Prime Video Presents Live Boxing 7
ボクシングファンの皆さん、こんにちは。今回は2024年2月24日に両国国技館で行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチ、アレハンドロ・サンティアゴ対中谷潤人の試合についてレビューしていく。この試合は、Prime Video Presents Live Boxing 7のセミメインとして開催され、現王者アレハンドロ・サンティアゴに対して挑戦者中谷潤人が挑むという非常に注目度の高い一戦であった。
両者データ比較
#プライムボクシング 前日計量🔥
— Prime Video(プライムビデオ) (@PrimeVideo_JP) February 23, 2024
#サンティアゴvs中谷潤人
◎サンティアゴ: 53.4kg
◎中谷潤人: 53.3kg
いよいよ明日、ネクストモンスター中谷潤人が
3階級制覇に挑む!
プライムボクシング🥊
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アレハンドロ・サンティアゴ | VS | 中谷潤人 |
1996年2月7日 | 生年月日 | 1998年1月2日 |
2012年12月21日 | デビュー | 2015年4月26日 |
メキシコ | 出身地 | 三重県東員町 |
159cm | 身長 | 172cm |
166cm | リーチ | 170cm |
右ボクサー | タイプ | 左ボクサーファイター |
バンタム級 (53.52キロ) | 階級 | フライ級 (50.80キロ) スーパーフライ級 (52.16キロ) バンタム級 (53.52キロ) |
? | アマ戦績 | 16戦14勝2敗 |
36戦28勝(14KO)3敗5分 | プロ戦績 | 26戦26勝(19KO)無敗 |
1戦1勝 | 世界戦績 | 6戦6勝(5KO)無敗 |
試合日程・概要
2024年2月24日、東京の両国国技館で行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチ。この試合は、ボクシング界において非常に重要なイベントであり、多くのファンが注目した。王者アレハンドロ・サンティアゴは、過去の戦績からもわかるようにタフで実力のある選手であり、その強さは折り紙付きである。一方、挑戦者中谷潤人は、これまでに2つの異なる階級で世界タイトルを獲得しており、その技術と実力はトップクラスである。この試合は、中谷潤人が新たな階級でどのように戦うのか、そしてサンティアゴの強さにどのように対抗するのかが大きな見どころであった。
アレハンドロ・サンティアゴ
アレハンドロ・サンティアゴは、メキシコ出身のプロボクサーであり、WBC世界バンタム級王者として君臨している。サンティアゴの戦績は27勝(13KO)3敗2分であり、その多くの勝利が彼の実力とタフさを示している。彼はあの井上尚弥と死闘を繰り広げたノニト・ドネアとのタイトルマッチに勝利して世界チャンピオンとなった実績があり、黒星はあるものの、直近でノニト・ドネアを下しているため、全く侮れない正真正銘の強豪である。さらに、サンティアゴはこれまで一度もKOされたことがないという非常にタフな選手であり、その耐久力はトップクラスである。サンティアゴは特に近距離での戦いを得意とし、プレッシャーファイトで相手を圧倒するスタイルが特徴である。彼の試合は常に激しく、ファンを魅了してきた。
中谷潤人
中谷潤人は日本出身のプロボクサーであり、これまでに2つの異なる階級で世界タイトルを獲得している。彼の戦績は27戦全勝(20KO)であり、無敗のまま3階級制覇を目指す挑戦者として今回の試合に挑んだ。中谷のファイトスタイルは非常にテクニカルであり、リーチを活かしたアウトボクシングや強力な左ストレート、アッパーカットを駆使する。また、防御技術も高く、相手の攻撃を巧みにかわすことができる。
ファイトスタイル
アレハンドロ・サンティアゴ
サンティアゴのファイトスタイルは、アグレッシブでプレッシャーをかけることに特化している。彼は常に前進し、相手にプレッシャーをかけ続けることで、相手のリズムを崩し、自分のペースに持ち込む。近距離での連打は彼の最大の武器であり、そのパワーとスタミナで相手を圧倒することが多い。また、サンティアゴは非常にタフな選手であり、どんな打撃を受けても倒れないという強靭な精神力を持っている。
中谷潤人
中谷潤人のファイトスタイルは、テクニカルで多彩な攻撃を駆使することが特徴である。リーチを活かしたジャブや、鋭い左ストレート、アッパーカットを得意とする。また、彼は非常に高い防御技術を持ち、相手の攻撃をかわすのがうまい。中谷は試合の中で自分の距離を保ちつつ、相手の隙を突いて攻撃を繰り出すスタイルを取る。さらに、彼の足の動きは非常に優れており、常にポジションを変えながら戦うことで相手にとっては非常に戦いづらいだろう。
