イズライル・マドリモフ選手の戦績と強さ分析【ボクサー紹介】

ボクサー強さ解説
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ボクシングファンの皆さん、こんにちは。今回は、現在ボクシング界で注目を集めているウズベキスタン出身のファイター、イズライル・マドリモフについて紹介していく。彼のプロフィールから戦績、そしてファイトスタイルについて詳しく見ていこう。

プロフィール

名前イズライル・マドリモフ
生年月日1995年2月16日
デビュー2018年11月24日
出身地ウズベキスタン
身長174cm
リーチ174cm
タイプ右ファイター
階級スーパーウェルター級 (69.85キロ)

イズライル・マドリモフは、ウズベキスタン出身のプロボクサーであり、アマチュア時代から数々のタイトルを獲得し、プロデビュー後もその実力を発揮し続けている。彼はプロ転向直後から注目を浴び、その多才なボクシングスキルでファンを魅了している。

プロデビューしていきなり一戦目で10回戦のタイトル戦を行うという特別待遇を受けた。その試合もしっかりとTKOで勝利し、プロ1戦目にして、いきなりWBAインターコンチネンタルスーパーウェルター級タイトルを獲得した。まさに逸材である。

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戦績

アマ戦績  370戦350勝20敗
プロ戦績  12戦10勝(7KO)1敗1分
世界戦戦績 2戦1勝(1KO)1敗
※2024年8月3日時点

イズライル・マドリモフはプロデビュー以来、一度も負けたことがない。その勝利の大半がKO勝ちであることからも、彼の強力なパンチ力が伺える。特に注目すべきは、2018年のプロデビューからわずか11戦目で世界タイトルを獲得している点だ。

2024年3月8日、サウジアラビアのリヤドにあるキングダム・アリーナで開催されたアンソニー・ジョシュア対フランシス・ガヌーの前座試合で、WBA世界スーパーウェルター級王座決定戦に臨んだ。マドリモフはWBA世界同級2位のマゴメド・クルバノフと対戦し、5回2分20秒でTKO勝利を収め、見事に王座を獲得した。わずかな試合で、この層の厚いスーパーウェルター級の世界タイトルを獲得したのは素晴らしい記録である。

強豪クロフォードと善戦

2024年8月3日、カリフォルニア州ロサンゼルスのBMOスタジアムで開催された「リヤド・シーズン」の米国初進出興行のメインイベントで、イスラエル・マドリモフはテレンス・クロフォードとWBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチおよびWBO世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦で対戦した。この試合は、マドリモフにとってわずか12戦目という若いキャリアで挑む一大決戦だった。

マドリモフは試合を通じて持ち前のスキルと闘志を発揮し、強豪クロフォードを相手に予想以上の健闘を見せた試合結果は12回3-0(116-112、2者が115-113)の判定でクロフォードの勝利となったが、マドリモフはクロフォードの直近11戦連続KO記録を阻止し、最後まで粘り強く戦い抜いた。

この試合でマドリモフはキャリア初黒星を喫したが、そのパフォーマンスで世間の評価を大いに高めた。彼の持つポテンシャルと才能が存分に発揮され、観客や専門家たちを魅了したのだ。もし彼がもっと経験を積んでからクロフォードと対戦していれば、結果は違ったかもしれない。わずか12戦目でこれほどのパフォーマンスを見せたことから、再びチャンピオンになる可能性が高いことを強く示した

試合記事はコチラ↓

イズラエル・マドリモフ vs テレンス・クロフォード 試合結果【新たな伝説の幕開け】

試合実績

日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12018年11月24日6R 1:24TKOウラジミール・エルナンデスメキシコプロデビュー戦
WBAインターコンチネンタルスーパーウェルター級王座決定戦
22019年3月9日2R 1:56KOフランク・ロハスベネズエラWBAインターコンチネンタル防衛1
32019年6月8日6R 0:49TKOノルベルト・ゴンサレスメキシコ 
42019年10月5日5R 2:36TKOアレハンドロ・バレラメキシコWBAインターコンチネンタル防衛2
52020年2月29日6R 2:24TKOチャルリエ・ナバーロベネズエラWBAインターコンチネンタル防衛3
62020年8月15日12R判定3-0エリック・ウォーカーアメリカ合衆国 
72021年4月3日10R判定3-0エマニー・カロンボコンゴ共和国 
82021年12月17日9R 3:00TKOミシェル・ソロドイツ 
92022年7月9日3R 0:05負傷引分ミシェル・ソロドイツ 
102023年4月8日10R判定3-0ラファエル・イグボクウェアメリカ合衆国 
112024年3月8日5R 2:20TKOマゴメド・クルバノフロシアWBA世界スーパーウェルター級王座決定戦
122024年8月3日×12R判定0-3テレンス・クロフォードアメリカ合衆国WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ
WBO世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦

マドリモフの主な試合実績としては、2018年のプロデビュー戦でいきなり10回戦に挑み勝利したことが挙げられる。また、1戦目でWBAインターコンチネンタルタイトルを獲得し、その後も数々の強豪選手に勝利している。特に、タフなコンテンダーであるアレハンドロ・バレラにTKO勝利した試合は、多くのファンに彼の実力を示すものとなった。

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ファイトスタイル・能力

彼のファイトスタイルは、非常にテクニカルな要素が強い。圧倒的な一撃で相手を仕留めるパワーこそ感じられないものの、対戦相手のスタイルに応じて巧みに対応し、チャンスが来た時には連打を浴びせてKOを奪うという特徴がある。その戦術は緻密で、試合の流れを読み取りながら常に最適な動きを選択する能力に優れている。また、スタミナも豊富であり、8ラウンド以降の終盤になっても勢いが衰えることなく、常に相手にプレッシャーを与え続けることができる。そのため、試合を通して高いパフォーマンスを維持し、最後まで攻めの姿勢を崩さない。

オフェンス

攻撃において、マドリモフは非常にアグレッシブで積極的だ。彼のパンチはパワフルで、特に右のオーバーハンドは一撃で相手を倒す力を持っている。さらに、左右の構えをスイッチしながら攻撃することで、相手のディフェンスを崩し、隙を突いて連打を浴びせる。その上、彼のハンドスピードは非常に速く、的中率の高いラッシュで相手を追い込む魅力がある。彼のアグレッシブなスタイルは、観客を魅了し、対戦相手を圧倒する。

ディフェンス

防御に関しては、マドリモフはまだ若干の改善の余地がある。彼の攻撃的なスタイルが影響して、ディフェンスが疎かになることがある。しかし、彼のステップワークとフィジカルの強さが、これをカバーすることが多い。彼は相手の攻撃をかわしつつ、自らの攻撃に転じることが得意であり、そのスピードと反応速度は非常に高い。

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