本記事では、アメリカのボクシング専門誌「The Ring」に収録されているボクシング・スーパーライト級 (63.50キロ)の認定王座及びランキングTOP3の選手を紹介します。
The Ring誌 ランキングとは
「The Ring」では、リング誌編集委員会や各国のボクシング記者、ランキング諮問委員会等のボクシング各界の著名人によって選考をおこない、毎月独自に各階級およびパウンド・フォー・パウンド(世界10位まで)の選手をランク付けした順位を発表している。
ランクは3つの要素によって決定される。
① 結果
最も明白で客観的な基準であり、ほかのすべての基準よりも優先される。
② パフォーマンス
ボクサーが勝敗の中でどのようなパフォーマンスを見せたか。支配率や圧倒的なシチュエーションなど、試合内容によって評価される。
③ 実績
ボクサーの最近の実績はランキングの順位を決める要因になる。倒してきた対戦相手のランクや質なども評価に含まれる。
ボクシングランキング階級別記事一覧 | |
全階級PFP | ライト級 |
ミニマム級 | スーパーライト級 |
ライトフライ級 | ウェルター級 |
フライ級 | スーパーウェルター級 |
スーパーフライ級 | ミドル級 |
バンタム級 | スーパーミドル級 |
スーパーバンタム級 | ライトヘビー級 |
フェザー級 | クルーザー級 |
スーパーフェザー級 | ヘビー級 |
The Ring誌 認定タイトルとは
「The Ring」では、ボクシング専門誌独自の認定王座を定めている。認定王座とは、各階級の「真の王者」を認定するタイトルベルトである。
The Ring誌タイトル認定条件
The Ring制定ランキングの同階級1位と2位が対戦すること。
1位と2位の対戦が実現せず、1位が3位と対戦する場合、編集部が3位のファイターが王座にふさわしいと判断した場合、その勝者にベルトが与えられる。
スーパーライト級 (63.50キロ)
認定王座 テオフィモ・ロペス
Late night aka morning session @tengooseboxing 🫵🤌 #CaliTakeover #Mindfulness pic.twitter.com/X3IKGYXg02
— Teofimo Lopez (@TeofimoLopez) July 25, 2023
名前 | テオフィモ・ロペス(Teofimo Lopez) |
生年月日 | 1997年7月30日 |
デビュー | 2016年11月5日 |
出身地 | ブルックリン(アメリカ) |
身長 | 173cm |
リーチ | 174cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | ライト級 (61.23キロ) スーパーライト級 (63.50キロ) |
実績 | 世界2階級制覇 主要4団体統一(ライト級) |
戦績
アマ戦績 170戦150勝20敗
プロ戦績 20戦19勝(13KO)1敗
世界戦戦績 4戦3勝(1KO)1敗
※2023年6月10日時点
ファイトスタイル・能力
ロペスは、オーソドックススタイルのボクサーファイタータイプだ。
上体が柔らかく攻撃の当たる瞬間のスピードが非常に速い。両手を下げるトリッキーな動きをすることも見られる。癖のあるスタイルであることから対戦相手によっては、非常にやりにくいと感じるボクサーも多いのではないだろうか。
詳しい記事はコチラ↓
1位 デビン・ヘイニー
UNDISPUTED!!! #Alhamdulillah #TheDream pic.twitter.com/T0BJNMSOwd
— Devin Haney (@Realdevinhaney) June 5, 2022
名前 | デビン・ヘイニー(デヴィン・ヘイニー) |
生年月日 | 1998年11月17日 |
デビュー | 2015年12月11日 |
出身地 | サンフランシスコ(アメリカ) |
身長 | 173cm |
リーチ | 180cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | ライト級 (61.23キロ) スーパーライト級 (63.50キロ) |
実績 | 主要4団体統一(ライト級) 世界2階級制覇 |
戦績
アマ戦績 146戦138勝8敗
プロ戦績 31戦31勝(15KO)無敗
世界戦戦績 9戦9勝(1KO)無敗
※2023年12月9日時点
ファイトスタイル・能力
デビンヘイニーはボクサーファイタータイプの右オーソドックススタイルだ。
アウトボクシングとインファイトの両スタイルを可能とする選手ではあるが、基本的には相手の懐に入らず、中間距離から遠い距離のアウトボクシングを得意とする選手だ。
詳しい記事はコチラ↓
2位 ジョシュ・テイラー
Hank’s in shape. #TTT 🏴🌪️ pic.twitter.com/7rFNWr13wB
— Josh Taylor (@JoshTaylorBoxer) June 7, 2023
名前 | ジョシュ・テイラー(Josh Taylor) |
生年月日 | 1991年1月2日 |
出身地 | エディンバラ(スコットランド) |
身長 | 178cm |
リーチ | 177cm |
タイプ | 左ボクサーファイター |
階級 | スーパーライト級 (63.50キロ) |
実績 | 主要4団体統一(スーパーライト級) WBSSスーパーライト級優勝(2019年) |
戦績
アマ戦績 125戦103勝19敗1分
プロ戦績 20戦19勝(13KO)1敗
世界戦戦績 6戦5勝(1KO)1敗
※2023年6月10日時点
ファイトスタイル・能力
ジョシュテイラーは、ボクサーファイターのオールラウンダー・万能型サウスポーだ。
スーパーライト級という中量階級にいながら、まるで軽量級にいるような動きができる選手。豊富な運動量を持つタフなファイターでもあり、無敗相手に6戦連続勝利するなど、それだけ気持ちが必要な試合を乗り越えてきた経歴もあるため、メンタル的な強さも彼の強みの1つだと思われる。
場面に応じて必要なパンチを打てるのに加え、常に冷静にカウンターを狙える選手。4団体統一を成し遂げ、自身も持っている。無敗の相手を倒し続けている大記録を残したのは強者の証である。
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3位 スブリエル・マティアス
Subriel Matias-Liam Paro IBF Title Fight In Advanced Talks For This Summer In Puerto Rico https://t.co/EHNMpOrflu pic.twitter.com/WAqBrsw3Zw
— BoxingScene.com (@boxingscene) February 5, 2024
名前 | スブリエル・マティアス(Subriel Matías) |
生年月日 | 1992年3月30日 |
デビュー | 2015年12月19日 |
出身地 | プエルトリコ |
身長 | 175cm |
リーチ | 180cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | スーパーライト級 (63.50キロ) |
戦績
プロ戦績 21戦20勝(20KO)1敗
世界戦戦績 2戦2勝(2KO)
※2023年11月25日時点
ファイトスタイル・能力
マティアスは、右オーソドックススタイルのボクサーファイタータイプである。
180cmと非常に長いリーチを活かした伸びのある攻撃が魅力的だ。KO率が脅威的な数字を叩き出しているのは、彼の優秀なオフェンス能力の高さによる結果なのだろう。ロペス、テイラー、ヘイニーと強豪がひしめくスーパーライト級でどこまで良い成績を伸ばせるか非常に注目の選手である。
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全階級PFP | ライト級 |
ミニマム級 | スーパーライト級 |
ライトフライ級 | ウェルター級 |
フライ級 | スーパーウェルター級 |
スーパーフライ級 | ミドル級 |
バンタム級 | スーパーミドル級 |
スーパーバンタム級 | ライトヘビー級 |
フェザー級 | クルーザー級 |
スーパーフェザー級 | ヘビー級 |
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最後までご覧いただきありがとうございました。