エロール・スペンス・ジュニア選手の戦績と強さ分析【ボクサー紹介】

ボクサー強さ解説
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本記事では、通称The Truthウェルター級最強のエロール・スペンス・ジュニア選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、スペンスのその強さについて解説していきます。

よろしくお願いします。

プロフィール

名前エロール・スペンス・ジュニア
生年月日1990年3月3日
出身地ロングアイランド(アメリカ)
身長177cm
リーチ183cm
タイプ左ボクサー
階級ウェルター級 (66.68キロ)
実績主要3団体統一(ウェルター級)

2022年11月に交通事故により、足を負傷してしまった。その前にも、2019年10月に事故を起こしている。どちらも大事には至らなかったもののとことん運のない選手でもある。

エロールスペンスジュニアは元WBA・WBC・IBF世界ウェルター級主要3団体統一王者だ。2023年7月29日、テレンス・クロフォードとの主要4団体統一戦に敗れ、全てを奪われ無冠となった。

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戦績

アマ戦績  147戦135勝12敗
プロ戦績  29戦28勝(22KO)1敗
世界戦戦績 8戦7勝(4KO)1敗

2023年7月29日時点

テレンス・クロフォード戦まではプロキャリア無敗の好成績を残していたが、まさかのKO負けにより初の黒星となった。今後は、スーパーウェルター級に階級を上げることも検討しているようなので、どこまで好記録を伸ばせるか非常に楽しみな選手である。

試合実績

日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12012年11月9日3R 2:41KOジョナサン・ガルシアプエルトリコプロデビュー戦
22012年12月15日3R 0:44TKOリチャード・アンドリュースアメリカ合衆国 
32013年1月26日1R 1:03TKOネイサン・ブッチャーアメリカ合衆国 
42013年3月2日4R判定3-0ルイス・トーレスアメリカ合衆国 
52013年5月3日1R 2:35TKOブランドン・ホスキンスアメリカ合衆国 
62013年6月1日1R 1:32KOギジェルモ・イバラメキシコ 
72013年7月20日1R 2:13KOエディ・コルドバアメリカ合衆国 
82013年9月12日1R 2:33TKOヘスス・タベラアメリカ合衆国 
92013年10月14日8R判定3-0エマヌエル・ラーティガーナ 
102013年12月13日1R 終了TKOヘラルド・クエバスメキシコ 
112014年2月10日4R 1:39KOピーター・オローチケニア 
122014年4月18日1R 2:52TKOレイモンド・チャールズアメリカ合衆国 
132014年6月27日10R判定3-0ロナルド・クルスプエルトリコ 
142014年9月11日2R 終了TKOノエ・ボラノスメキシコ 
152014年12月13日5R 2:43TKOフランシスコ・ハビエル・カストロメキシコ 
162015年4月11日4R 1:45TKOサムエル・バルガスコロンビア 
172015年6月20日3R 1:50TKOフィル・ログレコカナダ 
182015年9月11日8R 0:50TKOクリス・ファン・ヘールデン南アフリカ共和国 
192015年11月28日5R 1:46TKOアレハンドロ・バレラメキシコ 
202016年4月16日5R 0:48TKOクリス・アルギエリアメリカ合衆国 
212016年8月21日6R 2:06KOレオナルド・ブンドゥイタリアIBF世界ウェルター級挑戦者決定戦
222017年5月27日11R 1:42KOケル・ブルックイギリスIBF世界ウェルター級タイトルマッチ
232018年1月20日7R 終了TKOラモン・ピーターソンアメリカ合衆国IBF防衛1
242018年6月16日1R 3:00KOカルロス・オカンポメキシコIBF防衛2
252019年3月16日12R判定3-0ミゲル・アンヘル・ガルシアアメリカ合衆国IBF防衛3・WBCダイヤモンド王座獲得
262019年9月28日12R判定2-1ショーン・ポーターアメリカ合衆国WBC・IBF世界ウェルター級王座統一戦
WBC王座獲得・IBF防衛4
272020年12月5日12R判定3-0ダニー・ガルシアアメリカ合衆国WBC防衛1・IBF防衛5
282022年4月16日10R 1:44TKOヨルデニス・ウガスキューバWBA・WBC・IBF世界ウェルター級王座統一戦
WBA王座獲得・WBC防衛2・IBF防衛6
292023年7月29日×9R 2:32TKOテレンス・クロフォードアメリカ合衆国WBA・WBC・IBF・WBO世界ウェルター級王座統一戦
WBA・WBC・IBF陥落
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ファイトスタイル・能力

エロールスペンスジュニアはボクサータイプのサウスポースタイルだ。

軽いフットワークなのにKOを狙える強打も打てる。パワー、スピード、オフェンス、ディフェンス、フィジカルの全てを高いレベルで持ち合わせている基本に忠実で完成されたボクサーである。また、彼は強靭な下半身を持っており、安定感が非常に良くどんな体勢からでも強打を打つことが可能だ。

オフェンス

どの攻撃バリュエーションも強力ですが、中でも特にボディショットが強力だ。

バックステップが俊敏で、空いたスペースから的確にショット打つことができ、カウンター攻撃の能力が非常に高い。

ステップワークから空間を作り得意のボディショットを打つことが多いく、また、そのスピードも相当速い。

相手の動きを止める左ジャブ、カウンタージャブ、ステップインから強力なジャブなど左ジャブの使い方が上手く、さらに、右ボディ、右フック、伸びる右ストレート、ショートの右ストレートと攻撃が多種多様である。

ディフェンス

ディフェンス能力も非常に高い

打った後に瞬時にポジションを変え、相手の攻撃を全くもらわない。打つ度に角度を変えるなどポジションワークが丁寧で、とにかく前後右左と豊富な運動量を活かしたボクシングを可能とする。

しかし、その冷静なボクシングを長く続けられるかは疑問である。テレンス・クロフォードとの試合では、最初こそ冷静にディフェンスをしていたが、一度ダウンを取られてからは、その焦りからかディフェンスがおろそかになった無防備な試合運びとなっていた。

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