ジェイソン・マロニーは、オーストラリア出身のプロボクサーである。今回は彼のプロフィールや戦績、注目すべき試合について詳しく紹介する。
2025年2月24日には、日本の注目選手・那須川天心(帝拳)がプライムボクシング11で試合を行う予定であり、ボクシング界の注目が高まっている。その中で、ジェイソン・マロニーも過去に日本で戦った経験を持つ重要な選手である。
ジェイソンはその強靭なメンタルとテクニカルな戦い方で世界中のファンを魅了してきた。この記事では、彼のプロフィール、戦績、そして注目すべき試合について解説する。
プロフィール
HAPPY NEW YEAR!
— Jason Moloney (@JasonMoloney1) January 1, 2024
2023 was the year I achieved my lifelong dream of becoming World Champion 🏆
Determined to make 2024 BIGGER and BETTER! pic.twitter.com/MW4eddogTa
名前 | ジェイソン・マロニー(Jason Moloney) |
生年月日 | 1991年1月10日 |
デビュー | 2014年8月15日 |
出身地 | オーストラリア |
身長 | 165cm |
リーチ | 165cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | バンタム級 (53.52キロ) |
ジェイソン・マロニーは1991年1月10日、オーストラリア・ビクトリア州ミッチャムで誕生。双子の弟であるアンドリュー・マロニーもボクサーであり、WBA世界スーパーフライ級王者のタイトルを保持していた。
ジェイソンはプロデビュー後、実力を発揮し続け、WBO世界バンタム級王座を獲得するという大きな成功を収めた。
ボクシングスタイルはオーソドックスであり、攻防のバランスに優れた選手である。その粘り強い戦い方と冷静な戦略は多くのファンを惹きつけている。
戦績
プロ戦績 30戦27勝(19KO)3敗
世界戦戦績 5戦2勝3敗
※2024年5月6日時点
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2014年8月15日 | 〇 | 1R 2:50 | TKO | ナオタワン・シッサイトーン | タイ | プロデビュー戦 |
2 | 2014年10月17日 | 〇 | 1R 1:58 | TKO | エギー・ロゼン | インドネシア | |
3 | 2015年3月6日 | 〇 | 3R 1:17 | TKO | アルビン・バイス | フィリピン | |
4 | 2015年8月19日 | 〇 | 5R 2:14 | TKO | ダニロ・アビサイ | フィリピン | |
5 | 2015年12月18日 | 〇 | 5R 終了 | TKO | マークイル・サルバーナ | フィリピン | WBAオセアニアスーパーバンタム級王座決定戦 |
6 | 2016年3月19日 | 〇 | 4R 1:18 | TKO | ジュニア・バジャワ | インドネシア | WBAオセアニア防衛1 |
7 | 2016年5月20日 | 〇 | 5R 2:55 | TKO | マティアス・アリアガダ | アルゼンチン | |
8 | 2016年6月24日 | 〇 | 3R | KO | バーデン・リベラ | フィリピン | |
9 | 2016年8月3日 | 〇 | 6R | 判定3-0 | ジェフリー・フランシスコ | フィリピン | |
10 | 2016年10月8日 | 〇 | 7R 2:05 | TKO | ゲルポール・バレロ | フィリピン | WBAオセアニア防衛2 |
11 | 2016年12月10日 | 〇 | 6R 0:21 | TKO | エンリケ・ベルナチェ | メキシコ | WBAオセアニア防衛3 |
12 | 2017年2月3日 | 〇 | 8R | 判定3-0 | マルコ・デメシリオ | フィリピン | |
13 | 2017年6月3日 | 〇 | 5R 0:53 | TKO | エマヌエル・アルメンダリス | メキシコ | WBAオセアニア防衛4 |
14 | 2017年8月19日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | ロリト・ソンソナ | フィリピン | WBAオセアニア防衛5 OPBFスーパーバンタム級シルバー王座決定戦 |
15 | 2017年10月21日 | 〇 | 1R 2:58 | KO | ジュリアス・キサラウェ | タンザニア | WBAオセアニアバンタム級王座決定戦 |
16 | 2018年2月24日 | 〇 | 3R 終了 | TKO | イマヌエル・ナイジャラ | ナミビア | コモンウェルスバンタム級王座決定戦 WBAオセアニア防衛1 |
17 | 2018年5月19日 | 〇 | 6R 終了 | TKO | 河野公平(ワタナベ) | 日本 | WBAオセアニア防衛2 |
18 | 2018年10月20日 | × | 12R | 判定1-2 | エマヌエル・ロドリゲス | プエルトリコ | IBF世界バンタム級タイトルマッチ / WBSS1回戦 |
19 | 2019年3月30日 | 〇 | 3R 2:23 | KO | クリス・ポリーノ | フィリピン | WBAオセアニア防衛3 |
20 | 2019年6月15日 | 〇 | 3R 2:23 | KO | グッドラック・レマ | タンザニア | WBAオセアニア防衛4 |
21 | 2019年11月15日 | 〇 | 2R 1:26 | KO | ディクソン・フローレス | ニカラグア | WBAオセアニア防衛5 |
