本記事では、アメリカのボクシング専門誌「The Ring」に収録されているボクシング・スーパーウェルター級 (69.85キロ)の認定王座及びランキングTOP3の選手を紹介します。
The Ring誌 ランキングとは
「The Ring」では、リング誌編集委員会や各国のボクシング記者、ランキング諮問委員会等のボクシング各界の著名人によって選考をおこない、毎月独自に各階級およびパウンド・フォー・パウンド(世界10位まで)の選手をランク付けした順位を発表している。
ランクは3つの要素によって決定される。
① 結果
最も明白で客観的な基準であり、ほかのすべての基準よりも優先される。
② パフォーマンス
ボクサーが勝敗の中でどのようなパフォーマンスを見せたか。支配率や圧倒的なシチュエーションなど、試合内容によって評価される。
③ 実績
ボクサーの最近の実績はランキングの順位を決める要因になる。倒してきた対戦相手のランクや質なども評価に含まれる。
ボクシングランキング階級別記事一覧 | |
全階級PFP | ライト級 |
ミニマム級 | スーパーライト級 |
ライトフライ級 | ウェルター級 |
フライ級 | スーパーウェルター級 |
スーパーフライ級 | ミドル級 |
バンタム級 | スーパーミドル級 |
スーパーバンタム級 | ライトヘビー級 |
フェザー級 | クルーザー級 |
スーパーフェザー級 | ヘビー級 |
The Ring誌 認定タイトルとは
「The Ring」では、ボクシング専門誌独自の認定王座を定めている。認定王座とは、各階級の「真の王者」を認定するタイトルベルトである。
The Ring誌タイトル認定条件
The Ring制定ランキングの同階級1位と2位が対戦すること。
1位と2位の対戦が実現せず、1位が3位と対戦する場合、編集部が3位のファイターが王座にふさわしいと判断した場合、その勝者にベルトが与えられる。
スーパーウェルター級 (69.85キロ)
認定王座 ジャーメル・チャーロ
HAPPY SUNDAY. pic.twitter.com/Rj6b9G9kt4
— JERMELL CHARLO (@TwinCharlo) April 15, 2018
名前 | ジャーメル・チャーロ |
生年月日 | 1990年5月19日 |
出身地 | リッチモンド(アメリカ) |
身長 | 180cm |
リーチ | 185cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | スーパーウェルター級 (69.85キロ) |
実績 | 主要4団体統一(スーパーウェルター級) |
戦績
アマ戦績 64戦56勝8敗
プロ戦績 38戦35勝(19KO)2敗1分
世界戦戦績 10戦7勝(6KO)2敗1分
※2023年9月30日時点
ファイトスタイル・能力
相手をよく観察しながら、上体を上下に振り、的を絞らせないモーションを入れつつ、その中からフック攻撃を打ったりすることも可能。また、攻撃力に関してトップレベルの実力があり、左右どちらの攻撃でも相手を沈められるパワーを持っているパワーファイターだ。
ディフェンスにおいてはテクニカルな要素は見られないが、的を絞らせない上下左右への動きを12ラウンド常に行えるため、豊富な運動量を持つ選手である。的を絞らせないディフェンシブなモーションと攻撃の手数が絶妙なバランスで相手にマッチすると、彼の独壇場の試合展開となるのではないか。
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1位 ティム・チュー
Tim Tszyu refuses to walk back criticism of other fighters, says they lack the drive to match it with him: WBO junior middleweight champion Tim Tszyu 24-0 (17) has doubled down on comments he previously made calling many… https://t.co/Rd4r6SgGEN #boxing #boxingnews #boxingheads pic.twitter.com/3njtYKcVNE
— Ringnews24 🥊 (@ringnews24) February 14, 2024
名前 | ティム・チュー(Tim Tszyu) |
生年月日 | 1994年11月2日 |
デビュー | 2016年12月17日 |
出身地 | オーストラリア |
身長 | 174cm |
リーチ | 183cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | スーパーウェルター級 (69.85キロ) |
戦績
アマ戦績 34戦33勝1敗
プロ戦績 24戦24勝(17KO)無敗
世界戦戦績 3戦3勝(2KO)無敗
※2023年10月14日時点
ファイトスタイル・能力
ティムチューは右オーソドックススタイルのボクサーファイタータイプである。
オーストラリア初の親子世界王者。親父であるコンスタンチン・チューの人気をそのまま受け継いだ超人気ボクサーだ。ファンが多い理由は、父が要因となっているだけではなく、しっかりとした実力、負けない優秀さも兼ね備えているためだろう。これまでの試合では欠点が感じられる要素が見つからないほど圧倒的な内容の試合がほとんどだ。今後、戦う相手のレベルが上がってくるため、どこまでハイレベルな対応ができるのか非常に注目である。
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2位 ブライアン・メンドーサ
Brian Mendoza presented with WBC Interim Belt in Mexico by @wbcmoro https://t.co/00ExL0MXVy pic.twitter.com/UVWnYAaVoa
— World Boxing Council (@WBCBoxing) May 10, 2023
名前 | ブライアン・メンドーサ(Brian Mendoza) |
生年月日 | 1994年2月13日 |
デビュー | ? |
出身地 | アメリカ合衆国 |
身長 | 178cm |
リーチ | 178cm |
タイプ | 右ファイター |
階級 | スーパーウェルター級 (69.85キロ) |
戦績
プロ戦績 25戦22勝(16KO)3敗
世界戦戦績 2戦1勝(1KO)1敗
※2023年10月14日時点
ファイトスタイル・能力
ブライアン・メンドーサは、右オーソドックススタイルのファイタータイプだ。
高いKO率を誇るアグレッシブなパワーファイターだ。特に印象深かったのは、負け無しの超人気ボクサーであるセバスチャン・フンドラを右フック一撃で沈めた試合である。まさにどんでん返しの逆転KO勝利の素晴らしいファイトとなった。
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3位 セバスチャン・フンドラ
TIME TO WORK 🔥🔥🔥#FundoraSquad #ToweringInferno pic.twitter.com/emTgKCBaaK
— Sebastian Fundora (@SebastianFundo1) April 8, 2023
名前 | セバスチャン・フンドラ(Sebastian Fundora) |
生年月日 | 1997年12月28日 |
デビュー | 2016年9月24日 |
出身地 | アメリカ合衆国 |
身長 | 197cm |
リーチ | 203cm |
タイプ | 左ボクサーファイター |
階級 | スーパーウェルター級 (69.85キロ) |
戦績
プロ戦績 22戦20勝(13KO)1敗1分
世界戦戦績 3戦2勝(1KO)1敗
※2023年4月8日時点
ファイトスタイル・能力
セバスチャンフンドラは、サウスポースタイルのボクサーファイタータイプである。
規格外の身長・リーチを武器としている。この中量階級では非常に稀な197cmの身長とまさに驚異的な数値だ。その有利なフィジカルを持ちながら、中間距離のインファイトにおいて、パワーの高い攻撃も打てる、まさに規格外の選手である。
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ボクシングランキング階級別記事一覧 | |
全階級PFP | ライト級 |
ミニマム級 | スーパーライト級 |
ライトフライ級 | ウェルター級 |
フライ級 | スーパーウェルター級 |
スーパーフライ級 | ミドル級 |
バンタム級 | スーパーミドル級 |
スーパーバンタム級 | ライトヘビー級 |
フェザー級 | クルーザー級 |
スーパーフェザー級 | ヘビー級 |
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