本記事では、ネクストモンスターとの呼び声が高い日本ボクシング界の天才・中谷潤人選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、中谷選手のその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
1R 2:37
— 中谷潤人 JUNTO NAKATANI (@BoxerJunto) July 21, 2024
リング上では短い時間でしたが、この試合に向けて励んできた時間が凝縮された時間でした。
これからも過程を大切により精密に磨き上げていきます。
昨晩も皆様沢山の応援ありがとうございました!
感謝!感謝!
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名前 | 中谷潤人 |
生年月日 | 1998年1月2日 |
デビュー | 2015年4月26日 |
出身地 | 三重県東員町 |
身長 | 172cm |
リーチ | 170cm |
タイプ | 左ボクサーファイター |
階級 | フライ級 (50.80キロ) スーパーフライ級 (52.16キロ) バンタム級 (53.52キロ) |
実績 | 世界3階級制覇 |
中谷潤人は日本出身のプロボクサーで、無敗で3階級制覇を成し遂げた。彼のファイトスタイルは非常にテクニカルで、リーチを活かしたアウトボクシングや強力な左ストレート、アッパーカットを駆使する。防御技術も高く、相手の攻撃を巧みにかわすことができる。
15歳で単身アメリカに渡りボクシングを学んだ中谷の努力が、今の素晴らしい成績に繋がっている。日本ボクシング界の若手エースとして、父親の教え「他の人とは違うことをしなさい」を胸に、独自の道を歩んできた結果、驚異的なボクサーとしての地位を確立している。
戦績
アマ戦績 16戦14勝2敗
プロ戦績 28戦28勝(21KO)無敗
世界戦戦績 8戦8勝(7KO)無敗
※2024年7月20日時点
中谷潤人は無敗のプロボクサーで、驚異的なKO率を誇る。2024年2月24日、バンタム級に階級を上げて迎えた初戦では、ノニト・ドネアを破って王者となった強豪アレハンドロ・サンティアゴと対戦。中谷は試合を完全に支配し、判定で十分に勝利できる余裕を残しつつも、力強い左ストレートで6ラウンドTKO勝利を収めた。
この圧倒的な勝利は、中谷の実力を再確認させるものであり、バンタム級における彼の強さを証明する一戦となった。今後、井上拓真やジェイソン・マロニー、エマヌエル・ロドリゲスといった強豪選手との対戦が予想される中で、中谷がこの無敗記録をどこまで伸ばせるかが注目される。
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試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2015年4月26日 | 〇 | 1R 1:33 | TKO | 糸賀純一(広島三栄) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 2015年7月17日 | 〇 | 4R 1:06 | TKO | 小久保聡(三迫) | 日本 | |
3 | 2015年11月22日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | マグナム西田(厚木ワタナベ) | 日本 | |
4 | 2016年1月28日 | 〇 | 3R 2:17 | TKO | 富岡哲也(REBOOT) | 日本 | C級トーナメント決勝戦 |
5 | 2016年4月28日 | 〇 | 1R 1:43 | TKO | ユッタナー・シーサケットパッタナー | タイ | |
6 | 2016年7月27日 | 〇 | 2R 0:15 | TKO | 村松崇(協栄山神) | 日本 | 2016年東日本フライ級新人王予選 |
7 | 2016年10月4日 | 〇 | 2R 終了 | TKO | 田中公士 (三迫) | 日本 | 2016年東日本フライ級新人王予選 |
8 | 2016年11月13日 | 〇 | 1R 1:40 | TKO | 山田大輔(REBOOT) | 日本 | 2016年東日本フライ級新人王決勝戦 |
9 | 2016年12月23日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | 矢吹正道(薬師寺) | 日本 | 全日本フライ級新人王決勝戦 |
10 | 2017年2月19日 | 〇 | 2R 0:43 | TKO | ミンクワン・アールアールナコンパトム | タイ | |
11 | 2017年4月16日 | 〇 | 4R 0:53 | TKO | ジョエル・タドゥラン | フィリピン | |
12 | 2017年5月16日 | 〇 | 6R | 判定2-0 | 工藤優雅(マナベ) | 日本 | 初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント準決勝 |
13 | 2017年8月23日 | 〇 | 6R 2:01 | TKO | ユーリ阿久井政悟(倉敷守安) | 日本 | 初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント決勝戦 |
14 | 2018年1月20日 | 〇 | 1R 1:56 | KO | ジェロニル・ボレス | フィリピン | |
15 | 2018年4月15日 | 〇 | 8R 0:43 | 負傷判定3-0 | マリオ・アンドラーデ | メキシコ | |
16 | 2018年7月7日 | 〇 | 3R 0:36 | KO | デクスター・アリメンタ | フィリピン | |
17 | 2018年10月6日 | 〇 | 8R | 判定3-0 | 小坂駿(真正) | 日本 | 2018年度日本フライ級最強挑戦者決定戦 |
18 | 2019年2月2日 | 〇 | 9R 0:23 | TKO | 望月直樹(横浜光) | 日本 | 日本フライ級王座決定戦 |
19 | 2019年6月1日 | 〇 | 1R 1:23 | KO | フィリッピ・ルイス・クエルド | フィリピン | |
20 | 2019年10月5日 | 〇 | 6R 2:02 | TKO | ミラン・メリンド | フィリピン | |
21 | 2020年11月6日 | 〇 | 8R 2:10 | KO | ジーメル・マグラモ | フィリピン | WBO世界フライ級王座決定戦 |
22 | 2021年9月10日 | 〇 | 4R 0:32 | TKO | アンヘル・アコスタ | プエルトリコ | WBO防衛1 |
23 | 2022年4月9日 | 〇 | 8R 2:20 | TKO | 山内涼太(角海老宝石) | 日本 | WBO防衛2 |
24 | 2022年11月1日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア | メキシコ | スーパーフライ級10回戦 |
