本記事では、復活を遂げたハイレベルボクサー、エマヌエル・ロドリゲス選手についてご紹介します。彼の戦績やファイトスタイル、そして特徴に迫り、エマヌエル・ロドリゲスの強さの秘密を解説していきます。彼がどのようにして再びリングに立ち、どのような戦い方で観衆を魅了するのか、その魅力を存分にお伝えします。それでは、ロドリゲスのボクシングキャリアに迫っていきましょう。
よろしくお願いします。
プロフィール
El pouster de mi proxima pelea 😀💪 pic.twitter.com/DBnrIjJL7I
— Manny Rodríguez (@ERodriguezManny) August 6, 2015
名前 | エマヌエル・ロドリゲス |
生年月日 | 1992年8月8日 |
デビュー | 2012年6月1日 |
出身地 | マナティ(プエルトリコ) |
身長 | 168cm |
リーチ | 169cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | バンタム級 (53.52キロ) |
戦績
アマ戦績 182戦171勝11敗
プロ戦績 26戦22勝(13KO)3敗
1無効試合
世界戦戦績 6戦3勝3敗
※2024年5月4日時点
2019年に行われたWBSSの準決勝で、ロドリゲスはボクシング界のモンスター、井上尚弥と対戦した。1ラウンド目では、あのモンスターに何度か攻撃をヒットさせ健闘したものの、2ラウンド目にはカウンターフックやボディ攻撃で圧倒され、TKO負けを喫し、これが初黒星となった。
その試合以降、ロドリゲスには不運が続いた。WBC暫定王座決定戦でのレイマート・ガバリョとの試合では、まさかの2連敗を喫した。その後、当時無敗だったゲイリー・アントニオ・ラッセルと2試合行い、どちらもバッティングによる試合続行不能となった。2戦目は判定で勝利したものの、印象の良くない結果となってしまった。
しかし、ロドリゲスの復活は見えてきた。2023年8月に行われたメルビン・ロペスとのIBF世界バンタム級王座決定戦では、ロドリゲスらしいハイテクなボクシングを展開し、大差で判定勝利を収めた。
2024年5月4日、ロドリゲスはエディオンアリーナ大阪第一競技場でIBF世界バンタム級タイトルマッチに臨んだ。対戦相手はIBF世界同級1位の指名挑戦者、西田凌佑であった。試合はかなりの接戦となり、4回にロドリゲスは西田からダウンを奪われた。中盤には少し追い上げを見せたものの、西田の猛攻に押し返され、最終的には12回0-3(112-115×2、110-117)の判定で敗北し、王座から陥落した。復活の兆しが見えたのもつかの間、井上尚弥・ガバリョに次ぐ、キャリア3度目の黒星であった。
関連記事はコチラ↓
エマヌエル・ロドリゲス vs 西田凌佑 試合結果【世界を震撼させた若き挑戦者】
ファイトスタイル・能力
エマヌエル・ロドリゲスは、ボクサーファイタータイプのオーソドックススタイルだ。
総合力の高いボクサーである。攻守ともにバランスが非常に良く、どのパンチもそれなりのパワーがある。敗北はしたものの、井上尚弥との対戦でも1ラウンド目は非常にいい間合いの差し合いをしていた。非常にテクニック、パワーともに高い能力を秘めている選手だ。
オフェンス
ロドリゲスは安定感のある戦い方が特徴で、堅実でありながらも速攻カウンターを放つ地力のある思い切った攻撃が強みのボクサーである。特に、スキを見て飛ばしてくる右カウンターは非常に強力で、相手の呼吸に合わせるかのような絶妙なタイミングで攻撃を当てる。
また、ジャブで距離を調整しながら徐々に近づき、飛び込んだ右ストレートを打つというアグレッシブな攻撃も可能で、その動きは非常に速い。総合的に見て、ロドリゲスは堅実で安定感のあるオフェンステクニックを持っている。
ディフェンス
ロドリゲスは決してディフェンシブなボクシングをするわけではないが、防御テクニックは非常に高い。中間距離からスウェーやバックステップといったしなやかな動きを駆使する。
しかし、井上尚弥との対戦では、得意な中間距離を潰され、近距離からの離れ際のフックやインボクシングからのボディなど、近い距離での攻防を狙われた。井上尚弥が強すぎるために負けたとも言えるが、近距離でのディフェンスには少し穴があるのかもしれない。
バンタム級主要選手
関連記事はコチラ↓
本記事は、以上になります。本サイトでは、他にも格闘技に関する記事をたくさんアップしています。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ他の記事もご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。