本記事では、中谷潤人の次戦の相手・アレハンドロ・サンティアゴ選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、サンティアゴのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
壘SANTIAGO VS NAKATANI CONFIRMED
— NoSmokeBoxing (@NoSmokeBoxing) December 5, 2023
Alexandro Santiago will defend his WBC Bantamweight world title against former 2 weight world champion Junto Nakatani on February 24th in Tokyo, Japan.
It will be Nakatani’s first fight at 118lbs. pic.twitter.com/FrnrL7YxCN
名前 | アレハンドロ・サンティアゴ(Alexandro Santiago) |
生年月日 | 1996年2月7日 |
デビュー | 2012年12月21日 |
出身地 | メキシコ |
身長 | 159cm |
リーチ | 166cm |
タイプ | 右ボクサー |
階級 | バンタム級 |
実績 | WBC世界バンタム級王座獲得 |
7月30日(日本時間7月30日)に行われたWBC世界バンタム級王座決定戦にて、ノニト・ドネア(フィリピン)と対戦し、見事に判定3-0で勝利。これによりWBC世界王者となり、サンティアゴのキャリア初めての世界王者となった。
戦績
プロ戦績 36戦28勝(14KO)3敗5分
世界戦戦績 1戦1勝
※中谷潤人戦前の戦績
ファイトスタイル・能力
サンティアゴは右オーソドックススタイルのボクサータイプである。
身長やリーチには恵まれていないが、豊富なスタミナ、身体の強さを武器とするバランスの良いボクサーである。ノニトドネアからの勝利は、優秀さが故の結果と言えるだろう。巧みにいなす手数の多いアグレッシブな攻撃は、スピードが良く、当たり続ければ結果に大きく影響してくる彼の強みである。
オフェンス
アグレッシブな手数の多さが彼の武器である。1発の破壊力は乏しいが、豊富な手数によって相手を削っていくオフェンスを得意としている。
スピードのある速いワンツーを主体とし、ジャブによるペースメイク、丁寧な左アッパー、左ボディなど攻撃のバリュエーションが多い。
また、相手の入り際に合わせて打つカウンターも非常に良い。こちらも威力はあまりないが、プレッシャーをかけるという点でいえば有効的な攻撃となるだろう。
ディフェンス
アウトボクシングによるディフェンスが得意な選手だ。
打っては離れ、打っては離れを繰り返す。重心が前に乗りずらいため、威力がないことに繋がっているのだろうが、相手のカウンター攻撃への反応は非常に良くアウトボクシングの能力は素晴らしく高い。
ディフェンスは主にアウトボクシングのバックステップと両手ガードが主体となっている。
ノニトドネアとの死闘
序盤は、ドネアが間合いを詰める積極的なプレスが目立った。僅差ではあったがプレッシャーをかけるドネア優勢な立ち上がりだった。しかし、中盤ではサンティアゴの攻撃の手数が増え始め、徐々に追い上げる姿勢を見せていた。
序盤から中盤にかけては、五分五分の試合という感じだったが、後半7ラウンド以降には、その手数の差が顕著に現れた。カウンター狙いのドネアに対し、全く恐れることなくテンポの良い攻撃で攻め続けたサンティアゴが最後まで優勢的に試合を運んだ。
この試合に関しての勝敗の決め手は、攻撃の手数だ。
特に10ラウンドから、更にドネアの運動量やパワーの衰えからか手数が少なくなり、足を動かし手数を多くだし、攻撃してはバックステップとクリンチでドネアに攻めさせない。そんなサンティアゴのファイトスタイルが非常に良くハマった試合だった。
結果としては、試合を中盤から終盤にかけて支配したサンティアゴの判定勝ちという結末となった。点数は、115対113、116対112、116対112の3-0という結果だった。
バンタム級主要選手
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