本記事では、アメリカのボクシング専門誌「The Ring」に収録されているボクシング・バンタム級 (53.52キロ)の認定王座及びランキングTOP3の選手を紹介します。
The Ring誌 ランキングとは
「The Ring」では、リング誌編集委員会や各国のボクシング記者、ランキング諮問委員会等のボクシング各界の著名人によって選考をおこない、毎月独自に各階級およびパウンド・フォー・パウンド(世界10位まで)の選手をランク付けした順位を発表している。
ランクは3つの要素によって決定される。
① 結果
最も明白で客観的な基準であり、ほかのすべての基準よりも優先される。
② パフォーマンス
ボクサーが勝敗の中でどのようなパフォーマンスを見せたか。支配率や圧倒的なシチュエーションなど、試合内容によって評価される。
③ 実績
ボクサーの最近の実績はランキングの順位を決める要因になる。倒してきた対戦相手のランクや質なども評価に含まれる。
ボクシングランキング階級別記事一覧 | |
全階級PFP | ライト級 |
ミニマム級 | スーパーライト級 |
ライトフライ級 | ウェルター級 |
フライ級 | スーパーウェルター級 |
スーパーフライ級 | ミドル級 |
バンタム級 | スーパーミドル級 |
スーパーバンタム級 | ライトヘビー級 |
フェザー級 | クルーザー級 |
スーパーフェザー級 | ヘビー級 |
The Ring誌 認定タイトルとは
「The Ring」では、ボクシング専門誌独自の認定王座を定めている。認定王座とは、各階級の「真の王者」を認定するタイトルベルトである。
The Ring誌タイトル認定条件
The Ring制定ランキングの同階級1位と2位が対戦すること。
1位と2位の対戦が実現せず、1位が3位と対戦する場合、編集部が3位のファイターが王座にふさわしいと判断した場合、その勝者にベルトが与えられる。
バンタム級 (53.52キロ)
認定王座 空位
バンタム級の認定王座は、現在空位である。
1位 中谷潤人
渡米前日本でのラスト練習でした🥊
— 中谷潤人 JUNTO NAKATANI (@BoxerJunto) March 28, 2023
ロサンゼルスでしっかり仕上げて、
ラスベガスへ、気合い入れて頑張ります
感謝!感謝!
📸@filmedbytsu #boxing #boxer #japan #losangels #lasvegas #mgmgrand #juntonakatani#wbo #champion pic.twitter.com/IhX5m023OB
名前 | 中谷潤人 |
生年月日 | 1998年1月2日 |
デビュー | 2015年4月26日 |
出身地 | 三重県東員町 |
身長 | 172cm |
リーチ | 170cm |
タイプ | 左ボクサーファイター |
階級 | フライ級 (50.80キロ) スーパーフライ級 (52.16キロ) バンタム級 (53.52キロ) |
実績 | 世界3階級制覇 |
戦績
アマ戦績 16戦14勝2敗
プロ戦績 27戦27勝(20KO)無敗
世界戦戦績 7戦7勝(6KO)無敗
※2024年2月24日時点
ファイトスタイル・能力
中谷は、サウスポースタイルのボクサーファイタータイプ。
技巧派でありながらも、KOできる速攻攻撃も可能とする、まさに超万能型の選手だ。また、軽量階級の中で身長・リーチ共、かなり大きくフィジカルに恵まれた選手でもある。
長い手足を活かしたアウトボクシングスタイルは、同階級の選手の中で非常に有効的な戦法となる。そして、多彩な攻撃が可能であり、中でもアッパーカットが非常に強力である。長いリーチを活かしたアウトボクシングからのアッパーカット、インボクシングの間合いからの両手のアッパーカットなど、どちらの距離間でも、とてつもなく上手くアッパー攻撃を当てることができる。普通のボクサーではあまり見られない、様々な角度からアッパーカットを打つことができるため、彼の特徴的な攻撃の1つだといえるのではないだろうか。
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2位 ジェイソン・マロニー
HAPPY NEW YEAR!
— Jason Moloney (@JasonMoloney1) January 1, 2024
2023 was the year I achieved my lifelong dream of becoming World Champion 🏆
Determined to make 2024 BIGGER and BETTER! pic.twitter.com/MW4eddogTa
名前 | ジェイソン・マロニー(Jason Moloney) |
生年月日 | 1991年1月10日 |
デビュー | 2014年8月15日 |
出身地 | オーストラリア |
身長 | 165cm |
リーチ | 165cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | バンタム級 (53.52キロ) |
戦績
プロ戦績 29戦27勝(19KO)2敗
世界戦戦績 4戦2勝2敗
※2024年1月13日時点
ファイトスタイル・能力
マロニーは、右オーソドックススタイルのボクサーファイタータイプである。
縦横への激しいゆさぶり、クリンチワークや出入りの多いステップを使って相手をコントロールするテクニックタイプだ。パワーはやや劣る印象だが、それをカバーできるほどの高い技術力を持つ選手である。
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3位 エマヌエル・ロドリゲス
El pouster de mi proxima pelea 😀💪 pic.twitter.com/DBnrIjJL7I
— Manny Rodríguez (@ERodriguezManny) August 6, 2015
名前 | エマヌエル・ロドリゲス・バスケス |
生年月日 | 1992年8月8日 |
デビュー | 2012年6月1日 |
出身地 | マナティ(プエルトリコ) |
身長 | 168cm |
リーチ | 169cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | バンタム級 (53.52キロ) |
戦績
アマ戦績 182戦171勝11敗
プロ戦績 25戦22勝(13KO)2敗
1無効試合
世界戦戦績 5戦3勝2敗
※2023年8月12日時点
ファイトスタイル・能力
エマヌエル・ロドリゲスは、ボクサーファイタータイプのオーソドックススタイルだ。
総合力の高いボクサーである。攻守ともにバランスが非常に良く、どのパンチもそれなりのパワーがある。敗北はしたものの、井上尚弥との対戦でも1ラウンド目は非常にいい間合いの差し合いをしていた。非常にテクニック、パワーともに高い能力を秘めている選手だ。
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全階級PFP | ライト級 |
ミニマム級 | スーパーライト級 |
ライトフライ級 | ウェルター級 |
フライ級 | スーパーウェルター級 |
スーパーフライ級 | ミドル級 |
バンタム級 | スーパーミドル級 |
スーパーバンタム級 | ライトヘビー級 |
フェザー級 | クルーザー級 |
スーパーフェザー級 | ヘビー級 |
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