本記事では、スーパーバンタム級の凶暴な強者ファイター・ジョンリル・カシメロ選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、カシメロ選手のその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
#AndStill WBO Bantamweight World Champion John Riel Casimero, who defeated Guillermo Rigondeaux by split decision. Scorecards: 115-113 (Rigondeaux), 116-112 (Casimero) & 117-111 (Casimero) pic.twitter.com/0Kru9hfj2T
— WBO (@WorldBoxingOrg) August 15, 2021
名前 | ジョンリル・リポンテ・カシメロ |
生年月日 | 1989年2月13日 |
デビュー | 2007年6月3日 |
出身地 | オルモック(フィリピン) |
身長 | 163cm |
リーチ | 164cm |
タイプ | 右ファイター |
階級 | ライトフライ級 (48.97キロ) フライ級 (50.80キロ) スーパーフライ級 (52.16キロ) バンタム級 (53.52キロ) スーパーバンタム級 (55.34キロ) |
実績 | 世界3階級制覇 |
過去には、WBO世界ライトフライ級暫定王者、IBF世界ライトフライ級王者、IBF世界フライ級王者、WBO世界バンタム級王者と世界3階級制覇を達成した実績のある選手。
現在は、スーパーバンタム級に階級を転向し、無冠となっている。
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戦績
プロ戦績 37戦33勝(22KO)4敗
世界戦戦績 16戦12勝(9KO)4敗
※2023年5月13日時点
2007年のデビュー以降、地元のフィリピンを中心に試合経験を積み重ね、3階級制覇の記録を残した素晴らしい成績である。しかし、判定負け、KO負けの経験もあり、その調子にはかなり波があると言える。また、怪我、ドーピング陽性、体重超過など、評判の良くない一面があることでも有名な選手だ。
ファイトスタイル・能力
ジョンリル・カシメロは、ファイター型のオーソドックススタイルだ。
波のある選手だが、調子のいい時の爆発力は計り知れないものを持っている。
倒す闘争本能、野性味の溢れる選手であり、かなり凶暴な印象もあるボクサーである。
オフェンス
距離を詰めて、連打攻撃を打つオフェンススタイル。
右ストレート、両手フック、両手アッパー、両手ボディ打ちなど、攻撃のレパートリーが多くオフェンステクニックに関しては文句なしのトップレベル。
左右両方の攻撃からKOを狙うことが可能なハードパンチャー。上下への打ち分けなどコンビネーションの多彩さやアグレッシブさ、手数の多さは、みているボクシングファンを魅了するような素晴らしいファイトスタイルである。
とにかくオフェンスを磨きあげた印象が強く、荒いボクシングとは言われることもあるが、攻撃の当たるインパクトの瞬間は、足を大きく開けたオープンスタンスから体重の乗った非常に基礎的な綺麗な攻撃を打つ。
ディフェンス
好戦的で良いイメージのオフェンスとは逆に、カシメロのディフェンスには不完全さが多くある印象。
接近戦ではL字ガード気味の構え、長距離では両手が下がっている姿勢。バックステップや左右に顔を極端に降るようなウィービングで、相手の攻撃を交わすのだが、被弾も多くあり、ディフェンス面において良いイメージはあまりない。
両手ガードをしっかりと顔の前でキープするような姿勢が見られず、常に相打ち覚悟の打ち合いに持ち込む印象がある。守りの姿勢がないことから審判によっては、カシメロをよく思えないジャッジも多いのではないか。
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