2024年6月29日、ボクシングファンが待ちに待った一戦がついに行われた。この日、現地時間で土曜日、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチが開催された。対戦カードはファン・フランシスコ・エストラーダ対ジェシー・バム・ロドリゲス。エストラーダはこの階級で長年君臨してきたメキシカンレジェンド。一方、ロドリゲスは若手のホープとして注目を集めている。
エストラーダはこれまで10年以上にわたり軽量級戦線を引っ張ってきた。シーサケットやロマゴンといった強豪選手たちとの戦いでもその実力を示してきた。そして、この試合で彼の王座防衛を図る。一方のロドリゲスは、24歳という若さでありながら、すでにフライ級の強豪たちを次々と撃破してきた。今回のタイトルマッチは、ロドリゲスが真の王者となるための大きな試練であった。
両者データ比較
😤 THE PASSING OF THE TORCH
— EverythingBoxing (@EverythingBoxi2) June 24, 2024
🔥 Rising star Jesse Rodriguez clashes with the legendary Juan Francisco Estrada on Saturday.
📈 A win for Bam would see him move up several spots P4P. Estrada, though, will be looking to prove that he's still one of the very best.
😮💨 WHAT A FIGHT.. pic.twitter.com/YL7AOeUBCA
ファン・フランシスコ・エストラーダ | VS | ジェシー・ロドリゲス |
1990年4月14日 | 生年月日 | 2000年1月20日 |
2008年8月30日 | デビュー | 2017年3月10日 |
プエルトペニャスコ(メキシコ) | 出身地 | テキサス州(アメリカ合衆国) |
163cm | 身長 | 164cm |
168cm | リーチ | 170cm |
右ボクサーファイター | タイプ | 左ボクサーファイター |
フライ級 (50.80キロ) スーパーフライ級 (52.16キロ) | 階級 | フライ級 (50.80キロ) スーパーフライ級 (52.16キロ) |
98戦94勝4敗 | アマ戦績 | 90戦77勝13敗 |
47戦44勝(28KO)3敗 | プロ戦績 | 19戦19勝(12KO)無敗 |
13戦11勝(6KO)2敗 | 世界戦績 | 5戦5勝(2KO)無敗 |
ファンフランシスコ・エストラーダ
ファンフランシスコ・エストラーダは1990年4月14日生まれの34歳。メキシコ・ソノラ州出身で、身長163cm、リーチは168cm。エストラーダはキャリアの中で数々のタイトルを獲得し、特にスーパーフライ級ではその名を知られているレジェンドだ。
ジェシー・ロドリゲス
ジェシー・ロドリゲスは2000年1月20日生まれの24歳。彼はアメリカ・テキサス州サンアントニオ出身で、プロボクシングキャリアは2017年にスタート。身長164cm、リーチは170cmで、サウスポースタンスを持つロドリゲスはその年齢にも関わらず、既に世界チャンピオンのタイトルを手にしている若き天才ボクサーだ。
ファイトスタイル
ファンフランシスコ・エストラーダ
エストラーダはその経験に基づいた巧妙な戦術で知られる。彼は相手の動きを読み、適切なタイミングでカウンターを仕掛ける能力が優れている。長いキャリアの中で多くの強敵と戦ってきた経験が彼の戦術の幅を広げている。
ジェシー・ロドリゲス
ロドリゲスのファイトスタイルは非常に攻撃的でありながらもテクニカルだ。サイドステップとアングルの多彩さを駆使し、相手の動きを封じ込める。彼のスピードとパワー、そして距離感とポジショニングにおける優れた感覚は驚異的だ。
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見どころ
今回のWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは、若き挑戦者ジェシー・ロドリゲスと、長年軽量級をリードしてきたメキシカンレジェンド、ファンフランシスコ・エストラーダの一戦だ。この試合は、過去10年間軽量級戦線のトップに君臨してきたエストラーダが、若き才能ロドリゲスにどのように立ち向かうかが最大の見どころだった。
試合結果
BAM FOLDS ESTRADA WITH A BODY SHOT AND IT'S OVER IN 7 🤯🤯🤯🤯 @DAZNBoxing #EstradaBam pic.twitter.com/JgZPK1FoyU
— Matchroom Boxing (@MatchroomBoxing) June 30, 2024
試合はジェシー・ロドリゲスの7ラウンドKO勝利に終わった。エストラーダは最後に強烈なボディショットで悶絶し、ロドリゲスの強さを見せつけられた。過去に井上尚弥選手やバーナード・ホプキンスに倒された時を彷彿とさせる壮絶なシーンだった。
ターニングポイント
試合のターニングポイントは第4ラウンドだった。ロドリゲスがエストラーダの頭を狙ったアッパーカットを見事にヒットさせ、エストラーダをダウンさせたシーンだ。このダウンがエストラーダの体力と戦意を大きく削り、その後の試合展開に大きな影響を与えた。
今後の動向
ロドリゲスの次戦については、再戦条項を持つエストラーダとの再戦が予想される。試合後のインタビューでもエストラーダは再戦の意向を示しており、秋頃に再戦が行われる可能性が高い。しかし、エストラーダがアウトボクシングを試みると語っているが、再戦でもロドリゲスが有利と見る声が多い。
ロドリゲス自身も井岡一翔選手やマルティネスとの対戦に興味を示しており、特に井岡選手との対戦は日本国内でも大きな注目を集めることだろう。
エストラーダにとっては、再戦でのリベンジを果たすことが大きな目標となるだろう。彼のキャリアの中で過去の敗北を全てリベンジしてきた実績から、今回の再戦も大きな期待が寄せられている。
まとめ
この試合は、若き挑戦者ロドリゲスの圧倒的なパフォーマンスが光った一戦だった。エストラーダの経験と技巧も見せ場が多く、非常に見応えのある試合だった。次戦の展開にも期待が高まる中、ファンは引き続き彼らの動向を注視していくだろう。
スーパーフライ級主要選手
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