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見どころ
この試合の見どころは、中谷潤人がどのようにしてサンティアゴのプレッシャーファイトに対抗するかであった。サンティアゴのタフさとアグレッシブなスタイルに対し、中谷はリーチとスピードを駆使して距離を保ちながら戦う必要があった。また、中谷の防御技術がサンティアゴの連打をどれだけかわすことができるかも注目ポイントであった。さらに、サンティアゴがどのようにして中谷のリズムを崩し、自分のペースに持ち込むかも重要な要素であった。特に、サンティアゴはあの井上尚弥と死闘を繰り広げたノニト・ドネアとのタイトルマッチで勝利しており、強豪選手であることからも、中谷にとって決して油断できない相手であった。
試合結果
Welcome to @BoxerJunto fight week 🥶👑#NakataniAstrolabio | JUL 20 | @ESPNPlus pic.twitter.com/pyEXVqmlCD
— Top Rank Boxing (@trboxing) July 15, 2024
中谷潤人は6ラウンド1分12秒でアレハンドロ・サンティアゴをTKOで破り、見事に世界3階級制覇を達成した。試合開始から中谷は自分の距離を保ち、サンティアゴの攻撃を巧みにかわしながらポイントを積み重ねた。中谷のリーチとスピードはサンティアゴにとって大きな脅威であり、サンティアゴは思うように距離を詰めることができなかった。サンティアゴは過去にあの井上尚弥と死闘を繰り広げたノニト・ドネアを下していることから、非常にタフで強力な相手であるが、この試合では中谷の技術とスピードに終始苦しめられる形となった。5ラウンドまで中谷はフルマークでポイントを取り、6ラウンドに入ると一気に攻勢を強め、2度のダウンを奪った。最後のダウンは、中谷の鋭い左ストレートからの連打であり、サンティアゴは立ち上がることができず、試合は中谷のTKO勝ちとなった。
採点について、3人全員が全ラウンドを中谷を優勢にするほどだったため、もし判定決着になったとしても中谷の圧勝だった。それほど実力に明確に差がある試合となった。
ターニングポイント
この試合のターニングポイントは、6ラウンドに入ってからの中谷潤人の攻勢であった。中谷はこのラウンドで一気に攻め込み、2度のダウンを奪うことで試合の流れを完全に自分のものにした。特に1度目のダウンを奪った鋭い左ストレートは、狙いすましたような美しい軌道でサンティアゴに直撃した。この一撃でサンティアゴのペースが崩れ、中谷は一気に攻勢を強めることができた。また、中谷の足の動きも非常に効果的であり、サンティアゴが距離を詰めることを許さなかった。中谷は常にポジションを変えながら戦い、サンティアゴの攻撃を巧みにかわしながら自分のペースを維持した。これにより、サンティアゴは自分のリズムを見つけることができず、最終的に中谷の連打に屈する形となった。
今後の動向
中谷潤人の次なる挑戦として、WBAチャンピオンの井上拓真との日本人同士の統一戦が期待される。また、WBOチャンピオンのジェイソン・モロニーとの対戦も非常に興味深い。中谷は過去にジェイソンの双子の兄弟であるアンドリュー・モロニーにKO勝ちしているため、ジェイソンとしては兄弟のリベンジを果たしたいと思っているだろう。中谷の今後の試合も非常に楽しみであり、彼がどのようにしてさらなる成功を収めるかに注目が集まる。
まとめ
中谷潤人の今回の勝利は、日本ボクシング史に残る素晴らしいものであった。世界3階級制覇を達成し、その実力を改めて証明した。特に彼のテクニカルなファイトスタイルと強力なパンチは、ファンを魅了するものであり、今後の試合も非常に楽しみである。ボクシングファンとしては、彼の次なる挑戦にも注目し、応援していきたい。中谷潤人の今後の活躍に期待しつつ、ボクシング界のさらなる発展を願いたい。
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プライム視聴リンク | 選手(試合記事) | タイトル | 開催日 | 開催地 |
Prime Video Presents Live Boxing 1 | G・ゴロフキン vs 村田諒太 | WBA・IBF・IBO世界ミドル級王座統一戦 | 2022/4/9 | さいたまスーパーアリーナ |
中谷潤人 vs 山内涼太 | WBO世界フライ級タイトルマッチ | |||
吉野修一郎 vs 伊藤雅雪 | OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィックライト級タイトルマッチ | |||
