デビン・ヘイニー vs ライアン・ガルシア 試合結果【許されざる衝撃の一戦】

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ボクシングファンの皆さん、こんにちは。今回は2024年4月20日にニューヨークのバークレイズ・センターで行われた注目の試合、デビン・ヘイニー対ライアン・ガルシアの試合についてレビューしていく。この試合はWBC世界スーパーライト級王座をかけた一戦で、多くのドラマと波乱が詰まった試合だった。

試合日程・概要

この試合は2024年4月20日にニューヨークのバークレイズ・センターで開催された。タイトルはWBC世界スーパーライト級王座で、多くのファンが期待していたビッグマッチだった。試合結果はライアン・ガルシアがデビン・ヘイニーに対して判定勝ちを収めたが、その後のドーピング検査でガルシアの陽性反応が確認され、試合結果は無効試合に変更された。

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両者データ比較

デビン・ヘイニーVSライアン・ガルシア
1998年11月17日生年月日1998年8月8日
2015年12月11日デビュー2016年6月9日
サンフランシスコ(アメリカ)出身地カリフォルニア(アメリカ)
173cm身長178cm
180cmリーチ178cm
右ボクサーファイタータイプ右ボクサーファイター
ライト級 (61.23キロ)
スーパーライト級 (63.50キロ)
階級スーパーフェザー級 (58.97キロ)
ライト級 (61.23キロ)
スーパーライト級 (63.50キロ)
146戦138勝8敗アマ戦績230戦215勝15敗
31戦31勝(15KO)無敗プロ戦績25戦24勝(20KO)1敗
9戦9勝(1KO)無敗世界戦績2戦1勝1敗

デビン・ヘイニー

デビン・ヘイニーはアメリカ合衆国出身のボクサーで、1998年11月17日に生まれた。彼のスタイルはオーソドックスで、テクニカルなボクシングが特徴だ。戦績は30勝0敗(20KO)と無敗を誇っている。彼の優れたジャブと足の動きは、相手の攻撃をかわしつつ、自分のペースで試合を進めるのに大きく寄与している。

ライアン・ガルシア

ライアン・ガルシアもアメリカ合衆国出身で、1998年8月8日に生まれた。彼のファイトスタイルもオーソドックスで、特にスピードとパワーが武器だ。戦績は23勝1敗(19KO)で、特に左フックの強力さとカウンターのタイミングの鋭さが彼の特徴となっている。

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ファイトスタイル

デビン・ヘイニー

デビン・ヘイニーのファイトスタイルは、テクニカルでディフェンシブなスタイルが特徴である。彼は優れたディフェンス技術とリーチを活かしたジャブで相手をコントロールするのが得意である。さらに、ヘイニーはフットワークも軽快であり、相手の攻撃をかわしながらカウンターを狙うスタイルを持っている。

ライアン・ガルシア

ライアン・ガルシアのファイトスタイルは、アグレッシブで攻撃的なスタイルが特徴である。彼は非常に速いハンドスピードと強力な左フックを持っており、多くの対戦相手をノックアウトしてきた。ガルシアは前進しながら攻撃を仕掛けるスタイルであり、その勢いとパワーで相手を圧倒することが多い。

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見どころ

計量オーバー

2024年4月19日に行われた前日計量で、ライアン・ガルシアはスーパーライト級の規定体重を3.2ポンド(約1.4kg)オーバーする143.2ポンドで計量した。再計量も拒否し、そのまま体重超過で計量失格となり、王座獲得の権利を剥奪された。その後、両陣営はガルシアが60万ドル(約9200万円)とペイ・パー・ビューがある一定件数以上売れた場合に2%の歩合の罰金を支払うこと及び、試合当日の計量は実施しないことで合意し、試合が行われることとなった。計量後のセレモニーで、ガルシアは瓶ビールを持ち、ファンからブーイングが起こると「くたばれ。結局俺があいつをノックアウトすれば、またみんな俺を応援するんだ」と叫んだ。また、SNSでは「なぜ弱くなるかもしれないのに無理やり体重を落とさなくちゃいけないんだ?、俺は勝つためにここにいるんだ」と投稿した。

プレイスタイル

今回の試合のみどころは、テクニカルなヘイニ―とアグレッシブなガルシアの対決であった。両者のスタイルが真っ向からぶつかり合うことで、試合がどのように展開するのかが注目された。また、無敗のヘイニ―と、強打のガルシアがどのように互いの強みを活かし、弱点を突いていくのかが見どころであった。

試合結果

2024年4月20日の試合では、ライアン・ガルシアの判定勝ちとなった。ガルシアは3度のダウンを奪い、圧倒的な攻撃力を見せつけた。ライアン・ガルシアがデビン・ヘイニーに対して12回2-0(112-112、114-110、115-109)の判定勝ちを収めた。しかし、ガルシアは体重超過により王座獲得の権利を剥奪されていたため、王座は空位となるはずだったが、WBC会長のマウリシオ・スライマンはそれを覆し、ヘイニーが王座を引き続き保持すると発表した。

ターニングポイント

試合のターニングポイントは、第7ラウンドに訪れた。ガルシアが見事な左フックでヘイニーをダウンさせた。この一撃でヘイニーは一瞬ひるみ、その後のラウンドでガルシアが勢いを増し、試合の流れを完全に掌握した。このダウンがガルシアにとっての勝利の鍵となった。

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勝利後のコメント

試合後、デビン・ヘイニーは「今回の結果には失望しているが、これもまたボクシングの一部だ。」と語った。一方、ライアン・ガルシアは「この勝利は自分のキャリアにとって非常に大きな意味を持つ。」とコメントした。しかし、このコメントの後、さらなる衝撃が待ち受けていた。

ドーピング検査と試合の無効

試合後の薬物検査で、ライアン・ガルシアから採取された尿のAサンプルから2回ともパフォーマンス向上薬の一種であるオスタリンの陽性反応が検出された。さらに、Bサンプルからも同様に陽性反応が検出され、試合結果は無効試合(ノーコンテスト)に変更された。ガルシアはSNSに「ステロイドがめちゃくちゃ大好きだ」などと投稿し、物議を醸した。

その後、ライアン・ガルシアは「もう140ポンド(スーパーライト級)では戦わない。147ポンド(ウェルター級)に行くつもりだ。俺は厳密には140ポンドで戦ったことさえない」とウェルター級への転向を表明した。

今後の動向

ヘイニーはガルシアの失格を求め、試合結果をドーピング違反の大半の処分で下されるノーコンテストではなく、ガルシアの失格負けに変更するよう要請している。この問題は現在も進行中であり、今後の展開に注目が集まっている。

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まとめ

今回のデビン・ヘイニー対ライアン・ガルシアの試合は、多くのドラマと波乱が詰まった一戦であった。計量での体重超過、試合中のダウン、試合後の薬物検査と続く一連の出来事は、ボクシング界に大きな衝撃を与えた。今後もヘイニーとガルシアの動向には目が離せない。

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