ戦績  300戦295勝5敗
プロ戦績  20戦20勝(20KO)無敗
世界戦戦績 9戦9勝(9KO)無敗

※2024年1月14日時点

アマチュア時代から輝かしい成績を残している。300戦と多くの試合を経験しつつ、その内わずか5敗しか負けておらず、アマチュアでここまで負けていない選手は非常に珍しい。

現在30代後半の年齢となり、ボクシング界ではかなりベテランの世代だが、未だ無敗の好成績を残している。更に驚くべき成績なのはKO率が100%であることだ。優秀すぎてもはや彼と試合をするのを嫌がる選手が多くいるほどだ。

試合実績

日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12013年6月8日2R 2:21TKOクリスチャン・クルスアメリカ合衆国プロデビュー戦
22013年9月28日3R 終了TKOライコ・ソーンダースアメリカ合衆国 
32013年11月30日1R 2:49KOビリー・ベイリーアメリカ合衆国 
42014年1月18日4R 2:44TKOガブリエル・エクロニエルフランス 
52014年8月22日1R 2:38TKOアルバロ・エンリケスメキシコ 
62014年9月27日2R 0:38KOタボリス・クラウドアメリカ合衆国NABA北米ライトヘビー級王座決定戦
72014年12月19日2R 2:21TKOジェフ・ページ・ジュニアアメリカ合衆国NABA防衛1
NABO北米ライトヘビー級王座決定戦
IBF北米ライトヘビー級王座決定戦
82015年4月5日4R 0:37KOガブリエル・カンピージョスペインIBF北米防衛1
92015年6月12日7R 1:38TKOアレクサンダー・ジョンソンアメリカ合衆国NABA防衛2
WBOインターナショナルライトヘビー級王座決定戦
102016年6月4日4R 0:54TKOエゼキエル・オズバルト・マデルナアルゼンチンNABA防衛3
112016年12月23日1R 2:44TKOイシドロ・ラモニ・プリエトパラグアイNABA防衛4
122017年11月11日12R 2:33KOエンリコ・コーリングドイツIBF世界ライトヘビー級王座決定戦
132018年10月6日4R 2:36KOカラム・ジョンソンイギリスIBF防衛1
142019年5月4日5R 0:13TKOラディボェ・カライジッチアメリカ合衆国IBF防衛2
152019年10月18日10R 2:49TKOオレクサンドル・グウォジクウクライナWBC・IBF世界ライトヘビー級王座統一戦
WBC獲得・IBF防衛3
162021年3月20日10R 1:34KOアダム・デインズドイツWBC防衛1・IBF防衛4
172021年12月17日9R 0:46KOマーカス・ブラウンアメリカ合衆国WBC防衛2・IBF防衛5
182022年6月18日2R 2:19TKOジョー・スミス・ジュニアアメリカ合衆国WBC・IBF・WBO世界ライトヘビー級王座統一戦
WBC防衛3・IBF防衛6・WBO獲得
192023年1月28日8R 2:01TKOアンソニー・ヤードイギリスWBC防衛4・IBF防衛7・WBO防衛1
202024年1月13日7R 2:00TKOカラム・スミスイギリスWBC防衛5・IBF防衛8・WBO防衛2
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ファイトスタイル・能力

ベテルビエフはボクサーファイターの右オーソドックスタイプだ。

全勝無敗全KOという成績を残せるのは、それだけの破壊力を持っているためだろう。多少、防御がおろそかになりながらもパワーで押し切ってKOする。それが彼の持ち味である。オフェンステクニックとパワー、相手の射程圏内に入っていくメンタルの強さなど、攻撃面では文句なしのパーフェクトスコアの能力をもつボクサーだ。

攻防の距離

近距離と中間距離を得意とし、常に相手へプレッシャーをかけるボクシングをし、ロープ際に追い込むと即座に攻撃を仕掛けていく。

遠い距離は得意ではないように思う。フットワークの歩幅は細かく小さいため、遠い距離からの大きな踏み込みの攻撃はあまり打たない印象だ。

常に圧力をかけ、お互いが危険な距離にいるため、非常に緊張感のある試合を展開することが多い。

オフェンス

左右両手からのストレートとフックが強力である。スピードはやや遅いが、威力が凄まじいだけに、彼の攻撃に捕まれば試合がすぐに終わる。それほど高いパワーを持ち合わせている。

また、左フックを起点とする素早いコンビネーションは精度が高く強力だ。重量級らしいとてつもない威力の攻撃である。

無駄な動きが少なく、コンパクトな攻撃を打つ。また、当て勘も非常に良く攻撃の的中率の高さは世界トップクラスだろう。

ディフェンス

相手の様子を伺っている時は、ガードを顔の前にガッチリと固め、必要最低限のバックステップでパンチを見切る。非常に冷静で丁寧ではあるものの、シンプルな守りである、テクニック的にはやや低い印象。相手の攻撃の被弾も多く、これまでにダウンを奪われたこともあるため、ベテルビエフのディフェンスは少し穴がある印象だ。

ロープ際に追い詰め、攻め入る時は丁寧にガードすることはせず完全に攻撃重視型になる印象がある。そういった攻防のメリハリがとてもハッキリしているスタイルである

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