ボクシングファンの皆さん、こんにちは。今回は、現在ボクシング界で注目を集めているウズベキスタン出身のファイター、イズライル・マドリモフについて紹介していく。彼のプロフィールから戦績、そしてファイトスタイルについて詳しく見ていこう。
プロフィール
نزال قوي في لوس أنجلوس ضمن #RiyadhSeasonCard 🔥
— TURKI ALALSHIKH (@Turki_alalshikh) July 2, 2024
سيتواجه بطلا الملاكمة كروفورد ومادريموف يوم 3 أغسطس في ملعب BMO 🥊
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名前 | イズライル・マドリモフ |
生年月日 | 1995年2月16日 |
デビュー | 2018年11月24日 |
出身地 | ウズベキスタン |
身長 | 174cm |
リーチ | 174cm |
タイプ | 右ファイター |
階級 | スーパーウェルター級 (69.85キロ) |
イズライル・マドリモフは、ウズベキスタン出身のプロボクサーであり、アマチュア時代から数々のタイトルを獲得し、プロデビュー後もその実力を発揮し続けている。彼はプロ転向直後から注目を浴び、その多才なボクシングスキルでファンを魅了している。
プロデビューしていきなり一戦目で10回戦のタイトル戦を行うという特別待遇を受けた。その試合もしっかりとTKOで勝利し、プロ1戦目にして、いきなりWBAインターコンチネンタルスーパーウェルター級タイトルを獲得した。まさに逸材である。
戦績
アマ戦績 370戦350勝20敗
プロ戦績 12戦10勝(7KO)1敗1分
世界戦戦績 2戦1勝(1KO)1敗
※2024年8月3日時点
イズライル・マドリモフはプロデビュー以来、一度も負けたことがない。その勝利の大半がKO勝ちであることからも、彼の強力なパンチ力が伺える。特に注目すべきは、2018年のプロデビューからわずか11戦目で世界タイトルを獲得している点だ。
2024年3月8日、サウジアラビアのリヤドにあるキングダム・アリーナで開催されたアンソニー・ジョシュア対フランシス・ガヌーの前座試合で、WBA世界スーパーウェルター級王座決定戦に臨んだ。マドリモフはWBA世界同級2位のマゴメド・クルバノフと対戦し、5回2分20秒でTKO勝利を収め、見事に王座を獲得した。わずかな試合で、この層の厚いスーパーウェルター級の世界タイトルを獲得したのは素晴らしい記録である。
強豪クロフォードと善戦
2024年8月3日、カリフォルニア州ロサンゼルスのBMOスタジアムで開催された「リヤド・シーズン」の米国初進出興行のメインイベントで、イスラエル・マドリモフはテレンス・クロフォードとWBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチおよびWBO世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦で対戦した。この試合は、マドリモフにとってわずか12戦目という若いキャリアで挑む一大決戦だった。
マドリモフは試合を通じて持ち前のスキルと闘志を発揮し、強豪クロフォードを相手に予想以上の健闘を見せた。試合結果は12回3-0(116-112、2者が115-113)の判定でクロフォードの勝利となったが、マドリモフはクロフォードの直近11戦連続KO記録を阻止し、最後まで粘り強く戦い抜いた。
この試合でマドリモフはキャリア初黒星を喫したが、そのパフォーマンスで世間の評価を大いに高めた。彼の持つポテンシャルと才能が存分に発揮され、観客や専門家たちを魅了したのだ。もし彼がもっと経験を積んでからクロフォードと対戦していれば、結果は違ったかもしれない。わずか12戦目でこれほどのパフォーマンスを見せたことから、再びチャンピオンになる可能性が高いことを強く示した。
試合記事はコチラ↓
イズラエル・マドリモフ vs テレンス・クロフォード 試合結果【新たな伝説の幕開け】
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2018年11月24日 | 〇 | 6R 1:24 | TKO | ウラジミール・エルナンデス | メキシコ | プロデビュー戦 WBAインターコンチネンタルスーパーウェルター級王座決定戦 |
2 | 2019年3月9日 | 〇 | 2R 1:56 | KO | フランク・ロハス | ベネズエラ | WBAインターコンチネンタル防衛1 |
3 | 2019年6月8日 | 〇 | 6R 0:49 | TKO | ノルベルト・ゴンサレス | メキシコ | |
4 | 2019年10月5日 | 〇 | 5R 2:36 | TKO | アレハンドロ・バレラ | メキシコ | WBAインターコンチネンタル防衛2 |
5 | 2020年2月29日 | 〇 | 6R 2:24 | TKO | チャルリエ・ナバーロ | ベネズエラ | WBAインターコンチネンタル防衛3 |
6 | 2020年8月15日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | エリック・ウォーカー | アメリカ合衆国 | |
7 | 2021年4月3日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | エマニー・カロンボ | コンゴ共和国 | |
8 | 2021年12月17日 | 〇 | 9R 3:00 | TKO | ミシェル・ソロ | ドイツ | |
9 | 2022年7月9日 | △ | 3R 0:05 | 負傷引分 | ミシェル・ソロ | ドイツ | |
10 | 2023年4月8日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | ラファエル・イグボクウェ | アメリカ合衆国 | |
11 | 2024年3月8日 | 〇 | 5R 2:20 | TKO | マゴメド・クルバノフ | ロシア | WBA世界スーパーウェルター級王座決定戦 |
12 | 2024年8月3日 | × | 12R | 判定0-3 | テレンス・クロフォード | アメリカ合衆国 | WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ WBO世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦 |
マドリモフの主な試合実績としては、2018年のプロデビュー戦でいきなり10回戦に挑み勝利したことが挙げられる。また、1戦目でWBAインターコンチネンタルタイトルを獲得し、その後も数々の強豪選手に勝利している。特に、タフなコンテンダーであるアレハンドロ・バレラにTKO勝利した試合は、多くのファンに彼の実力を示すものとなった。
ファイトスタイル・能力
彼のファイトスタイルは、非常にテクニカルな要素が強い。圧倒的な一撃で相手を仕留めるパワーこそ感じられないものの、対戦相手のスタイルに応じて巧みに対応し、チャンスが来た時には連打を浴びせてKOを奪うという特徴がある。その戦術は緻密で、試合の流れを読み取りながら常に最適な動きを選択する能力に優れている。また、スタミナも豊富であり、8ラウンド以降の終盤になっても勢いが衰えることなく、常に相手にプレッシャーを与え続けることができる。そのため、試合を通して高いパフォーマンスを維持し、最後まで攻めの姿勢を崩さない。
オフェンス
攻撃において、マドリモフは非常にアグレッシブで積極的だ。彼のパンチはパワフルで、特に右のオーバーハンドは一撃で相手を倒す力を持っている。さらに、左右の構えをスイッチしながら攻撃することで、相手のディフェンスを崩し、隙を突いて連打を浴びせる。その上、彼のハンドスピードは非常に速く、的中率の高いラッシュで相手を追い込む魅力がある。彼のアグレッシブなスタイルは、観客を魅了し、対戦相手を圧倒する。
ディフェンス
防御に関しては、マドリモフはまだ若干の改善の余地がある。彼の攻撃的なスタイルが影響して、ディフェンスが疎かになることがある。しかし、彼のステップワークとフィジカルの強さが、これをカバーすることが多い。彼は相手の攻撃をかわしつつ、自らの攻撃に転じることが得意であり、そのスピードと反応速度は非常に高い。
スーパーウェルター級主要選手
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