本記事では、2024年1月23日(火)に行われるPrime Video Presents Live Boxing 6の一戦、寺地拳四朗の次戦の相手・カルロス・カニサレス選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、カニサレスのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
#Noticias | Carlos Cañizales se tituló nuevo campeón mundial minimosca. #19Mar pic.twitter.com/85PQZJJTNv
— Gob Miranda (@MirandaGob) March 20, 2018
名前 | カルロス・カニサレス(Carlos Cañizales) |
生年月日 | 1993年3月11日 |
出身地 | ベネズエラ |
身長 | 160cm |
リーチ | 164cm |
タイプ | 左右ボクサーファイター |
階級 | ライトフライ級 |
実績 | 元WBA世界ライトフライ級レギュラー王者 |
戦績
プロ戦績 29戦26勝(18KO)2敗1分
世界戦戦績 6戦3勝(1KO)2敗1分
※2024年1月23日時点
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 結果 | 時間 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2014年7月4日 | 〇 | TKO | 1R | エディクソン・フエンマヨル(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
2 | 2014年10月11日 | 〇 | TKO | 3R | ヨスマン・レンヒホ(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
3 | 2014年12月13日 | 〇 | TKO | 3R | ビセンテ・ミラバル(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
4 | 2015年1月31日 | 〇 | KO | 1R | ネルソン・マハラネス(コロンビア) | コロンビア | |
5 | 2015年2月21日 | 〇 | TKO | 1R | ヘライド・ベニテス(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
6 | 2015年3月7日 | 〇 | TKO | 3R | エフレン・ルセス(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
7 | 2015年3月28日 | 〇 | TKO | 1R | ビセンテ・ミラバル(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
8 | 2015年5月9日 | 〇 | TKO | 3R | エディクソン・フエンマヨル(ベネズエラ) | ベネズエラ | ベネズエラライトフライ級王座決定戦 |
9 | 2015年6月20日 | 〇 | TKO | 1R | ケンドリー・ペレス(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
10 | 2015年10月10日 | 〇 | 判定 | 11R | ロベル・バレラ(コロンビア) | コロンビア | WBAラテンアメリカライトフライ級タイトルマッチ |
11 | 2016年1月29日 | 〇 | TKO | 1R | エディクソン・フエンマヨル(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
12 | 2016年3月5日 | 〇 | 判定 | 6R | アレクサンデル・フアレクコ(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
13 | 2016年5月21日 | 〇 | TKO | 3R | ダジャン・ジョベラ(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
14 | 2016年6月4日 | 〇 | 判定 | 8R | ディオニス・マルティネス(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
15 | 2016年7月22日 | 〇 | TKO | 6R | ジェンリー・ベルムデス(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
16 | 2016年10月1日 | 〇 | TKO | 3R | ビセンテ・ミラバル(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
17 | 2016年12月31日 | △ | 判定 | 12R | 田口 良一(ワタナベ) | 日本 | WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ |
18 | 2017年4月7日 | 〇 | TKO | 6R | フレディ・ボレーニョ(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
19 | 2017年8月12日 | 〇 | TKO | 4R | アルヘニス・チェレーモ(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
20 | 2017年9月29日 | 〇 | 棄権 | 4R | ジェンリー・ベルムデス(ベネズエラ) | ベネズエラ | |
21 | 2018年3月18日 | 〇 | 判定 | 12R | 小西 伶弥(真正) | 日本 | WBA世界ライトフライ級王座決定戦 |
22 | 2018年7月15日 | 〇 | TKO | 12R | ルー・ビン(中) | 日本 | WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ |
23 | 2019年5月26日 | 〇 | 判定 | 12R | 木村 翔(青木) | 日本 | WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ |
24 | 2021年5月28日 | × | KO | 6R | エステバン・ベルムデス(メキシコ) | メキシコ | WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ |
25 | 2021年10月29日 | 〇 | 判定 | 10R | ヘルマン・バレンスエラ(メキシコ) | メキシコ | WBAカリブ海ライトフライ級王座決定戦 |
26 | 2022年3月26日 | 〇 | KO | 4R | ガニガン・ロペス(メキシコ) | メキシコ | WBA米大陸フライ級王座決定戦 |
27 | 2022年8月20日 | 〇 | TKO | 1R | アルマンド・トーレス(メキシコ) | メキシコ | |
28 | 2023年6月9日 | 〇 | 負傷判定 | 8R | ダニエル・マテリョン(キューバ) | キューバ | WBA世界ライトフライ級挑戦者決定戦 |
29 | 2024年1月23日 | × | 判定 | 12R | 寺地 拳四朗(BMB) | 日本 | WBAスーパー/WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ |
ファイトスタイル・能力
カニサレスは、右オーソドックススタイルのボクサーファイタータイプだ。ハンドスピードの速いコンビネーションなど高いオフェンステクニックを秘めているボクサーである。
オフェンス
左ジャブや左フック、左アッパー、左ボディなど、左の攻撃に関しては威力はないものの、あらゆる角度から打つことを可能としており、有効的なオフェンステクニックである。
右の攻撃は、右ストレート、右ボディが主体となっている。基本的な打ち方で伸びがあり、一発で沈めるほどの威力はないものの、強力な攻撃となっている。
彼のオフェンスの最もな強みは、ハンドスピードの速さだろう。ボディやフックなど、一発当たればそこからギアを上げて相手の嫌がる攻撃をしつこく打ってくる。そうして、これまでにKOを何度も奪ってきたのではないだろうか。
ディフェンス
カニサレスのディフェンスは、バックステップ、スウェー、両手ガードが主なテクニックである。中距離での攻撃の対応は良い印象だが、近い距離やロープを背に追い込まれた時は、やや被弾が多くなる。そのため、彼はインボクシングのアッパー攻撃やボディ攻撃の対応には穴があるのではないだろうか。
高いKO率を誇る選手であり、オフェンスには良い印象を持つが、ディフェンスに関してはやや不足する点が多い印象である。
寺地戦の注目ポイント
足を使うカニサレスへの対応
パワーに関しては、明らかに寺地の方が上である。世界戦4戦連続KO勝利中ということもあり、そのことをカニサレスが警戒するのは必然である。おそらく、終始カニサレスは、打ち合いに極力応じないようにアウトボクシングスタイルのテクニック勝負の展開としていくことが予想される。その足を使うカニサレスに対して、寺地がどれだけ間合いを詰めて有効打を当てにいけるのかが非常に注目のポイントである。
ジャブの打ち合い
寺地・カニサレスともに左のリードジャブを良く打つため、そこでいかに的中率を上げていけるかがポイントとなるだろう。リーチは、寺地が163cm、カニサレスが164cmと大きな差はないが、カニサレスの方が伸びのあるジャブを打つ印象である。打たれすぎには要注意だ。
左のジャブ攻撃からのコンビネーションの組み立てをいかに上手くおこなっていくかが勝敗のポイントになるのではないだろうか。
寺地のKO展望
カニサレスは、近い距離やロープ際での打ち合いになるとディフェンスが甘くなる時が多い。その弱点に寺地の攻撃が噛み合えば、問題なくKOできるだろう。寺地の強みでもある豊富なスタミナとアグレッシブな攻撃力を活かすことができれば、寺地のKO勝利となることは間違いないだろう。非常に期待である。
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