那須川天心 vs ジョナサン・ロドリゲス 試合結果【圧巻のKO・神童のさらなる進化】プライムボクシング9

ボクシング試合紹介
スポンサーリンク

Prime Video Presents Live Boxing 9

こんにちは、ボクシングファンの皆さん。今回は、那須川天心のボクシング転向4戦目のWBA世界ランキング4位ジョナサンロドリゲスとの試合について詳しくレビューする。天心が挑んだこの試合は、彼にとって非常に重要な一戦であり、多くの期待が寄せられていた。

スポンサーリンク

両者データ比較

那須川天心VSジョナサン・ロドリゲス
1998年8月18日生年月日1999年2月17日
2023年4月8日デビュー2018年11月16日
千葉県松戸市出身地アメリカ合衆国
165cm身長163cm
165cmリーチ168cm
左ボクサーファイタータイプ右ボクサーファイター
バンタム級 (53.52キロ)階級バンタム級 (53.52キロ)
3戦3勝(1KO)無敗プロ戦績20戦17勝(7KO)2敗1分
※天心VSジョナサンロドリゲス戦前の情報

試合日程・概要

2024年7月20日、東京・両国国技館で行われた試合で、那須川天心はWBA世界バンタム級7位の位置から同級4位のジョナサン・ロドリゲスと対戦した。この試合は天心にとって初めての10回戦であり、地域タイトル挑戦への大きなアピールとなった。また、この試合はPrime Video Presents Live Boxing 第9弾のセミメインイベントとして大きな注目を集めた。

那須川天心

ボクシングへ転向し、プロデビューから3戦全勝。試合内容に関しても、アマチュア未経験とは思えないほど見事な成績をおさめている。とてもテクニックが高い選手ではあるものの、ボクシング戦績はわずか3試合と経験が浅く、まだまだ伸びしろはあるだろう。今後の日本ボクシング界の期待の若手有望選手の一人だ。

ジョナサン・ロドリゲス

ジョナサン・ロドリゲスは、その攻撃的なファイトスタイルと強力な右ストレートで多くのファンを魅了している。彼の戦績と実績は、彼がただのパンチャーではなく、総合的なボクサーであることを示している。一方で、防御面での課題もあるが、その打たれ強さと粘り強さでカバーしている。今後の彼の試合にも大いに期待が持てるだろう。

スポンサーリンク

ファイトスタイル

那須川天心は、元キックボクシング王者としてのスピードとタイミングを駆使した独特のスタイルを持つ。特にノーモーションからのパンチや変則的な動きが特徴である。一方、ジョナサン・ロドリゲスは、典型的なアメリカンスタイルで、強力なパンチと堅実なディフェンスを武器にしている。

両選手の詳しい記事はコチラ↓

那須川天心の戦績と強さ分析

ジョナサン・ロドリゲスの戦績と強さ分析

スポンサーリンク

見どころ

この試合の注目ポイントは、天心がどのようにして格上のロドリゲスに対抗するかであった。特に、初回からの様子見の展開と、天心の距離感の把握が重要であった。また、天心の「宇宙人スタイル」がどのように機能するかも見どころの一つだった。

試合結果

試合は予想以上の速さで決着がついた。初回はお互いに様子見の展開となり、天心はノーモーションからの左ストレートを数度当て、距離感をつかんでいった。2回の終盤には、天心の左ストレートがロドリゲスの腰を落とすほどのダメージを与え、その後も激しいラッシュをかけた。そして3回に入ると、天心の左ストレートでダウンを奪い、ロドリゲスが立ち上がるも、レフェリーが試合を止めた。試合は3回1分49秒で那須川天心のTKO勝ちとなった。

ターニングポイント

この試合のターニングポイントは、2回終盤の左ストレートだった。ロドリゲスの腰が完全に落ちたことで、天心は攻勢に出る自信を持った。また、3回のダウンを奪った瞬間も、試合の決定的な場面であった。これにより、天心は初めて流れの中で相手を倒すKO(TKO)を経験した。

特に驚きなのは、ポジション取りである。この強打はセオリー通りではない特殊な打ち方をしている。本来であれば、サウスポーとオーソドックススタイルの試合においては、後ろ手(天心の場合は左ストレート)の攻撃は、足の位置が相手の前足の外側につくときに体重が乗った強いパンチを打つことが可能となる。しかし、このロドリゲスの腰を落とさせた左ストレートは、前足を相手の内側に入れ、腰の回転を利用して打ち出しているかなり特殊なストレート攻撃となっている。しかし、しっかりと身体の重さを利用して打てており、試合後も力まずに「スコーンと打てた」と本人はコメントしている。ここに今回の試合での那須川天心の進化を感じさせられた。アマチュアの経験がなく、なおかつ今回でやっとボクシング4戦目なのにも関わらず、完全にボクシングに順応しているどころか、応用までも完璧に身についている。既に非常にレベルの高いボクシングスキルを持っていることがうかがえたシーンだった。

スポンサーリンク

今後の動向

那須川天心は今回の勝利により、地域タイトル挑戦への道が開かれた。WBOアジア・パシフィックランキング1位、日本のスーパーバンタム級ランキング4位に位置しており、次戦でのタイトル挑戦の可能性が高まった。しかし、本人は「焦らず、着実に経験を積んでいきたい」と述べており、じっくりと成長を続ける意向を示している。帝拳ジムの本田明彦会長も「まだ経験が必要だが、彼のボクシングは世界で通用する」と評価しており、今後の世界挑戦に向けた準備を進めている。

