本記事では、井岡一翔の次戦の相手・ホスベル・ペレス選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、ホスベル・ペレスのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
El boxeador Josber Pérez rumbo a Ucrania https://t.co/viCtQmPe6c pic.twitter.com/hH4QUHmrtm
— Diario Avance (@DiarioAvance) January 30, 2020
名前 | ホスベル・ペレス(josber perez) |
生年月日 | 1995年2月6日 |
デビュー | 2016年4月4日 |
出身地 | ベネズエラ |
身長 | 165cm |
リーチ | 165cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | フライ級 (50.80キロ) スーパーフライ級 (52.16キロ) |
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井岡一翔選手の戦績やファイトスタイル強さ分析
戦績
プロ戦績 23戦20勝(18KO)3敗
世界戦戦績 1戦1敗
※2023年9月15日時点
身体は細身だが、それを感じさせない程の高いパワーによってKOを量産しているパワーファイターである。
初の世界戦、アルテムダラキアンには敗北したものの、ペレスのその高い身体能力とバランスの良い攻守攻防には、ボクサーとしての優秀さを感じられた試合でもあった。
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2016年4月4日 | 〇 | KO | クリスティアン・アビラ | ベネズエラ | |
2 | 2016年6月14日 | 〇 | KO | アレクシス・アルバラド | ベネズエラ | |
3 | 2016年7月14日 | 〇 | KO | アレクシス・パントーハ | ベネズエラ | |
4 | 2016年8月18日 | × | TKO | カルロス・モレノ | ベネズエラ | |
5 | 2016年11月18日 | 〇 | 判定 | グレイマー・ベタンコート | ベネズエラ | |
6 | 2016年12月10日 | 〇 | KO | アレクサンダー・グアレクコ | ベネズエラ | |
7 | 2017年4月29日 | 〇 | KO | ビセンテ・ミラバル | ベネズエラ | |
8 | 2017年5月29日 | 〇 | TKO | ヨービス・ラモス | ベネズエラ | |
9 | 2017年7月15日 | 〇 | KO | ホセ・ルイス・バレラ | ベネズエラ | |
10 | 2017年10月19日 | 〇 | TKO | カルロス・デュラン | ベネズエラ | |
11 | 2017年11月17日 | 〇 | 判定 | ホセ・バリオス | ベネズエラ | |
12 | 2018年4月14日 | 〇 | TKO | ヨハン・フローレス | ベネズエラ | |
13 | 2018年6月16日 | 〇 | TKO | イスマエル・カイグア | ベネズエラ | |
14 | 2018年10月26日 | 〇 | TKO | ルイス・アルベルト・ | ベネズエラ | |
15 | 2018年12月19日 | 〇 | KO | ホセ・ガリシア | ベネズエラ | |
16 | 2019年2月16日 | 〇 | TKO | ホセ・グアイポ | ベネズエラ | |
17 | 2019年3月23日 | 〇 | TKO | ジャービス・ナレア | ベネズエラ | |
18 | 2019年7月6日 | × | 判定 | ロバー・バレラ | コロンビア | |
19 | 2019年12月13日 | 〇 | TKO | ドミンゴ・トヴァール | ベネズエラ | |
20 | 2020年2月8日 | × | 判定 | アルテム・ダラキアン | ウクライナ | WBA世界フライ級王座決定戦 |
21 | 2023年2月27日 | 〇 | KO | ジミー・ビバス | ベネズエラ | |
22 | 2023年6月24日 | 〇 | KO | ラファエル・ヘルナンデス | ベネズエラ | |
23 | 2023年9月15日 | 〇 | KO | ホセ・ファルファン | ベネズエラ | |
24 | 2023年12月31日 | 試合前 | 井岡一翔 | 日本 |
ファイトスタイル・能力

ペレスは右オーソドックススタイルのボクサーファイタータイプだ。
攻守攻防、非常にバランスの良いボクシングをおこなう。ディフェンスの反応速度は速く、また、高いKO率を誇るパワーファイターでもある。非常に基本に忠実な綺麗なボクシングをおこなう選手だ。
オフェンス
右の振り下ろし、右のスイング軌道のストレートが強力だ。思い切った踏み込みも合わさり、非常に伸びのある強力な攻撃となっている。
また、相手の攻撃の入り際に合わせるカウンター攻撃も素晴らしい。左アッパーや右ストレートと左右どちらでもカウンターを狙うことが可能。
ディフェンス
相手の攻撃に対しては、瞬時にバックステップで反応する。通常は両手ガードだが、時にフィリーシェルスタイルになることも見られる。
ダッキング・ウィービングの反応速度も速く、総合的に見てディフェンステクニックも申し分なく素晴らしい能力を持っている選手だ。
ダラキアン戦の敗因
無敗王者アルテム・ダラキアンとのタイトルマッチでペレスはなぜ負けてしまったのだろうか。
試合は終始、白熱した打ち合いだった。オフェンスの引き出しが両者ともに多く、バリュエーションの多さが最終的な判定の差になった試合でもあったのではないだろうか。
ダラキアンは、左の使い方が非常に上手い選手である。パワージャブ、左フックなどといったダラキアンの左に対しペレスは対応ができておらず、ダラキアンの多彩な左に翻弄されていた。
また、この試合でペレスは、前に詰めることを意識していたようだが、ダラキアンはインボクシングには応じず常にリング中央に戻ってバックステップが可能な範囲に足を動かし、距離間を支配していた。
ペレスが距離を詰めても、ダラキアンの得意なクリンチワークでインボクシングを封じられ、完全にダラキアンの得意なボクシングの形にハマってしまったのが敗因となったのだろう。
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