強豪だらけのボクシングライト級!果たして最強は誰なのか【主要選手紹介】

ボクシング特集
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本記事では、ボクシング界で多くの強豪選手が集結している激戦区ライト級について、主要選手の戦績やファイトスタイルなど紹介し、現在のライト級の戦力図について解説していきます。

よろしくお願いします。

ボクシングライト級の体重

ライト級の体重(kg)は、58.97~61.23kgになります。

ボクシングは現在、17階級に分かれており、ライト級は9番目に軽く、ちょうど真ん中の階級にあたります。

早速ここからは、ライト級戦線の最強4選手をご紹介していきます。

№1 デビン・ヘイニー

プロフィール

名前デビン・ヘイニー
生年月日1998年11月17日
出身地サンフランシスコ(アメリカ)
身長173cm
リーチ180cm
タイプ右ボクサーファイター
階級ライト級 (61.23キロ)
実績主要4団体統一(ライト級)

現在は、WBAスーパー・WBC・WBO・IBFの世界主要4団体統一王者です。この4団体統一という記録は、ライト級では初であり、男性ボクシング史上8人目の快挙でした。

より詳しい記事はコチラ↓
デビン・ヘイニー選手の戦績と強さ分析

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ヘイニー・戦績

アマ戦績  146戦138勝8敗
プロ戦績  30戦30勝(15KO)無敗
世界戦戦績 8戦8勝(1KO)無敗

※2023年5月20日時点

強さ分析・ファイトスタイル

デビンヘイニー選手は、ボクサーファイタータイプの右オーソドックススタイルです。

アウトボクシングとインファイトの両方のスタイルを可能とする選手ではありますが、基本的には、相手の懐に入らず、中間距離から遠い距離のアウトボクシングを得意とする選手です。

オフェンス

フィジカルに非常に恵まれており、リーチの長さを活かした遠い距離でのジャブやストレートがとても強力です。しかし、一発の威力はあまりなく、的確に当ててポイントアウトしていくような戦い方をします。

アグレッシブな姿勢は感じられず、常に冷静に相手を見ながら、スキを見てボディストレートや距離を取るためのフック攻撃など巧みな戦術を多く持ち、なおかつ、無駄な動きのない綺麗なボクシングをします。

ディフェンス

彼のボクシングは、ディフェンステクニックが中心となります。

常に冷静に相手の出方をうかがいながら、速いステップワークで距離を保ちます。相手の攻撃に対するディフェンステクニックは非常に高く、間違いなくライト級で一番のディフェンステクニックを持っています。高速バックステップやメイウェザーのようなL字ガード、高速ウィービングなど、多彩なディフェンスをおこなうことができます。

リング中央では、ステップワークで外し、ロープ際では、押し出すようなジャブで相手を下げさせるか、インファイトをしかけパンチをもらわないようにクリンチをします。

また、接近戦で相手の視界を左手で遮り、見えない角度からアッパーやボディを狙うというようなシンプルなディフェンスから非常にテクニカルな攻撃に繋げることもあります。

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№2 ガーボンタ・デービス

プロフィール

参照:By WikiWikiSkylar – Own work, CC BY-SA 4.0,
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=85212842
名前ガーボンタ・デービス
生年月日1994年11月7日
出身地ボルティモア(アメリカ
身長166cm
リーチ171cm
タイプ左ボクサーファイター
階級スーパーフェザー級 (58.97キロ)
ライト級 (61.23キロ)
スーパーライト級 (63.50キロ)
実績世界3階級制覇

現在は、WBA世界ライト級レギュラー王者です。

より詳しい記事はコチラ↓
ガーボンタ・デービス選手の戦績と強さ分析

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デービス・戦績

アマ戦績  221戦206勝15敗
プロ戦績  29戦29勝(27KO)無敗
世界戦戦績 12戦12勝(11KO)
※2023年4月22日時点

強さ分析・ファイトスタイル

ガーボンタデービス選手は、左のボクサーファイターです。

対戦者の動きを読み、攻撃や防御のスキを瞬時に見極めタイミングをズラしたパンチを打ち込み相手を圧倒してしまいます

オフェンス

爆発的な攻撃力を兼ね備えつつも、試合中は冷静に相手をよく観察しパンチを丁寧に見切ります

ノーモーションからの飛びついたストレートや相手の踏み込みに合わせたカウンター攻撃、角度のついた左アッパー、スイング軌道の右フックなど、戦術が多彩であり、非常に美しいボクシングをする選手です。

ディフェンス

攻撃も超一流ですが、守備も非常に素晴らしいテクニックを持っています。試合の中でかなり近い距離をキープしていることもあるのですが、スウェーやダッキングなど他の選手よりも勘が鋭くスピードが速いです。

しかし、彼のファイトスタイルは判定決着には適していません。理由は、戦い方の丁寧さが故に、手数が少なくなりがちだからです。これまでの試合は、KO勝利ばかりなので観ていて本当に面白いのですが、今後、強豪と戦い、もし判定決着となってしまった場合には、手数の差で敗北してしまう恐れがあると思います。

