那須川天心 vs ルイス・グスマン 試合結果【運命の第2戦】プライムボクシング5

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Prime Video Presents Live Boxing 5

こんにちは、格闘技ファンの皆さん。今回のブログ記事では、2023年9月18日にPrime Videoで配信された「Prime Video Presents Live Boxing 5」の第4試合、天心プロボクシング第2戦目となる那須川天心選手とルイス・グスマン選手の対戦について詳しくレビューしていく。この試合は多くのファンが待ち望んでいた一戦であり、その結果や見どころについて、徹底的に分析していく。

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両者データ比較

那須川天心VSルイス・グスマン
1998年8月18日生年月日
2023年4月8日デビュー2013年9月13日
千葉県松戸市出身地メキシコ
165cm身長?cm
165cmリーチ?cm
左ボクサーファイタータイプ右ファイター
バンタム級 (53.52キロ)
スーパーバンタム級 (55.34キロ)
階級バンタム級 (53.52キロ)
スーパーバンタム級 (55.34キロ)
1戦1勝(0KO)無敗プロ戦績12戦10勝(6KO)2敗

試合日程・概要

「Prime Video Presents Live Boxing 5」は、2023年9月18日(月・祝)に開催された。注目の第4試合は、那須川天心選手のプロボクシング第2戦目であり、スーパーバンタム級8回戦での対戦相手はメキシコのルイス・グスマン選手だった。会場は格闘技ファンで埋め尽くされ、熱気あふれる雰囲気の中で行われた。

那須川天心

那須川天心選手は1998年8月18日生まれ、千葉県松戸市出身のプロボクサーである。身長は165cm、リーチも165cmの左ボクサーファイターで、スーパーバンタム級(55.34キロ)に属している。キックボクシングで全勝の実績を持ち、その卓越した技術とスピードで多くのファンを魅了してきた。

ルイス・グスマン

一方、ルイス・グスマン選手は2013年9月13日にデビューしたメキシコのタバスコ州出身のプロボクサーである。身長やリーチは不明だが、右ファイターとして知られている。バンタム級(53.52キロ)およびスーパーバンタム級(55.34キロ)で戦い、世界バンタム級で126位、メキシコバンタム級で23位というランキングを持っている。

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ファイトスタイル

那須川天心

那須川天心選手は、左ボクサーファイターとして知られている。彼の特徴は、その卓越したスピードと正確な打撃にある。特にリードジャブやカウンターの技術が優れており、相手の動きを読んで効果的に攻撃を仕掛けることができる。また、ディフェンス面でもショルダーブロックやバックステップを駆使し、相手の攻撃を巧みに避ける技術が光る。

ルイス・グスマン

一方、ルイス・グスマン選手は右ファイターであり、強力なパンチ力とタフネスを誇る。彼はアグレッシブなスタイルを持ち、積極的に前へ出て攻撃を仕掛けることを好む。特にフックやボディブローを得意としており、相手にプレッシャーをかけ続ける戦い方をする。

両選手の詳しい記事はコチラ↓

那須川天心選手の戦績と強さ分析

ルイス・グスマン選手の戦績やファイトスタイル強さ分析

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見どころ

この試合の注目ポイントは、天心選手のプロボクシング第2戦目ということで、彼の成長ぶりがどれだけ見られるかという点だ。前回の試合からどれだけスピードやパワーが向上しているか、そして新たな戦術が見られるかがファンの関心を集めていた。また、グスマン選手がどのように天心選手に挑むのか、彼のアグレッシブなスタイルがどれだけ通用するかも見どころとなっていた。

試合結果

前半ラウンド

試合は天心選手のリードジャブから冷静な立ち上がりで始まった。この時点で、既に前の試合よりもスピード、パワー共に増していることが明らかだった。1ラウンド目序盤から試合は動き、グスマン選手の入り際、天心選手は左ストレートの高速カウンターを合わせて見事にダウンを奪った。1ラウンド目序盤でこれほどのタイミングでカウンター攻撃を打てるのは天才的だと言える。

続く2ラウンド目、3ラウンド目も、天心選手は左ストレート、左ボディ、右フックなどの強力な攻撃を何度もヒットさせ、常に優勢に試合を進めた。グスマン選手は天心選手の攻撃の入り際からフック攻撃を狙うも、全くの不発に終わる。天心選手のショルダーブロック、バックステップ、パーリング、サイドステップといった素晴らしいディフェンステクニックが冴え渡り、グスマン選手の攻撃を完全に封じていた。

後半ラウンド

後半に差し掛かっても、試合展開は変わらなかった。天心選手の優勢が続き、グスマン選手は手数が減り、両手のガードを高く上げて強固なディフェンスに徹していた。おそらく近距離で攻撃を仕掛けたかったグスマン選手だったが、天心選手のパワーのある攻撃を恐れて中々攻められなかったのだろう。

