本記事では、強打健在のヘビー級の強豪選手・デオンテイ・ワイルダー選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、ワイルダーのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
You keep talking with that nervous energy @Tyson_Fury and I’ll let my actions speak for themselves tomorrow night. 老✊ #TwoTime #BombZquad #FuryWilder3 pic.twitter.com/lzGMdTUDJI
— Deontay Wilder (@BronzeBomber) October 8, 2021
名前 | デオンテイ・ワイルダー |
生年月日 | 1985年10月22日 |
デビュー | 2008年11月15日 |
出身地 | タスカル―サ(アメリカ) |
身長 | 201cm |
リーチ | 211cm |
タイプ | 右ボクサー |
階級 | ヘビー級 (90.72キロ以上) |
実績 | オリンピック銅メダル(2008・北京) |
タイソンフューリーとの第3戦、ダウンを何度も奪われKO負け。この敗北があまりにも痛かった。引退するとまで言われたワイルダーだったが、1年間のブランクをあけリングに戻ってきた。
復帰戦の相手はロバートヘレニウスだったが、3分を持たせずに右の一撃で失神KO勝利。素晴らしい復活となった。今後もヘビー級を盛り上げてくれることに期待したい。
戦績
アマ戦績 35戦30勝5敗
プロ戦績 47戦43勝(42KO)3敗1分
世界戦戦績 13戦10勝(9KO)2敗1分
※2023年12月23日時点
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2008年11月15日 | 〇 | 2R 2:54 | TKO | イーサン・コックス | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
2 | 2009年3月6日 | 〇 | 1R 2:12 | TKO | シャノン・グレイ | アメリカ合衆国 | |
3 | 2009年3月14日 | 〇 | 2R 0:11 | TKO | リチャード・グリーン・ジュニア | アメリカ合衆国 | |
4 | 2009年4月24日 | 〇 | 1R 2:33 | KO | ジョセフ・ラボット | アメリカ合衆国 | |
5 | 2009年5月23日 | 〇 | 1R 0:55 | KO | チャールズ・ブラウン | アメリカ合衆国 | |
6 | 2009年6月26日 | 〇 | 1R 1:13 | KO | ケルシー・アーノルド | アメリカ合衆国 | |
7 | 2009年8月14日 | 〇 | 1R 1:30 | TKO | トラヴィス・アレン | アメリカ合衆国 | |
8 | 2009年11月28日 | 〇 | 1R 1:02 | KO | ジェリー・ヴォーン | アメリカ合衆国 | |
9 | 2010年4月2日 | 〇 | 1R 0:33 | KO | タイ・コブ | アメリカ合衆国 | |
10 | 2010年4月30日 | 〇 | 3R 1:23 | TKO | アルバロ・モラレス | メキシコ | |
11 | 2010年7月3日 | 〇 | 1R 終了 | TKO | ダスティン・ニコルズ | アメリカ合衆国 | |
12 | 2010年9月25日 | 〇 | 1R 1:04 | KO | シャノン・コードル | アメリカ合衆国 | |
13 | 2010年10月15日 | 〇 | 4R 1:09 | TKO | ハロルド・スコニアーズ | アメリカ合衆国 | |
14 | 2010年12月2日 | 〇 | 1R 1:48 | KO | ダニー・シーハン | アメリカ合衆国 | |
15 | 2011年2月19日 | 〇 | 2R 1:23 | TKO | デアンドレイ・アブロン | アメリカ合衆国 | |
16 | 2011年5月6日 | 〇 | 1R 2:03 | TKO | レジー・ペーニャ | アメリカ合衆国 | |
17 | 2011年6月18日 | 〇 | 2R 2:59 | KO | デイモン・リード | アメリカ合衆国 | |
18 | 2011年8月27日 | 〇 | 2R 2:02 | TKO | ドミニク・アレクサンダー | アメリカ合衆国 | |
19 | 2011年11月5日 | 〇 | 3R 2:55 | KO | ダニエル・コタ | メキシコ | |
20 | 2011年11月26日 | 〇 | 1R 1:17 | KO | デビット・ロング | アメリカ合衆国 | |
21 | 2012年2月25日 | 〇 | 4R 終了 | TKO | マーロン・へイズ | アメリカ合衆国 | |
22 | 2012年5月26日 | 〇 | 1R 0:26 | TKO | ジェシー・オルトマンズ | アメリカ合衆国 | |
23 | 2012年6月23日 | 〇 | 3R 終了 | TKO | オーウェン・ベック | ジャマイカ | |