Prime Video Presents Live Boxing 2 | 井上尚弥 vsN・ドネア | WBA・IBF・WBC世界バンタム級王座統一戦 | 2022/6/7 | さいたまスーパーアリーナ |
平岡アンディ vs 赤岩俊 | 日本スーパーライト級タイトルマッチ | |||
井上拓真 vs 古橋岳也 | WBOアジアパシフィック・日本スーパーバンタム級王座統一戦 | |||
Prime Video Presents Live Boxing 3 | 寺地拳四朗 vs 京口紘人 | WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦 | 2022/11/1 | さいたまスーパーアリーナ |
J・ゴンサレス vs 岩田翔吉 | WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ | |||
中谷潤人 vs F・ロドリゲス | スーパーフライ級10回戦 | |||
吉野修一郎 vs 中谷正義 | WBOアジアパシフィックライト級タイトルマッチ | |||
Prime Video Presents Live Boxing 4 | 寺地拳四朗 vs A・オラスクアガ | WBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ | 2023/4/8 | 有明アリーナ |
井上拓真 vs R・ソリス | WBA世界バンタム級王座決定戦 | |||
那須川天心 vs 与那覇勇気 | スーパーバンタム級6回戦 | |||
佐々木尽 vs 小原佳太 | WBOアジアパシフィックウェルター級タイトルマッチ | |||
阿部麗也 vs K・マルチネス | IBF世界フェザー級挑戦者決定戦 | |||
Prime Video Presents Live Boxing 5 | 寺地拳四朗 vs H・ブドラー | WBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ | 2023/9/18 | 有明アリーナ |
那須川天心 vs L・グスマン | スーパーバンタム級8回戦 | |||
中谷潤人 vs A・コルテス | WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ | |||
A・オラスクアガ vs G・マグラモ | ライトフライ級8回戦 | |||
Prime Video Presents Live Boxing 6 | 寺地拳四朗 vs C・カニサレス | WBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ | 2024/1/23 | 大阪府立体育会館 |
L・ロブレス vs 那須川天心 | 121ポンド契約8回戦 | |||
A・ダラキアン vs ユーリ阿久井 | WBA世界フライ級タイトルマッチ | |||
辰吉寿以輝 vs 与那覇勇気 | 54.5kg契約8回戦 | |||
Prime Video Presents Live Boxing 7 | 井上拓真 vs J・アンカハス | WBA世界バンタム級タイトルマッチ | 2024/2/24 | 両国国技館 |
A・サンティアゴ vs 中谷潤人 | WBC世界バンタム級タイトルマッチ | |||
田中恒成 vs C・バカセグア | WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 | |||
増田陸 vs J・スルタン | バンタム級8回戦 | |||
Prime Video Presents Live Boxing 8 | 井上尚弥 vs L・ネリ | WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ | 2024/5/6 | 東京ドーム |
J・モロニー vs 武居由樹 | WBO世界バンタム級タイトルマッチ | |||
井上拓真 vs 石田匠 | WBA世界バンタム級タイトルマッチ | |||
ユーリ阿久井政悟 vs 桑原拓 | WBA世界フライ級タイトルマッチ | |||
T・J・ドヘニー vs B・バヨゴス | スーパーバンタム級8回戦 | |||
Prime Video Presents Live Boxing 9 | 中谷潤人 vs V・アストロラビオ | WBC世界バンタム級タイトルマッチ | 2024/7/20 | 両国国技館 |
那須川天心 vs J・ロドリゲス | 10回戦 | |||
加納陸 vs A・オラスクアガ | WBO世界フライ級王座決定戦 | |||
荒本一成 vs ナンディンエルデン | スーパーミドル級6回戦 |
バンタム級主要選手
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