エイドリアン・クリエル選手の戦績と強さ分析【ボクサー紹介】

ボクサー強さ解説
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本記事では、ライトフライ級・評価急上昇のメキシカンホープ・エイドリアン・クリエル選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、エイドリアン・クリエルのその強さについて解説していきます。

よろしくお願いします。

プロフィール

名前エイドリアン・クリエル(Adrian Curiel)
生年月日1999年1月12日
デビュー2016年3月18日
出身地メキシコ
身長163cm
リーチ?cm
タイプ右ボクサーファイター
階級ライトフライ級 (48.97キロ)

2023年11月4日、IBF世界ライトフライ級王者シベナティ・ノンティンガに挑戦し、2回1分9秒、強烈な右ストレートカウンターによって一撃で沈め、KO勝ちを収めた。この勝利によってキャリア初の王座獲得に成功した。

2024年2月16日、敗れたノンティンガの希望が通り、前IBF世界ライトフライ級王者のシベナティ・ノンティンガと初防衛戦でダイレクトリマッチを予定している。

現在は、IBF世界ライトフライ級王者である。

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戦績

プロ戦績  29戦24勝(6KO)4敗1分
世界戦戦績 1戦1勝(1KO)無
※2023年11月4日時点

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ファイトスタイル・能力

クリエルはサウスポースタイルのボクサーファイタータイプである。

既に多くのキャリアを積み重ねているが、1999年生まれであり、まだまだ若い。KOは少なく、黒星は少し多い、そのため若干マイナスな印象が目立つ戦績ではあるが、シベナティ・ノンティンガを一撃で沈め王座を獲得し、評価は一気に急上昇した。

オフェンス

クリエルのボクシングからは非常にアグレッシブさが感じられる。前傾姿勢を保ちつつ、ジャブでプレッシャーをかけながら攻めこむ隙を伺う。

ストレート系からコンビネーションを組み立てることが多い。近距離ではフック攻撃、離れた距離ではオーバーハンドの左ストレートを強振する。

フック攻撃のモーションが大きいため、動きを読まれショートカウンターを狙われることもあるが、強打を当てれば流れを一気に変えることができる有効なオフェンス能力を秘めている。

ディフェンス

クリエルのディフェンスには多くの穴がある印象だ。基本は両手ガードでディフェンスをおこなう。

バックステップの反応速度がやや遅く、さらにクリエルの前傾姿勢の構えも相まって、かわすためのステップやスウェーのモーションに遅れが生じる。

またフックやアッパーのモーションが大きく、ショートカウンターを狙われることもしばしばみられる。無名選手との試合をみても、被弾が目立っているため、ディフェンスの精度は悪い印象である。

スタミナ

立ち上がりのステップワークは非常に素晴らしいが、ラウンドを重ねる毎に分かりやすく減速する。ガードが下がり、攻撃のキレの良さも徐々になくなっていく。

それに加え、ラウンド後半には、ステップワークのディフェンスの精度が下がり、明らかに被弾が増える。早いラウンドで決着させることができれば良いが、そこまでKO数は多くないため、総合的にみて、スタミナの不足はクリエルにとって致命的な欠点と言えるだろう。

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