本記事では、スーパーバンタム級の強豪選手・ムロジョン・アフマダリエフ選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、ムロジョン・アフマダリエフのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
Murodjon Akhmadaliev becomes sole WBA super bantamweight champion
— WBA Boxing (@WBABoxing) December 2, 2021
Link 📰: https://t.co/lsoCoZYGRe pic.twitter.com/FOa6Fwc7h4
名前 | ムロジョン・アフマダリエフ |
生年月日 | 1994年11月2日 |
デビュー | 2018年3月10日 |
出身地 | チュスト(ウズベキスタン) |
身長 | 166cm |
リーチ | 173cm |
タイプ | 左ファイター |
階級 | スーパーバンタム級 (55.34キロ) |
実績 | 主要2団体統一(スーパーバンタム級) |
スーパーバンタム級の上位ランカーであり、あの世界最速の3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコにプロデビュー前から注目されていた選手でもある。
身長はスーパーバンタム級の中では小柄なのだが、体が厚く強固な身体を持つファイターだ。いずれは、井上尚弥とも対戦するのではないかと思われる超有名ボクサー。直近の試合でマーロンタパレスに敗れ、現在は無冠となっている。
戦績
アマ戦績 320戦300勝20敗
プロ戦績 12戦11勝(8KO)1敗
世界戦戦績 5戦4勝(2KO)1敗
※2023年4月10日時点
プロになってから最近まで負けなしの最強ボクサーと言われていたが、先日行われたマーロンタパレス戦で僅差の判定負けとなり初黒星となった。
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試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2018年3月10日 | 〇 | 1R 1:02 | TKO | ダビッド・パズ | アルゼンチン | プロデビュー戦 |
2 | 2018年4月21日 | 〇 | 4R 1:09 | TKO | カルロス・スアレス | アルゼンチン | |
3 | 2018年7月14日 | 〇 | 6R | 判定3-0 | ルイス・モリーナ | アルゼンチン | |
4 | 2018年8月23日 | 〇 | 1R 1:20 | KO | ラモン・コントレラス | チリ | WBAインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座決定戦 |
5 | 2018年11月24日 | 〇 | 9R 1:17 | TKO | イサック・ザラテ | アメリカ合衆国 | WBAインターコンチネンタル防衛1 |
6 | 2019年4月26日 | 〇 | 3R 2:51 | KO | カルロス・カールソン | メキシコ | |
7 | 2019年9月13日 | 〇 | 4R 1:56 | TKO | ウィルナー・ソト | コロンビア | |
8 | 2020年1月30日 | 〇 | 12R | 判定2-1 | ダニエル・ローマン | アメリカ合衆国 | WBA・IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ |
9 | 2021年4月3日 | 〇 | 5R 1:30 | TKO | 岩佐亮佑(セレス) | 日本 | WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦 WBA防衛1・IBF防衛1 |
10 | 2021年11月19日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ホセ・ベラスケス | アメリカ合衆国 | WBA防衛2・IBF防衛2 |
11 | 2022年6月25日 | 〇 | 12R 2:06 | TKO | ロニー・リオス | アメリカ合衆国 | WBA防衛3・IBF防衛3 |
12 | 2023年4月8日 | × | 12R | 判定1-2 | マーロン・タパレス | フィリピン | WBA・IBF王座陥落 |
ファイトスタイル
アフマダリエフは、サウスポースタイルのファイタータイプだ。ウズベキスタンのボクサーの特徴として多い腕力タイプのボクサーである。
フットワーク・パワー・テクニックを中心に非常にバランスが良く、この3つの組み合わせによって多彩な戦い方を可能とする選手だ。
オフェンス
アフマダリエフは、ウズベキスタン人特有のそのパワーに加え、巧さと良い意味で荒っぽさの両方を持つファイターでもある。
左ジャブ、左ボディジャブ、左ストレートを休みなく打ち相手へ圧力をかけ続け、相手によってはアウトボクシングを展開することもあり、戦い方のレパートリーが多くボクシングIQが非常に高い選手だといえる。
パンチの威力に関しても超一流。武器の一つとしては、重いジャブがある。彼と対戦した相手は、「バランスが崩れるほど重いジャブだった」というコメントを残している選手もいるほどだ。
また、相手を追い込んだ時に変則的な角度からオーバーハンドの威力のあるパンチを打つこともあり、こちらも非常に特徴的な彼らしい攻撃である。フックとストレートの間のようなスイングのパンチを打つのだが、これが当たれば一発KOもあり得るほどパワーに特化している。
フットワーク
また、アフマダリエフは、あのマイケルジャクソンの名前にも掛けて「M.J」という異名を持っている。
この理由は、試合の中で非常に速いフットワークを使い相手を翻弄するからだ。
攻防のテンポが速く、相手のしたいボクシングを一切させないステップワークが非常に魅力的なポイント。
スーパーバンタム級主要選手
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