本記事では、手数の多い豪腕スイング・ジョージョイス選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、ジョイスのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
💡次回のみどころ💡
— エキサイトマッチ公式 (@Excite_Match) November 6, 2022
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✅ヘビー級トップ戦線を占う注目の一戦‼️
✅KO率93%の重戦車 vs 元WBO王者
✅ジョイスの圧力かパーカーのスピードか
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オッズは13対8でジョイス有利と出ているが――
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⏰11/7(月)午後9:00
🥊ジョー・ジョイスvsジョセフ・パーカー pic.twitter.com/Himf3aO6qs
名前 | ジョー・ジョイス |
生年月日 | 1985年9月17日 |
デビュー | 2017年10月20日 |
出身地 | ロンドン(イギリス) |
身長 | 198cm |
リーチ | 203cm |
タイプ | 右ファイター |
階級 | ヘビー級 (90.72キロ以上) |
実績 | オリンピック銀メダル(2016・リオデジャネイロ) |
アマチュア時代には、五輪の銀メダリストにまで上り詰めた。プロデビュー後は、無敗のまま15戦目で暫定世界王者になった。素晴らしい成績だが、彼のボクシングは不思議なほどに強者に見えない。攻めは単調で、スピードもない。しかし、結果が全てだ。
過去にはイギリスの絶対ホープ、ダニエル・ディボアを圧倒的なKO。2022年にはジョセフ・パーカーをじわじわと追い詰めていき最後に豪快なKO。上手く見えなくとも、実力は本物だ。
しかし、2023年、ツァンチレイとのタイトルマッチに敗れ初黒星。その後、ダイレクトリマッチをおこなうもまたもや敗北。初のアジアヘビー級王者によってジョイスの伝説に終止符を打たれたか。今後の動向に注目だ。
戦績
プロ戦績 17戦15勝(14KO)2敗
世界戦戦績 3戦1勝(1KO)2敗
※2023年9月23日時点
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2017年10月20日 | 〇 | 8R 2:35 | TKO | イアン・ルイソン | イギリス | |
2 | 2018年2月16日 | 〇 | 1R 3:06 | KO | ルドルフ・ジョツィック | クロアチア | |
3 | 2018年3月17日 | 〇 | 1R 0:38 | KO | ドニー・パーマー | アメリカ合衆国 | |
4 | 2018年5月5日 | 〇 | 2R 2:36 | KO | レンロイ・トーマス | ジャマイカ | コモンウェルス英連邦ヘビー級王座決定戦 |
5 | 2018年6月15日 | 〇 | 1R 1:54 | KO | イビカ・バクリン | クロアチア | |
6 | 2018年9月30日 | 〇 | 5R 0:41 | KO | イアゴ・キライゼ | ジョージア | |
7 | 2018年12月1日 | 〇 | 1R 2:25 | KO | ジョー・ハンクス | アメリカ合衆国 | WBAコンチネンタルヘビー級王座決定戦 |
8 | 2019年2月23日 | 〇 | 6R 2:20 | TKO | バーメイン・スタイバーン | カナダ | コモンウェルス英連邦ヘビー級タイトルマッチ WBA世界ヘビー級ゴールド王座決定戦 |
9 | 2019年5月18日 | 〇 | 3R 1:55 | TKO | アレクサンドル・ウスティノフ | ロシア | |
10 | 2019年7月13日 | 〇 | 12R 終了 | 判定3-0 | ブライアント・ジェニングス | アメリカ合衆国 | |
11 | 2020年7月25日 | 〇 | 3R 0:57 | TKO | マイケル・ウォリッシュ | ドイツ | |
12 | 2020年11月28日 | 〇 | 10R 0:36 | KO | ダニエル・デュボア | イギリス | WBCシルバー・WBOインターナショナル・コモンウェルス英連邦・BBBofC英国ヘビー級王座統一戦 EBU欧州ヘビー級王座決定戦 |
13 | 2021年7月24日 | 〇 | 6R 0:49 | TKO | カルロス・タカム | カンボジア | WBCシルバー防衛1・WBOインターナショナル防衛1・コモンウェルス防衛3 |
14 | 2022年7月2日 | 〇 | 4R 1:20 | TKO | クリスチャン・ハマー | ルーマニア | WBCシルバー防衛2・WBOインターナショナル防衛2 |
15 | 2022年9月24日 | 〇 | 11R 1:03 | KO | ジョセフ・パーカー | ニュージーランド | WBO世界ヘビー級暫定王座決定戦 |
16 | 2023年4月15日 | × | 6R 1:23 | TKO | 張志磊 | 中華人民共和国 | WBO暫定陥落 |
17 | 2023年9月23日 | × | 3R 3:07 | KO | 張志磊 | 中華人民共和国 |
ファイトスタイル・能力
ジョイスはボクサータイプの右オーソドックススタイルだ。
テクニックがそれほど高い選手ではないが、ここぞの一発で力を発揮するアグレッシブなボクサーだ。また、しつこく相手を休ませないペースメイクも可能。いい意味でも悪い意味でもヘビー級らしさのないしつこく、危なっかしいボクシングを展開する。
オフェンス
ねちっこい手数の多い攻撃が彼の持ち味だ。テクニック・スピードが決して高いわけではないが、ジョイスのしつこいボクシングを嫌がる相手は多いだろう。ジャブも肘の屈伸だけで打っており、体重が乗っているのか観ていても分からず迫力はないが、なぜか威力がある。
距離を詰めて、常にプレッシャーをかけ続け、スキを伺い攻撃する。これほどのKO率を残しているためもちろん威力も十分にある。しかし、全体的に攻め方が単調だ。攻撃のレパートリーが少ないものの、とにかくしつこく打つことで彼の強みが活きてくる。
特に右ストレートはKO狙える強力な攻撃だ。中くらいの攻撃の中に混ざって、突然タイミングの良いストレートが飛んでくる。スピードはないが、時折みせる上から打ち下ろす左フックにも要注意だ。モロに食らってしまったら試合の流れは大きく変わるだろう。
ディフェンス
ディフェンス面においては、非常に甘さが目立つ。中国のツァンチレイとの試合では、正面から何度も左ストレートをあびせられ、2試合とも完敗した。明らかに攻撃をもらいすぎだ。サウスポーに弱いのだろうか。
彼のディフェンスはバックステップとスウェーを軸としている。テクニックは高くない。
ウシクやフィーリーなどのテクニックの高いボクサーから勝利するには、このディフェンステクニックを鍛え直す必要があるだろう。
ヘビー級主要選手
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