5ラウンド目には、天心選手がボディ攻撃を多めに組み立て、左右どちらのボディも有効打となる場面が多く見られた。6ラウンド目では、グスマン選手をロープ際まで追い詰め、天心選手のフックの連打を浴びせた。ダウンには至らなかったが、かなり効いているように見えた。そして7ラウンド目、グスマン選手の前へのステップインに天心選手のカウンターの右フックを合わせ、2度目のダウンを奪った。

天心選手の課題とされていたスタミナ面も全く問題にはならず、試合後半に差し掛かっても倒しにいく姿勢を崩さなかった。最後の8ラウンド目の終わりまで、天心選手は強力な攻撃を続けたが、そのまま試合終了となった。

結果

結果は那須川天心選手の大差判定勝利となった。テクニック、スタミナ、パワーと全てにおいて成長を見せた素晴らしい試合だったが、本人は満足していない様子だった。おそらく倒したかったという気持ちが強かったのだろう。しかし、今回の試合も120点の出来だった。プロ戦績わずか2戦目でここまで高いテクニックを身に付け、メキシコの国内チャンピオンを圧倒し、2度もダウンを奪うという内容は本当に素晴らしいものだった。

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ターニングポイント

この試合のターニングポイントは、やはり1ラウンド目の左ストレートの高速カウンターでのダウンだろう。ここで天心選手が早々に主導権を握ったことで、試合の流れが決まったと言える。また、7ラウンド目の右フックのカウンターも大きなポイントであり、これによってグスマン選手の反撃の芽を完全に摘んだ。

天心の課題と改善点

カウンター待ちの姿勢

まず今回は、天心は試合の中で、積極性に欠けたカウンター待ちの姿勢になっていたことが見受けられた。KOを奪える展開が何度もあったにも関わらず、積極的に倒しに行くことができなかった点がマイナス面として挙げられる。天心のボクシングスタイルは「負けないボクシング」であり、ディフェンスを重視した後ろ重心のため、攻撃に体重があまり乗らず、ディフェンシブになりすぎている可能性がある。

KOシチュエーション

2度のダウンを奪った場面でも、グスマンが守りに徹しながら体力の回復を待つ状況で、天心はカウンター狙いの姿勢を崩さなかったため、攻めればKOできる場面で決めきれなかった。コンビネーション攻撃も後ろ重心のためか、4発、5発と連打が続かず、単発に終わることが見受けられた。

改善ポイント

天心が今後改善すべきポイントとその対策を以下にまとめる。

  1. 積極性の向上
    • カウンター待ちの姿勢を改め、攻撃的なスタイルを取り入れるべきだ。自分から仕掛ける場面を増やし、試合の主導権を握ることが重要である。特にKOを狙える状況では、躊躇せずに攻め込む姿勢が求められる。
  2. 体重を乗せた攻撃
    • ディフェンス重視の後ろ重心を改善し、攻撃時にはしっかりと体重を乗せることを意識する。これにより、パンチの威力が増し、相手に与えるダメージも大きくなる。攻撃とディフェンスのバランスを取るためのトレーニングが必要だ。
  3. 連打の強化
    • 単発の攻撃に終わらないように、コンビネーション攻撃の精度と持続力を高める。連打のトレーニングを強化し、試合中でも複数回の連打を繰り出せるようにする。特に、倒しにいく場面では連打を効果的に使うことが求められる。
  4. 攻撃と守りのバランス
    • ディフェンス重視から攻撃的なスタイルにシフトする際、守りが疎かにならないようにバランスを保つことが重要だ。攻撃の際にもディフェンスを意識し、相手の反撃に対応できるようにする。
  5. 試合中の戦略変更
    • 試合の流れに応じて、戦略を柔軟に変更できるようにする。相手が守りに入った際には、積極的に攻め込むなど、状況に応じた対応力を身につけることが必要である。

これらの改善点を意識し、トレーニングに取り入れることで、天心はさらに強力なボクサーとして成長し、次の試合でもより圧倒的なパフォーマンスを見せることができるだろう。

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今後の動向

今回の試合で見事な勝利を収めた那須川天心選手だが、彼の成長はまだまだ続くだろう。次の試合でどのようなパフォーマンスを見せるのか、ファンの期待は高まっている。また、グスマン選手にとっても今回の敗北は今後の成長の糧となるだろう。両選手の今後の動向に注目していきたい。

まとめ

那須川天心 vs ルイス・グスマンの試合は、那須川天心選手の大差判定勝利で幕を閉じた。この試合を通じて、那須川天心選手の成長と実力が改めて証明された。彼の卓越したテクニック、スタミナ、パワーは、プロボクシング界においても大きな存在感を示している。今後の彼の活躍から目が離せない。

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