22 | 2020年6月25日 | 〇 | 7R 終了 | TKO | レオナルド・バエス | メキシコ | |
23 | 2020年10月31日 | × | 7R 2:59 | KO | 井上尚弥(大橋) | 日本 | WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ |
24 | 2021年8月14日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | ジョシュア・グリア | アメリカ合衆国 | WBC世界バンタム級シルバー王座決定戦 |
25 | 2022年4月9日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | フランシスコ・ペドロサ・ポルティージョ | アメリカ合衆国 | |
26 | 2022年6月5日 | 〇 | 2R 2:35 | TKO | アストン・パリクテ | フィリピン | WBOインターナショナルバンタム級王座決定戦 WBCシルバー防衛1 |
27 | 2022年10月15日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ナワーポン・ソー・ルンヴィサイ | タイ | WBC世界バンタム級挑戦者決定戦 |
28 | 2023年5月13日 | 〇 | 12R | 判定2-0 | ビンセント・アストロラビオ | フィリピン | WBO世界バンタム級王座決定戦 |
29 | 2024年1月13日 | 〇 | 12R | 判定2-0 | サウル・サンチェス | アメリカ合衆国 | WBO防衛1 |
30 | 2024年5月6日 | × | 12R | 判定0-3 | 武居由樹(大橋) | 日本 | WBO陥落 |
主な試合実績
世界的注目を浴びたWBSS参戦
2018年、ジェイソンはIBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲスへの指名挑戦者としてWorld Boxing Super Series(WBSS)に参戦。この大会は、世界中のトップボクサーが集う一大イベントである。
同年10月20日、アメリカ・フロリダ州のCFEアリーナで行われた1回戦では、12ラウンドの激闘を繰り広げたが、1-2の僅差判定で敗北。これが彼の初黒星となった。しかし、この試合は彼の名前を国際的に知らしめる契機となった。
井上尚弥との激突
2020年10月31日、ラスベガスのMGMグランド内「ザ・バブル」で、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者 井上尚弥との対戦が実現した。
この試合では、ジェイソンは2度のダウンを喫し、7回にKO負けを喫した。井上のスピードとパワーに圧倒されたものの、ジェイソンのタフネスはファンに深い印象を与えた。
世界王座獲得:WBOバンタム級
2023年5月13日、カリフォルニア州ストックトン・アリーナでビンセント・アストロラビオとのWBO世界バンタム級王座決定戦に挑んだ。
12ラウンドにわたる激戦の末、2-0の判定勝ちで世界王座を獲得。
日本デビューと王座陥落
2024年5月6日、ジェイソンは日本初登場となる試合で武居由樹と対戦した。この試合は東京ドームで行われ、12ラウンドの末、0-3の判定負けを喫し王座を失った。
武居由樹との試合は、日本のファンにとっても記憶に残る名勝負となった。
ファイトスタイル・能力

ジェイソン・マロニーは右のオーソドックススタイルで戦うボクサーであり、テクニカルなファイタータイプである。彼の戦い方には、縦横への激しいゆさぶりや出入りの多いステップワークが特徴的である。これにより、相手のリズムを崩しながら試合をコントロールする能力が光る。
彼のパワーは圧倒的というわけではないが、それを補う高い技術力を持つ。特にクリンチワークや正確なパンチ配分によって、試合の流れを掌握することが得意である。
オフェンス
マロニーの攻撃スタイルの特徴は、小刻みなステップワークから繰り出されるコツコツとしたパンチである。このアプローチは、対戦相手にペースを握らせないための重要な要素となっている。
彼は1発の強打で勝負するタイプではないが、ショートパンチを効果的に当てるタイミングの良さが際立つ。これにより、相手にじわじわとダメージを与えることができる。
豊富なスタミナを活かした手数の多さも彼の強みである。上下への打ち分けが巧みで、インボクシングからスピードの速いボディコンビネーションを繰り出す場面も多い。これにより、相手は防御に追われる展開となる。
ディフェンス
マロニーのディフェンスは、非常に丁寧で高い精度を持つ。基本的には両手ガードとステップワークを組み合わせた防御を行う。試合中、相手の攻撃が強まり流れを奪われそうになると、即座にクリンチワークを使って流れを断ち切る能力が光る。
反応速度の良さもマロニーの防御における強みである。相手が攻撃を仕掛ける際に、身体を小刻みにゆさぶりながら接近するため、クリーンヒットを許さない上手さが目立つ。
また、彼の防御スタイルは単に耐えるだけでなく、相手の攻撃を読み切ることで、次の攻撃につなげる要素も持ち合わせている。この点が、彼をテクニカルなボクサーとして際立たせるポイントである。
ジェイソン・マロニーは、その激しいトレーニングと闘志でボクシング界の頂点に立った選手である。彼のキャリアには勝利と挫折が交錯しているが、そのどれもがファンの記憶に残る名試合ばかりである。これからも彼の活躍に注目していきたい。
バンタム級主要選手
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