井上尚弥 VS ルイス・ネリ 試合結果【絶対王者の意地】

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本記事では、2024年5月7日におこなわれた一戦、スーパーバンタム級主要4団体統一戦、王者・井上尚弥 VS 挑戦者 ルイス・ネリの試合について、試合結果をレビューをしていきます。この試合は井上尚弥にとって4団体統一王者としての初防衛戦であり、勝てば日本人としても初めての快挙となる一戦でした。

両者データ比較

井上尚弥VSルイス・ネリ
1993年4月10日生年月日1994年12月12日
2012年10月2日デビュー2012年5月5日
神奈川県座間市出身地メキシコ
165cm身長165cm
170cmリーチ165cm
右ボクサーファイタータイプ左ファイター
ライトフライ級 (48.97キロ)
スーパーフライ級 (52.16キロ)
バンタム級 (53.52キロ)
スーパーバンタム級 (55.34キロ)
階級バンタム級 (53.52キロ)
スーパーバンタム級 (55.34キロ)
81戦75勝(48KO)6敗アマ戦績9戦9勝無敗
26戦26勝(23KO)無敗プロ戦績36戦35勝(27KO)1敗
21戦21勝(19KO)無敗世界戦績3戦2勝(1KO)1敗
※試合前データ

両選手の詳しい記事はコチラ↓

井上尚弥の戦績と強さ分析

ルイス・ネリの戦績と強さ分析

井上尚弥のファイトスタイル

井上尚弥はボクサーファイター、右オーソドックススタイルだ。

スピード、パワー、テクニックの全てが超一流な上に空間支配能力が高く、時には冷静に、時には予想外の派手な攻撃もできるボクサー。

オフェンスのバリエーションが多くあり、キレのあるコンビネーションパンチや高速カウンターが非常に魅力的だ。特に左フック、左ボディは世界№1と言えるだろう。

また、ディフェンステクニックも、相当高い。

スウェーバックや高速バックステップ。太ももの筋力が優れており、そのボクシングに特価した体つきは、井上尚弥選手の努力の賜物だと言える。

スウェーバックや高速バックステップ。太ももの筋力が優れており、ステップの幅が大きくとてつもない速さだ。ボクシングに特価した体つきは、井上尚弥の努力の賜物であるのだろう。

ルイス・ネリのファイトスタイル

ルイス・ネリは、ファイタータイプのサウスポースタイルだ。

スピードがある訳ではないが、馬力とタイミングで器用に倒すテクニックを持つパワーファイターだ。日本に凱旋した際、当時の日本ボクシング界を支えていた山中慎介からKOを奪うといった強い印象を付けていることから、その択一された高性能なオフェンステクニックやパワーは印象に残っているファンが多いのではないだろうか。

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見どころ

4階級制覇の実績を持つ4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥が、元世界2階級制覇王者のネリと対戦します。井上は安定した強さを見せており、世界的な評価も非常に高いです。一方のネリも実力派で、特に連打の速さや攻撃型のスタイルが特徴的であり、実績は申し分ない実力者です。また、ネリは以前、山中慎介との2度の世界戦でルールを守れず日本のボクシングファンを敵に回した経緯があり、その因縁も注目されています

。試合は初回の攻防がポイントで、井上の左ボディブローや左フック、ネリの左右フックやアッパーに注目が集まります。会場が東京ドームという大舞台での戦いになることも興味深いです。

試合結果

試合は第1ラウンドで井上がダウンを喫しましたが、第2ラウンドでダウンを奪い返すと、第5ラウンドにはロープを背負いながら再びネリをダウンさせました。そして、続く第6ラウンドにもネリをコーナーに追い込んだ後、右のパンチで3回目のダウンを奪い、ネリが立ち上がれずに試合が終了しました。

この勝利により、井上は4団体統一チャンピオンとして初めての防衛に成功しました。なお、東京ドームでの世界タイトルマッチは、1990年にマイク・タイソンが敗れた試合以来、34年ぶりのことでした。

採点結果

1ラウンド

1回は井上尚弥が8点、ルイス・ネリが10点となりました。開始わずか18秒で井上が右フックを放ち、会場を沸かせますが、ネリもワンツーで応戦しました。その後、1分49秒過ぎにネリの左フックカウンターが井上をとらえダウンを奪います。井上は立ち上がり、防戦一進で初回を終了します。

このダウンは井上尚弥の生涯初のダウンとなりました。モンスターが倒れる姿には相当驚いた方も多いのではないでしょうか。

2ラウンド

2回は井上尚弥が10点、ルイス・ネリが8点となりました。井上はジャブを突き、ペースをつかみ直していきます。ネリは飛び込んできたところを左でダウンを奪われ、井上が劣勢から盛り返しました。

3ラウンド

3回は井上尚弥が10点、ルイス・ネリが9点となりました。井上は相手のジャブをさばきながら右を振り続けます。ネリはスリップもありつつ、井上の攻撃に慎重になります。

4ラウンド

4回は井上尚弥が10点、ルイス・ネリが9点となりました。井上はワンツーを軸に攻め、ネリの攻撃をかわしながら組み立てていきます。

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5ラウンド

5回は井上尚弥が10点、ルイス・ネリが8点となりました。井上はトレーナーの指示通り、冷静に戦い、ネリに左ジャブを打ち続けます。残り40秒で井上がネリの入り際を上手く狙い、2度目のダウンを奪いました。ネリの強引さがスキを生み、井上尚弥のショートレンジの左フックが顔面をとらえました。

6ラウンド

6回は井上尚弥が前に出続け、ネリを後退させます。2分過ぎには連打で押し込み、最後は右アッパーをテンプルに利かせ、さらに右ストレートでネリを仕留め、6回TKO勝利を収めました。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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