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№3 ワシル・ロマチェンコ

プロフィール

参照:By KuRaG – Own work, CC BY-SA 1.0,
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=22217928
名前ワシル・ロマチェンコ
生年月日1988年2月17日
出身地ドニストロフスキー(ウクライナ)
身長170cm
リーチ166cm
タイプ左ボクサーファイター
階級フェザー級 (57.15キロ)
スーパーフェザー級 (58.97キロ)
ライト級 (61.23キロ)
実績世界3階級制覇
主要3団体統一(ライト級)

現在は無冠ですが、かつては元WBO世界フェザー級王者、元WBO世界スーパーフェザー級王者、元WBAスーパー・WBC・WBO世界ライト級3団体統一王者という華々しい成績を残している選手です。

より詳しい記事はコチラ↓
ワシル・ロマチェンコ選手の戦績と強さ分析

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ロマチェンコ・戦績

アマ戦績  398戦396勝1敗1分
プロ戦績  20戦17勝(11KO)3敗
世界戦戦績 16戦13勝(9KO)3敗
※2023年5月20日時点

強さ分析・ファイトスタイル

ロマチェンコ選手は左ボクサーファイターのサウスポースタイルです。

ボクシング界のハイテクマシーンと言われており、その技術力の高さはトップレベルです。

オフェンス

相手の視界から消えてしまう程の左右への大きなステップワークからフック、ストレート、アッパーなど四方八方から攻撃を打つことができる非常にテクニシャンな選手です。

インファイトでは、至近距離からも瞬時にスペースを作り、イレギュラーな角度の攻撃を打つことができます。

ディフェンス

彼の強みとして、とにかくパンチをもらわないテクニックを持っています。

スウェー、ブロック、ダッキング、ガードとどれも一級品です。

数ラウンド重ね相手の動きを見切るようになると、攻撃を全て交し、逆に自分の攻撃は高い命中率でヒットするようになっていきます。

そんなことを可能にしてしまうのがロマチェンコのボクシングです。

ロマチェンコ選手に支配された相手は八方塞がりになります。

自分の攻撃は当たらないのに、ロマチェンコの攻撃は全て当たる訳ですから、相手は戦意喪失し棄権する選手すらいるほどです。(海外では、相手が棄権することをロマチェンコ勝ちと言われていたそうです。)

今は、全盛期よりも少しキレは無くなりましたが、また調整し試合を重ねていけば、また、あの最強のロマチェンコ選手の姿を観れると期待しています。

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№4 シャクール・スティーブンソン

プロフィール

名前シャクール・スティーブンソン
生年月日1997年6月28日
出身地ニューアーク(アメリカ)
身長170cm
リーチ173cm
タイプ左ボクサー
階級フェザー級 (57.15キロ)
スーパーフェザー級 (58.97キロ)
ライト級 (61.23キロ)
実績世界2階級制覇
主要2団体統一(スーパーフェザー級)

順調にスターダムを駆け上がってきたスティーブンソン選手でしたが、思わぬ形で失速することとなりました。世界王者として初めて故郷に凱旋したロブソン・コンセイサン選手との試合で体重超過を犯し、王座を失いました。その試合では快勝しましたが、現在は無冠となっています。

より詳しい記事はコチラ↓
シャクール・スティーブンソン選手の戦績と強さ分析

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スティーブンソン・戦績

アマ戦績  140戦122勝18敗
プロ戦績  20戦20勝(10KO)無敗
世界戦戦績 4戦4勝(1KO)無敗

※2023年4月8日時点

強さ分析・ファイトスタイル

スティーブンソン選手は、サウスポースタイルのアウトボクシング型のボクサーです。

オフェンス

アウトボクシングを得意とし、常に間合いを空けた状態からストレート系を軸に攻撃を行います。右ジャブ、右フックから常に間合いをコントロールします。

彼の最も優れた強みとしては、両手ハンドスピードが非常に速い点です。

左の攻撃のバリュエーションが多くあり、ショートストレート、フック、アッパーカットなど様々な角度から散らして攻撃を打ちます。中でも左のショートパンチは強力で、ノーモーションから突然打つこともあります。

しかし彼には一発で沈めるほどのパワーはそこまでありません。ハンドスピードの速い攻撃を散らして打ち、ポイントを重ね、優勢勝ちを狙いに行くようなファイトを得意としているテクニカルな選手だと思われます。

ディフェンス

バックステップ、スウェー、ダッキングなどディフェンステクニックが非常に高いです。

集中を切らさず、常に相手の動きを観察しながら、パンチをもらわない冷静なペースメイクが可能な選手です。

ボクシングファンの私が選ぶ世界ライト級ランキング

順位選手名プロ戦績
1位ガーボンタ・デービス29戦29勝
(27KO)無敗
2位デビン・ヘイニー30戦30勝
(15KO)無敗
3位ワシル・ロマチェンコ20戦17勝
(11KO)3敗
4位シャクール・スティーブンソン20戦20勝
(10KO)無敗

本記事は、以上になります。本サイトでは、他にも格闘技に関する記事をたくさんアップしています。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ他の記事もご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。