スポンサーリンク

まとめ

那須川天心の4連勝となったジョナサン・ロドリゲス戦は、天心のボクシング転向後の成長を示す重要な試合だった。初めての10回戦でのTKO勝ちという結果は、彼の将来に向けた大きなステップとなった。今後の地域タイトル挑戦や、最終的な世界挑戦に向けて、さらに成長を続ける那須川天心に注目していきたい。彼の「宇宙人スタイル」がどのように進化し、世界の頂点に立つかを期待しよう。

スポンサーリンク

ボクシングをもっと見たい方はコチラ↓

WOWOWエキサイトマッチで楽しむ世界プロボクシングの視聴方法!

アマゾンプライムでボクシングを楽しむ方法!視聴手順を徹底解説

これまでの開催されたAmazonプライムライブボクシングは以下の通り。Amazonプライム会員になればいつでも何度でも視聴可能です。

プライム視聴リンク選手(試合記事)タイトル開催日開催地
Prime Video Presents Live Boxing 1G・ゴロフキン vs 村田諒太WBA・IBF・IBO世界ミドル級王座統一戦2022/4/9さいたまスーパーアリーナ
中谷潤人 vs 山内涼太WBO世界フライ級タイトルマッチ
吉野修一郎 vs 伊藤雅雪OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィックライト級タイトルマッチ
Prime Video Presents Live Boxing 2井上尚弥 vsN・ドネアWBA・IBF・WBC世界バンタム級王座統一戦2022/6/7さいたまスーパーアリーナ
平岡アンディ vs 赤岩俊日本スーパーライト級タイトルマッチ
井上拓真 vs 古橋岳也WBOアジアパシフィック・日本スーパーバンタム級王座統一戦
Prime Video Presents Live Boxing 3寺地拳四朗 vs 京口紘人WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦2022/11/1さいたまスーパーアリーナ
J・ゴンサレス vs 岩田翔吉WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
中谷潤人 vs F・ロドリゲススーパーフライ級10回戦
吉野修一郎 vs 中谷正義WBOアジアパシフィックライト級タイトルマッチ
Prime Video Presents Live Boxing 4寺地拳四朗 vs A・オラスクアガWBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ2023/4/8有明アリーナ
井上拓真 vs R・ソリスWBA世界バンタム級王座決定戦
那須川天心 vs 与那覇勇気スーパーバンタム級6回戦
佐々木尽 vs 小原佳太WBOアジアパシフィックウェルター級タイトルマッチ
阿部麗也 vs K・マルチネスIBF世界フェザー級挑戦者決定戦
Prime Video Presents Live Boxing 5寺地拳四朗 vs H・ブドラーWBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ2023/9/18有明アリーナ
那須川天心 vs L・グスマンスーパーバンタム級8回戦
中谷潤人 vs A・コルテスWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
A・オラスクアガ vs G・マグラモライトフライ級8回戦
Prime Video Presents Live Boxing 6寺地拳四朗 vs C・カニサレスWBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ2024/1/23大阪府立体育会館
L・ロブレス vs 那須川天心121ポンド契約8回戦
A・ダラキアン vs ユーリ阿久井WBA世界フライ級タイトルマッチ
辰吉寿以輝 vs 与那覇勇気54.5kg契約8回戦
Prime Video Presents Live Boxing 7井上拓真 vs J・アンカハスWBA世界バンタム級タイトルマッチ2024/2/24両国国技館
A・サンティアゴ vs 中谷潤人WBC世界バンタム級タイトルマッチ
田中恒成 vs C・バカセグアWBO世界スーパーフライ級王座決定戦
増田陸 vs J・スルタンバンタム級8回戦
Prime Video Presents Live Boxing 8井上尚弥 vs L・ネリWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ2024/5/6東京ドーム
J・モロニー vs 武居由樹WBO世界バンタム級タイトルマッチ
井上拓真 vs 石田匠WBA世界バンタム級タイトルマッチ
ユーリ阿久井政悟 vs 桑原拓WBA世界フライ級タイトルマッチ
T・J・ドヘニー vs B・バヨゴススーパーバンタム級8回戦
Prime Video Presents Live Boxing 9中谷潤人 vs V・アストロラビオWBC世界バンタム級タイトルマッチ2024/7/20両国国技館
那須川天心 vs J・ロドリゲス10回戦
加納陸 vs A・オラスクアガWBO世界フライ級王座決定戦
荒本一成 vs ナンディンエルデンスーパーミドル級6回戦

バンタム級主要選手
関連記事はコチラ↓

ジェイソン・マロニー選手の戦績と強さ分析

エマヌエル・ロドリゲス選手の戦績と強さ分析

井上拓真選手の戦績と強さ分析

中谷潤人選手の戦績と強さ分析

アレハンドロ・サンティアゴ選手の戦績と強さ分析

武居由樹選手の戦績と強さ分析

本記事は、以上になります。本サイトでは、他にも格闘技に関する記事をたくさんアップしています。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ他の記事もご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうご