本記事では、アメリカのボクシング専門誌「The Ring」に収録されているボクシング・スーパーバンタム級 (55.34キロ)の認定王座及びランキングTOP3の選手を紹介します。
The Ring誌 ランキングとは
「The Ring」では、リング誌編集委員会や各国のボクシング記者、ランキング諮問委員会等のボクシング各界の著名人によって選考をおこない、毎月独自に各階級およびパウンド・フォー・パウンド(世界10位まで)の選手をランク付けした順位を発表している。
ランクは3つの要素によって決定される。
① 結果
最も明白で客観的な基準であり、ほかのすべての基準よりも優先される。
② パフォーマンス
ボクサーが勝敗の中でどのようなパフォーマンスを見せたか。支配率や圧倒的なシチュエーションなど、試合内容によって評価される。
③ 実績
ボクサーの最近の実績はランキングの順位を決める要因になる。倒してきた対戦相手のランクや質なども評価に含まれる。
ボクシングランキング階級別記事一覧 | |
全階級PFP | ライト級 |
ミニマム級 | スーパーライト級 |
ライトフライ級 | ウェルター級 |
フライ級 | スーパーウェルター級 |
スーパーフライ級 | ミドル級 |
バンタム級 | スーパーミドル級 |
スーパーバンタム級 | ライトヘビー級 |
フェザー級 | クルーザー級 |
スーパーフェザー級 | ヘビー級 |
The Ring誌 認定タイトルとは
「The Ring」では、ボクシング専門誌独自の認定王座を定めている。認定王座とは、各階級の「真の王者」を認定するタイトルベルトである。
The Ring誌タイトル認定条件
The Ring制定ランキングの同階級1位と2位が対戦すること。
1位と2位の対戦が実現せず、1位が3位と対戦する場合、編集部が3位のファイターが王座にふさわしいと判断した場合、その勝者にベルトが与えられる。
スーパーバンタム級 (55.34キロ)
認定王座 井上尚弥
ニ階級四団体制覇やりました👑👑👑👑
— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) December 26, 2023
今年も皆さんにもの凄い景色を見させていただきました!!
四本のベルトを巻いてリングから見る景色は最高でした、、
応援ありがとうございました✌🏻#井上尚弥 pic.twitter.com/YZtre1mkEc
名前 | 井上尚弥 |
生年月日 | 1993年4月10日 |
出身地 | 神奈川県座間市 |
身長 | 165cm |
リーチ | 170cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | ライトフライ級 (48.97キロ) スーパーフライ級 (52.16キロ) バンタム級 (53.52キロ) スーパーバンタム級 (55.34キロ) |
実績 | 世界4階級制覇 主要4団体統一(バンタム級) 主要4団体統一(スーパーバンタム級) |
戦績
アマ戦績 81戦75勝(48KO)6敗
プロ戦績 26戦26勝(23KO)無敗
世界戦戦績 21戦21勝(19KO)無敗
※2023年12月26日時点
ファイトスタイル・能力
井上尚弥はボクサーファイター、右オーソドックススタイルだ。
パワー、戦略、オフェンステクニック、ディフェンステクニック、スピードなどほぼ全ての能力において、減点する部分がない。既に完璧に仕上がっている。
唯一の懸念点は、タフさ。尚弥はあまりにも強すぎるため、実践で大ダメージを受けたことがほとんどない。直近の試合でも唯一大きなダメージを受けたのはノニト・ドネア1のフックのみだ。今後、階級を上げていけば相手の体つきも大きくなり、タフな試合になる可能性も高くなってくるため注意が必要だ。
詳しい記事はコチラ↓
1位 スティーブン・フルトン
Primer poster del año 🥊#InoueFulton 🔥
— JCG Designs (@jcg_designs) January 4, 2023
🇯🇵🇺🇸
Quién ganaría?#boxeo #boxing #naoyainoue #stephenfulton pic.twitter.com/r6V8bSPqeW
名前 | スティーブン・フルトン |
生年月日 | 1994年7月17日 |
デビュー | 2014年10月4日 |
出身地 | フィラデルフィア(アメリカ ) |
身長 | 169cm |
リーチ | 179cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | スーパーバンタム級 (55.34キロ) |
実績 | 主要2団体統一(スーパーバンタム級) |
戦績
アマ戦績 90戦75勝15敗
プロ戦績 22戦21勝(8KO)1敗
世界戦戦績 4戦3勝1敗
※2023年7月25日時点
ファイトスタイル・能力
フルトンは、右オーソドックススタイルのボクサーファイタータイプだ。
どの地点から戦力を俯瞰してみても、とてもまとまっている綺麗なボクシングを展開する。アウトボクシングから展開するスピードの速いジャブやワンツーを基調とし、インファイトではディフェンス能力が非常に高い選手だ。
強いパンチを狙い一発で倒すのではなく、技巧派スタイルで相手の体力を徐々に奪っていくような試合をするのが非常に得意な選手なのではないだろうか。
詳しい記事はコチラ↓
2位 マーロン・タパレス
四団体王座統一戦まで3週間を切りました!
— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) December 6, 2023
ボクシングに絶対はない。
だからこそ追求する。
お楽しみに!!#Inoue_Tapales#四団体王座統一戦#Lemino pic.twitter.com/m2jvOjKdzP
名前 | マーロン・タパレス |
生年月日 | 1992年3月23日 |
デビュー | 2008年7月18日 |
出身地 | トゥボッド(フィリピン) |
身長 | 163cm |
リーチ | 165cm |
タイプ | 左ボクサーファイター |
階級 | バンタム級 (53.52キロ) スーパーバンタム級 (55.34キロ) |
実績 | 世界2階級制覇 主要2団体統一(スーパーバンタム級) |
戦績
プロ戦績 41戦37勝(19KO)4敗
世界戦戦績 4戦2勝(1KO)2敗
※2023年12月26日時点
ファイトスタイル・能力
タパレスはボクサーファイタータイプのサウスポースタイルだ。
好戦的な面を持ちつつ、一発の速攻もある。徐々に牽制し、相手の出方をうかがうような冷静なペースメイクも可能。総合的にみて、オフェンス・ディフェンスの両面でバランスの取れた選手である。
小柄ながら相手の間合いに入り込むことができる思い切りの良いメンタルと伸びのある左ストレート、強力なパワーなど、高いボクシングテクニックを持っているボクサーである。
詳しい記事はコチラ↓
3位 ムロジョン・アフマダリエフ
Murodjon Akhmadaliev becomes sole WBA super bantamweight champion
— WBA Boxing (@WBABoxing) December 2, 2021
Link 📰: https://t.co/lsoCoZYGRe pic.twitter.com/FOa6Fwc7h4
名前 | ムロジョン・アフマダリエフ |
生年月日 | 1994年11月2日 |
デビュー | 2018年3月10日 |
出身地 | チュスト(ウズベキスタン) |
身長 | 166cm |
リーチ | 173cm |
タイプ | 左ファイター |
階級 | スーパーバンタム級 (55.34キロ) |
実績 | 主要2団体統一(スーパーバンタム級) |
戦績
アマ戦績 320戦300勝20敗
プロ戦績 12戦11勝(8KO)1敗
世界戦戦績 5戦4勝(2KO)1敗
※2023年4月10日時点
ファイトスタイル・能力
アフマダリエフは、サウスポースタイルのファイタータイプだ。ウズベキスタンのボクサーの特徴として多い腕力タイプのボクサーである。
フットワーク・パワー・テクニックを中心に非常にバランスが良く、この3つの組み合わせによって多彩な戦い方を可能とする選手だ。
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ボクシングランキング階級別記事一覧 | |
全階級PFP | ライト級 |
ミニマム級 | スーパーライト級 |
ライトフライ級 | ウェルター級 |
フライ級 | スーパーウェルター級 |
スーパーフライ級 | ミドル級 |
バンタム級 | スーパーミドル級 |
スーパーバンタム級 | ライトヘビー級 |
フェザー級 | クルーザー級 |
スーパーフェザー級 | ヘビー級 |
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