ヘビー級 ボクシングランキング【リング誌】

ボクシング特集
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本記事では、アメリカのボクシング専門誌「The Ring」に収録されているボクシング・ヘビー級 (90.72キロ以上)の認定王座及びランキングTOP3の選手を紹介します。

The Ring誌 ランキングとは

「The Ring」では、リング誌編集委員会や各国のボクシング記者、ランキング諮問委員会等のボクシング各界の著名人によって選考をおこない、毎月独自に各階級およびパウンド・フォー・パウンド(世界10位まで)の選手をランク付けした順位を発表している。

ランクは3つの要素によって決定される。

① 結果

最も明白で客観的な基準であり、ほかのすべての基準よりも優先される。

② パフォーマンス

ボクサーが勝敗の中でどのようなパフォーマンスを見せたか。支配率や圧倒的なシチュエーションなど、試合内容によって評価される。

③ 実績

ボクサーの最近の実績はランキングの順位を決める要因になる。倒してきた対戦相手のランクや質なども評価に含まれる。

※米専門誌「ザ・リング」の各階級TOP3を紹介しています

The Ring誌 認定タイトルとは

「The Ring」では、ボクシング専門誌独自の認定王座を定めている。認定王座とは、各階級の「真の王者」を認定するタイトルベルトである。

The Ring誌タイトル認定条件

The Ring制定ランキングの同階級1位と2位が対戦すること。

1位と2位の対戦が実現せず、1位が3位と対戦する場合、編集部が3位のファイターが王座にふさわしいと判断した場合、その勝者にベルトが与えられる。

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ヘビー級 (90.72キロ以上)

認定王座 オレクサンドル・ウシク

名前オレクサンドル・ウシク
生年月日1987年1月17日
デビュー2013年11月9日
出身地シンフェローポリ(ウクライナ)
身長191cm
リーチ198cm
タイプ左ボクサー
階級クルーザー級 (90.72キロ)
ヘビー級 (90.72キロ以上)
実績世界2階級制覇
主要4団体統一(クルーザー級)
主要3団体統一(ヘビー級)

戦績

アマ戦績  350戦335勝15敗
プロ戦績  21戦21勝(14KO)無敗
世界戦戦績 10戦10勝(4KO)無敗

※2023年8月26日時点

ファイトスタイル・能力

ウシクはボクサータイプのサウスポースタイルだ。

ヘビー級という重量階級の中では他の選手と体格にかなりの差があるものの、俊敏なフットワーク、手数の多い攻撃、ヘビー級№1のスタミナで相手を翻弄するようなパーフェクトボクシングを可能とする。

また、ウシクは非常に目がよく、相手のダッキングやウィービングの動いた方向を予測し攻撃する。そのため、当て勘が良く、非常にボクシングIQが高いのではないだろうか。

詳しい記事はコチラ↓

オレクサンドル・ウシク選手の戦績と強さ分析

1位 タイソン・フューリー

名前タイソン・フューリー
生年月日1988年8月12日
デビュー2008年12月6日
出身地マンチェスター(イギリス)
身長206cm
リーチ216cm
体重120kg
タイプ右ボクサー
階級ヘビー級 (90.72キロ以上)
実績主要3団体統一(ヘビー級)

戦績

アマ戦績  35戦31勝(26KO)4敗
プロ戦績  35戦34勝(23KO)無敗1分
世界戦戦績 6戦5勝(4KO)無敗1分

※2023年10月29日時点

ファイトスタイル・能力

タイソン・フューリーは、ボクサータイプの右オーソドックススタイルだ。

206cm、120kg越えの超巨大なフィジカルから高い俊敏さでいくつもの攻撃を飛ばしてくる。リーチを活かし、とんでもなく遠い位置から左右ストレートを軸に多彩な攻撃を打ち込んでくる。体格からイメージできないほどフィーリーの打ち下ろしは強力だ。相手はスピードが非常に速くなければとても太刀打ちできないだろう。

詳しい記事はコチラ↓

タイソン・フューリー選手の戦績と強さ分析

2位 アンソニー・ジョシュア

名前アンソニー・ジョシュア
生年月日1989年10月15日
デビュー2013年10月5日
出身地ワトフォード(イギリス)
身長198cm
リーチ208cm
タイプ右ボクサー
階級ヘビー級 (90.72キロ以上)
実績主要3団体統一(ヘビー級)

戦績

アマ戦績  43戦40勝(18KO)3敗
プロ戦績  30戦27勝(24KO)3敗
世界戦戦績 12戦9勝(7KO)3
※2023年12月23日時点

ファイトスタイル・能力

ジョシュアはボクサータイプの右オーソドックススタイルだ。

ヘビー級らしい恵まれた体格を持ちながら、テクニック・威力共に素晴らしいパワーファイターだ。巨体から放たれる右ストレートは強烈だ。リーチが長い上にスピード速く、パワーもしっかりと乗っている。さらに右ボディも強力な攻撃だ。しゃがみこみからリーチを活かし、相手の死角からボディへの強打を狙っていく。

プロデビュー後に20戦連続KO勝利という超人的な記録を残していることもあり、彼の攻撃力は間違いなくヘビー級トップ3以内には位置するだろう。

詳しい記事はコチラ↓

アンソニー・ジョシュア選手の戦績と強さ分析

3位 張志磊(ツァン・チレイ)

名前張志磊(ツァン・チレイ)
生年月日1983年5月2日
デビュー2014年8月8日
出身地中国
身長198cm
リーチ?cm
タイプ左ボクサー
階級ヘビー級 (90.72キロ以上)

戦績

プロ戦績  28戦26勝(21KO)1敗1分
世界戦戦績 2戦2勝(2KO)無
※2023年9月23日時点

ファイトスタイル・能力

張志磊はボクサータイプのサウスポースタイルだ。

左ストレートを武器とし、無敗のWBO世界ヘビー級暫定王座ジョージョイスを仕留めきった。アジア初のヘビー級王者についた素晴らしい逸材だ。

2023年9月、ジョージョイスとのダイレクトリマッチが行われた。第一戦目は、ジョイスの怪我によるTKOだったためジョイス陣営は結果に不服だったようだ。そういった経緯もあり、この試合が再び組まれたが、1戦目を大きく越える劇的な結末となる。強烈な張志磊の右フックがジョイスを捕らえ、一撃で試合が終わった。誰もが納得する形で張志磊が終止符を打つ結果となった。彼の実力は間違いなく本物だ。

詳しい記事はコチラ↓

張志磊(ツァン・チレイ)選手の戦績と強さ分析

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※米専門誌「ザ・リング」の各階級TOP3を紹介しています

本記事は、以上になります。本サイトでは、他にも格闘技に関する記事をたくさんアップしています。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ他の記事もご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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