25 | 2023年5月20日 | 〇 | 12R 2:42 | KO | アンドリュー・モロニー | オーストラリア | WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 |
26 | 2023年9月18日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | アルヒ・コルテス | メキシコ | WBO防衛1 |
27 | 2024年2月24日 | 〇 | 6R 1:12 | TKO | アレハンドロ・サンティアゴ | メキシコ | WBC世界バンタム級タイトルマッチ |
27 | 2024年2月24日 | 〇 | 1R 2:37 | KO | ビンセント・アストロラビオ | フィリピン | WBC防衛1 |
ファイトスタイル・能力
中谷潤人はサウスポースタイルのボクサーファイターで、技巧派でありながら瞬時にKOを狙える速攻力を兼ね備えた超万能型選手だ。彼のスタイルは、精緻なテクニックと攻撃的な戦術を絶妙に融合させ、相手を圧倒する。さらに、軽量級の中では屈指の身長とリーチを持ち、フィジカルの面でも大きなアドバンテージを誇る。中谷のその強靭な体格と高いテクニックが組み合わさることで、彼はリング上での存在感を際立たせており、どんな対戦相手にも強力なインパクトを与える選手となっている。
オフェンス
中谷潤人の攻撃面は、リードジャブやストレート系のパンチがいずれも鋭く、一級品のキレを誇る。彼の長い手足を活かしたアウトボクシングスタイルは、同階級の選手に対して圧倒的な有効性を持ち、多彩な攻撃が可能だ。特に強力なアッパーカットは、中谷の攻撃の代名詞であり、アウトボクシングからのアッパーやインボクシングの間合いからの両手アッパーなど、あらゆる距離で正確にヒットさせる技術を持つ。普通のボクサーでは見られない角度からのアッパーカットを打ち込むそのスタイルは、彼の特徴的な武器となっている。
アンドリューマロニー戦では、その得意のアッパーカットが何度も命中し、早くも2ラウンドでダウンを奪う決定的なショットを見せた。また、中谷の左カウンターも圧倒的な威力を持ち、体を折りたたみながら打つそのカウンターは、まるでショットガンのように鋭い。肩の柔軟な間接により、常人では打てない角度からの攻撃が可能となっている。
中谷はボクシングの基本をしっかりと身につけつつ、アッパーカットや左カウンターなどの特殊な角度からのパンチも駆使する、非常にオフェンステクニックに優れた芸術的なボクサーである。
ディフェンス
中谷潤人のディフェンスは、バックステップやウィービング、スウェーなどの基本的なテクニックがしっかりと身についており、安定感が抜群だ。フィジカルに恵まれた彼は、相手からインボクシングを仕掛けられることが多いが、常に脚を動かしバックステップを織り交ぜることで、相手を容易に近づけさせない。たとえ接近を許しても、瞬時にスペースを作り、得意のアッパーカットやカウンターで反撃し、すぐさまステップバックすることで、相手の攻撃を完全に防ぐ。
スタミナも十分に備えており、直近の試合では12ラウンド目まで脚を動かし続ける持久力を示している。しかし、その体格ゆえにボディ攻撃を受けるシーンが多く見られる。これまでボディ攻撃でピンチに陥ることはなかったが、もし彼が困難に直面する時があるとすれば、ボディ攻撃の被弾がカギとなるだろう。
ボクシング動画紹介
ここで参考に、中谷潤人選手VSアンドリュー・マロニー選手の試合をご紹介します。この試合は、3度のダウンを奪うなど中谷選手の圧勝劇が観られる試合となっています。特に最後の攻撃は、本当に素晴らしい芸術的なKOですので、ぜひご覧ください。
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Prime Video Presents Live Boxing 2 | 井上尚弥 vsN・ドネア | WBA・IBF・WBC世界バンタム級王座統一戦 | 2022/6/7 | さいたまスーパーアリーナ |
平岡アンディ vs 赤岩俊 | 日本スーパーライト級タイトルマッチ | |||
井上拓真 vs 古橋岳也 | WBOアジアパシフィック・日本スーパーバンタム級王座統一戦 | |||
Prime Video Presents Live Boxing 3 | 寺地拳四朗 vs 京口紘人 | WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦 | 2022/11/1 | さいたまスーパーアリーナ |
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中谷潤人 vs F・ロドリゲス | スーパーフライ級10回戦 | |||
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Prime Video Presents Live Boxing 5 | 寺地拳四朗 vs H・ブドラー | WBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ | 2023/9/18 | 有明アリーナ |
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中谷潤人 vs A・コルテス | WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ | |||
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Prime Video Presents Live Boxing 6 | 寺地拳四朗 vs C・カニサレス | WBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ | 2024/1/23 | 大阪府立体育会館 |
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A・ダラキアン vs ユーリ阿久井 | WBA世界フライ級タイトルマッチ | |||
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A・サンティアゴ vs 中谷潤人 | WBC世界バンタム級タイトルマッチ | |||
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井上拓真 vs 石田匠 | WBA世界バンタム級タイトルマッチ | |||
ユーリ阿久井政悟 vs 桑原拓 | WBA世界フライ級タイトルマッチ | |||
T・J・ドヘニー vs B・バヨゴス | スーパーバンタム級8回戦 | |||
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加納陸 vs A・オラスクアガ | WBO世界フライ級王座決定戦 | |||
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