24 | 2012年8月4日 | 〇 | 1R 2:10 | TKO | カートソン・マンスウェル | トリニダード・トバゴ | |
25 | 2012年9月8日 | 〇 | 2R 0:55 | KO | デイモン・マクリアリー | アメリカ合衆国 | |
26 | 2012年12月15日 | 〇 | 3R 0:51 | KO | ケルビン・プライス | アメリカ合衆国 | WBCアメリカ大陸ヘビー級王座決定戦 |
27 | 2013年1月19日 | 〇 | 2R 1:16 | TKO | マシュー・グリア | アメリカ合衆国 | |
28 | 2013年4月27日 | 〇 | 1R 1:10 | TKO | オードリー・ハリソン | イギリス | |
29 | 2013年8月9日 | 〇 | 1R 1:43 | KO | セルゲイ・リャコビッチ | ベラルーシ | WBCアメリカ大陸防衛1 |
30 | 2013年10月26日 | 〇 | 4R 1:26 | KO | ニコライ・フィルタ | アメリカ合衆国 | WBCアメリカ大陸防衛2 |
31 | 2014年3月15日 | 〇 | 1R 1:36 | KO | マリク・スコット | アメリカ合衆国 | |
32 | 2014年8月16日 | 〇 | 4R 終了 | TKO | ジェイソン・ガバーン | アメリカ合衆国 | |
33 | 2015年1月17日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | バーメイン・スタイバーン | カナダ | WBC世界ヘビー級タイトルマッチ |
34 | 2015年6月13日 | 〇 | 9R 1:03 | KO | エリック・モリーナ | アメリカ合衆国 | WBC防衛1 |
35 | 2015年9月26日 | 〇 | 11R 0:55 | TKO | ヨハン・デュオパ | フランス | WBC防衛2 |
36 | 2016年1月16日 | 〇 | 9R 2:24 | KO | アルツール・スピルカ | ポーランド | WBC防衛3 |
37 | 2016年7月16日 | 〇 | 8R 終了 | TKO | クリス・アレオーラ | アメリカ合衆国 | WBC防衛4 |
38 | 2017年2月25日 | 〇 | 5R 1:45 | TKO | ジェラルド・ワシントン | アメリカ合衆国 | WBC防衛5 |
39 | 2017年11月4日 | 〇 | 1R 2:59 | KO | バーメイン・スタイバーン | カナダ | WBC防衛6 |
40 | 2018年3月3日 | 〇 | 10R 2:05 | TKO | ルイス・オルティス | キューバ | WBC防衛7 |
41 | 2018年12月1日 | △ | 12R | 判定1-1 | タイソン・フューリー | イギリス | WBC防衛8 |
42 | 2019年5月18日 | 〇 | 1R 2:17 | KO | ドミニク・ブラゼール | アメリカ合衆国 | WBC防衛9 |
43 | 2019年11月23日 | 〇 | 7R 2:51 | KO | ルイス・オルティス | キューバ | WBC防衛10 |
44 | 2020年2月22日 | × | 7R 1:39 | TKO | タイソン・フューリー | イギリス | WBC陥落 |
45 | 2021年10月9日 | × | 11R 1:10 | KO | タイソン・フューリー | イギリス | WBC世界ヘビー級タイトルマッチ |
46 | 2022年10月15日 | 〇 | 1R 2:57 | KO | ロバート・ヘレニウス | フィンランド | |
47 | 2023年12月23日 | × | 12R | 判定0-3 | ジョセフ・パーカー | ニュージーランド | WBCインターナショナルヘビー級王座決定戦 WBOインターコンチネンタルヘビー級タイトルマッチ |
ファイトスタイル・能力
ワイルダーは、右オーソドックススタイルのボクサータイプだ。
200cm越えの大きな体格、長いリーチを活かした、いかにもヘビー級らしい恵まれたボクサーフィジカルである。客を魅了する派手なボクシング、迫力のある攻撃が凄まじい。ベテランになった今でもボクシングファンを楽しませてくれる期待の選手だ。
オフェンス
伸びる右ストレート、左フックが強力だ。長いリーチを活かし、ヒットするまで追いかけながらハンマーのようなパンチを振り回す。
もちろん威力は非常に高い。相手の脳を揺らし、失神、痙攣させたこともある程だ。脅威的な破壊力である。
彼のオフェンスは、雑に見えることもあるが、ワンツーや連打フックが非常にまとまっている。強引に倒しにかかることもあれば、スマートなワンツーで仕留めることもある。
ディフェンス
ディフェンスは主に両手ガードが主体だ。
テクニカルなディフェンスはあまりおこなわない印象だ。バックステップは距離が浅く、被弾が多い。ボディはもはやノーガードである。
フィジカル面からオフェンスには有利だがディフェンスには不利な体格である。
また、近距離になればすぐにクリンチをする。手足が長いため、インファイトには明らかに不向きである。
ヘビー級主要選手
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