本記事では、強豪乱立のライト級へ挑戦する名ボクサー・シャクールスティーブンソン選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、スティーブンソン選手のその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
This fight needs to happen next, I’m a champ you’re a champ what it is champ? @J_Warrington 👹 #ChasingGreatness pic.twitter.com/V4vuITfBTf
— Shakur Stevenson (@ShakurStevenson) November 7, 2019
名前 | シャクール・スティーブンソン |
生年月日 | 1997年6月28日 |
出身地 | ニューアーク(アメリカ) |
身長 | 170cm |
リーチ | 173cm |
タイプ | 左ボクサー |
階級 | フェザー級 (57.15キロ) スーパーフェザー級 (58.97キロ) ライト級 (61.23キロ) |
実績 | 世界3階級制覇 主要2団体統一(スーパーフェザー級) |
順調にスターダムを駆け上がってきたスティーブンソンだったが、思わぬ形で失速することとなった。世界王者として初めて故郷に凱旋したロブソン・コンセイサンとの試合で体重超過を犯し、王座を失う。その後、2023年11月におこなわれたエドウィンデロスサントスとのタイトルマッチに勝利し、現在はWBC世界ライト級王者となっている。この勝利により、世界3階級制覇を達成した。
エドウィンデロスサントスの記事はコチラ↓ エドウィンデロスサントス選手の戦績と強さ分析【ボクサー紹介】
戦績
アマ戦績 140戦122勝18敗
プロ戦績 21戦21勝(10KO)無敗
世界戦戦績 5戦5勝(1KO)無敗
※2023年11月17日時点
プロ戦績は20戦20勝無敗と好成績を収めているが、2022年9月23日にコンセイサン戦で犯してしまった体重超過はキャリアに傷をつけることとなり、世間に悪い印象を与えてしまった。今後は、強豪乱立のライト級で、ガーボンタ・デービスを始めデビン・ヘイニー、ワシル・ロマチェンコなど新クラスの強者を倒し、世間のイメージを払拭することができるか非常に注目の選手だ。
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2017年4月22日 | 〇 | 6R | 負傷判定 3-0 | エドガー・ブリトー | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
2 | 2017年5月20日 | 〇 | 1R 2:35 | TKO | カルロス・ガストン・スアレス | アルゼンチン | |
3 | 2017年8月19日 | 〇 | 6R | 判定 3-0 | ダビド・ミチェル・パス | アルゼンチン | |
4 | 2017年12月9日 | 〇 | 2R 1:38 | TKO | オスカー・メンドーサ | アメリカ合衆国 | |
5 | 2018年2月16日 | 〇 | 8R | 判定 3-0 | ファン・タピア | アメリカ合衆国 | |
6 | 2018年4月28日 | 〇 | 2R 1:35 | TKO | パトリック・ライリー | アメリカ合衆国 | |
7 | 2018年6月9日 | 〇 | 2R 1:45 | TKO | エリオ・メスキータ | ブラジル | |
8 | 2018年8月18日 | 〇 | 8R | 判定 3-0 | カルロス・ルイス | メキシコ | |
9 | 2018年10月13日 | 〇 | 9R 終了 | TKO | ビオレル・シミオン | ルーマニア | |
10 | 2019年1月18日 | 〇 | 4R 1:29 | TKO | ジェシー・クリス・ロサレス | フィリピン | IBFインターコンチネンタルフェザー級王座決定戦 WBCアメリカ大陸フェザー級王座決定戦 |
11 | 2019年4月20日 | 〇 | 10R | 判定 3-0 | クリストファー・ディアス | プエルトリコ | NABO北米フェザー級王座決定戦 IBFインターコンチネンタル防衛1 |
12 | 2019年7月13日 | 〇 | 3R 2:37 | KO | アルベルト・ゲバラ | メキシコ | NABO防衛1 |
13 | 2019年10月26日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | ジョエト・ゴンサレス | アメリカ合衆国 | WBO世界フェザー級王座決定戦 |
14 | 2020年6月9日 | 〇 | 6R 1:31 | KO | フェリックス・カラバージョ | プエルトリコ | |
15 | 2020年12月12日 | 〇 | 10R | 判定 3-0 | トカ・カーン・クラリー | アメリカ合衆国 | |
16 | 2021年6月12日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | ジェレマイア・ナカティラ | ナミビア | WBO世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦 |
17 | 2021年10月23日 | 〇 | 10R 1:30 | TKO | ジャメル・ヘリング | アメリカ合衆国 | WBO世界スーパーフェザー級王座統一戦 WBO防衛1 |
18 | 2022年4月30日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | オスカル・バルデス | メキシコ | WBC・WBO世界スーパーフェザー級王座統一戦 WBC獲得・WBO防衛2 |
19 | 2022年9月23日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | ロブソン・コンセイソン | ブラジル | 体重超過により王座剥奪 |
20 | 2023年4月8日 | 〇 | 6R 1:35 | TKO | 吉野修一郎(三迫) | 日本 | WBC世界ライト級挑戦者決定戦 |
21 | 2023年11月16日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | エドウィン・デ・ロス・サントス | ドミニカ共和国 | WBC世界ライト級王座決定戦 |
試合結果の記事はコチラ↓ スティーブンソンvsデ・ロス・サントス【試合結果】
ファイトスタイル・能力
スティーブンソンは、サウスポースタイルのアウトボクシング型ボクサーだ。
オフェンス
アウトボクシングを得意とし、常に間合いを空けた状態からストレート系を軸に攻撃を行う。右ジャブ、右フックから常に間合いをコントロールするのが上手い。
彼の最も優れた強みとしては、両手ハンドスピードが非常に速い点だ。
左の攻撃のバリュエーションが多くあり、ショートストレート、フック、アッパーカットなど様々な角度から散らして攻撃を打つことが可能。中でも左のショートパンチは強力で、ノーモーションから突然打つこともある。
しかし彼には一発で沈めるほどのパワーはそこまでないのではないか。ハンドスピードの速い攻撃を散らして打ち、ポイントを重ね、優勢勝ちを狙いに行くようなファイトを得意としているテクニカルな選手だと思われる。
ディフェンス
バックステップ、スウェー、ダッキングなどディフェンステクニックが非常に高い。
集中を切らさず、常に相手の動きを観察しながら、パンチをもらわない冷静なペースメイクが可能な選手だ。
ライト級主要選手
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