Prime Video Presents Live Boxing 5
2023年9月18日(月・祝)、Prime Videoで配信された「Prime Video Presents Live Boxing 5」のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、中谷潤人とアルヒ・コルテスの試合が行われた。本記事では、この注目の一戦を詳細にレビューし、試合の全貌を振り返る。中谷潤人選手のWBO世界スーパーフライ級防衛戦、アルヒ・コルテス選手の挑戦に注目していこう。
両者データ比較
中谷潤人 | VS | アルヒ・コルテス |
1998年1月2日 | 生年月日 | 1994年12月8日 |
2015年4月26日 | デビュー | ? |
三重県東員町 | 出身地 | メキシコ |
172cm | 身長 | 159cm |
170cm | リーチ | 166cm |
左ボクサーファイター | タイプ | 右ボクサーファイター |
フライ級 (50.80キロ) スーパーフライ級 (52.16キロ) バンタム級 (53.52キロ) | 階級 | スーパーフライ級 (52.16キロ) |
16戦14勝2敗 | アマ戦績 | ? |
25戦25勝(19KO)無敗 | プロ戦績 | 30戦25勝(10KO)3敗2分 |
試合日程・概要
試合は2023年9月18日(月・祝)に開催された「Prime Video Presents Live Boxing 5」のイベントとして行われた。WBO世界スーパーフライ級タイトルを懸けた一戦で、試合は日本時間の夜にスタート。世界中のボクシングファンが注目する中で進行し、激しい戦いが繰り広げられた。
中谷潤人
中谷潤人選手は1998年1月2日に三重県東員町で生まれた。身長172cm、リーチ170cmの左ボクサーファイターで、フライ級とスーパーフライ級の2階級制覇を達成している。今回の試合ではWBO世界スーパーフライ級タイトルの防衛戦に挑む。日本ボクシング界でも注目される選手であり、世界的にもその実力を証明している。
アルヒ・コルテス
アルヒ・コルテス選手は1994年12月8日にメキシコで生まれた。身長159cm、リーチ166cmの右ボクサーファイターで、スーパーフライ級のチャンピオンとして知られる。メキシコの強打者として多くの試合で存在感を示してきた。今回、中谷選手のタイトルに挑む形となった。
ファイトスタイル
中谷潤人
中谷潤人選手のファイトスタイルは、リードジャブを駆使して距離をコントロールし、相手にプレッシャーをかけるタイプである。左ボクサーファイターとしての特性を活かし、巧妙な攻撃と防御で相手を圧倒するスタイルが特徴だ。
アルヒ・コルテス
一方、アルヒ・コルテス選手は右ボクサーファイターとして知られ、攻撃的なスタイルが特徴である。試合中は待ちの姿勢を取りつつも、相手の打ち終わりを狙って反撃する巧妙さを持ち合わせている。そのタフさと強打で多くの対戦相手を苦しめてきた。
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見どころ
この試合の最大の見どころは、中谷潤人選手の攻撃力と、アルヒ・コルテス選手の防御力の対決である。中谷選手のリードジャブやボディ攻撃に対するコルテス選手の耐久力とカウンター攻撃の巧妙さが、どのようにぶつかり合うのかが焦点だった。特に中谷選手の巧妙な攻撃とコルテス選手の耐久力の対比は、試合を通じて注目されるべきポイントであった。
試合結果
前半ラウンド
試合の序盤、中谷選手はフィジカルの差を見せつけ、右のリードジャブで優位に立った。一方のコルテス選手は、待ちの姿勢を取ることが多く、相手の打ち終わりを狙っていた。試合の流れが変わったのは5ラウンド目である。中谷選手が右ジャブから踏み込んで左ボディを打ち込むと、コルテス選手は1度目のダウンを喫し、マウスピースを吐き出すほどの強烈な攻撃だった。立ち上がったコルテス選手は、その後すぐに上下のコンビネーションで2度目のダウンを奪われた。
それでもコルテス選手は簡単には終わらなかった。ボディ攻撃を受けながらも、距離の取り方が巧妙で、中谷選手の攻撃の後には必ず反撃を見せるタフさを見せた。6ラウンド目には、中谷選手の打ち終わりを狙ったコルテス選手の右ストレートが中谷選手をふらつかせる場面もあった。
それにも関わらず、前半戦では中谷選手が2度のダウンを奪い、試合内容でもポイントでも圧倒的な優位を示していた。
後半ラウンド
7ラウンド目以降も中谷選手はリードジャブを駆使し、試合を優位に進めた。逆ワンツーも効果的で、外から内からの攻撃でコルテス選手の勢いを封じていた。9ラウンド目にはコルテス選手が攻撃姿勢に出た際、中谷選手がカウンターのボディを決めて3度目のダウンを奪った。コルテス選手は3度のダウンを受けながらも、反撃を続けるタフな姿勢を見せた。しかし、中谷選手は序盤から終盤にかけて積極的に攻め続け、試合を支配し続けた。12ラウンドが終了するまでその優勢を維持した。
結果
試合は中谷潤人選手の圧勝で終了した。結果は3-0で中谷選手の判定勝利であり、試合全体を通じて中谷選手が優勢に進めた。前半戦では、中谷選手のリードジャブとボディ攻撃が特に効果的で、コルテス選手は苦しい場面が多かった。後半戦も中谷選手の攻撃が途切れることなく続き、試合全体を支配した。最終的には3度のダウンを奪い、大差での判定勝利を収めた。非常にタフな相手に対しても、中谷選手はその優れたファイトで見事に勝利を手にした。
ターニングポイント
試合のターニングポイントは、5ラウンド目と9ラウンド目のダウンである。5ラウンド目には、中谷選手の右ジャブからのボディコンビネーションでコルテス選手が1度目のダウンを喫し、その後すぐに上下のコンビネーションで2度目のダウンを奪った。この時点で試合の流れが完全に中谷選手に傾いた。さらに9ラウンド目には、カウンターのボディ攻撃で3度目のダウンを奪い、試合を決定づけた。
今後の動向
中谷潤人選手はこの勝利により、スーパーフライ級でのタイトル保持を確定させ、次のステップへ進むことが期待される。彼のさらなる挑戦として、他の階級でのタイトルマッチや、世界中の強豪選手との対戦が考えられる。一方、コルテス選手は今回の敗北を受けて、再起をかけた試合が必要となるだろう。彼のタフさと実力を考えれば、今後の試合でのリベンジが期待される。
まとめ
中谷潤人選手とアルヒ・コルテス選手の試合は、非常にドラマティックな展開となった。中谷選手の圧倒的な攻撃力と精密な戦術が試合を支配し、3度のダウンを奪った勝利は圧巻であった。コルテス選手のタフさと粘り強さも際立ったが、中谷選手の実力がそれを上回った結果となった。次にどのような展開が待っているのか、ボクシングファンとしても楽しみな試合である。
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