本記事では、7月30日(日本時間7月30日)に行われたWBCバンタム級王座決定戦、ノニト・ドネアVSアレクサンドロ・サンティアゴの試合を感想レビューしていきます。
よろしくお願いします。
ドネア選手のプロフィール
生年月日 1982年11月16日
出身地 タリボン(フィリピン)
身長 170cm
リーチ 174cm
タイプ 右ボクサーファイター
階級 フライ級
スーパーフライ級
バンタム級
スーパーバンタム級
フェザー級
実績 世界5階級制覇
主要2団体統一(バンタム級)
サンティアゴ選手のプロフィール
生年月日 1996年2月7日
出身地 バハ(メキシコ)
身長 159cm
リーチ 166cm
タイプ 右ボクサーファイター
階級 バンタム級
試合感想レビュー
序盤は、ドネア選手が間合いを詰める積極的なプレスが目立ちました。サンティアゴ選手も負けじとスピードの速いワンツーで対応していますが、僅差ではありましたがプレッシャーをかけるドネア選手優勢な立ち上がりだったかと思います。
ドネア選手は得意の左フックカウンター狙い、サンティアゴ選手はワンツーを狙うというような展開でした。
この試合に関しての勝敗の決め手は、攻撃の手数でした。
序盤から中盤にかけては、五分五分の試合という感じでしたが、後半7ラウンド以降には、その手数の差が顕著に現れました。カウンター狙いのドネア選手に対し、全く恐れることなくテンポの良い攻撃で攻め続けたサンティアゴ選手が最後まで優勢的に見えるような試合でした。
特に10ラウンドから、更にドネア選手の運動量やパワーの衰えからか手数が少なくなり、足を動かし手数を多くだし、攻撃してはバックステップとクリンチでドネアに攻めさせない。そんなサンティアゴ選手のファイトスタイルが非常に良くハマった試合だと感じました。
ドネア選手も有効打を何発か当てて、健闘はしていましたが、決定的な1発というのは最後まで生まれませんでした。
結果としては、試合を中盤から終盤にかけて支配したサンティアゴ選手の判定勝ちという結果となりました。
点数は、115対113、116対112、116対112の3-0という結果でした。
ドネア選手にとっては、近年調子を上げていただけに、今回は非常に惜しい敗北となってしまったかと思います。
見事勝利したアレクサンドロ・サンティアゴ選手はWBC世界バンタム級の新チャンピオンとなりました。
家族にお礼を伝え、喜びに涙するサンティアゴ選手のインタビューが本当に素敵でした。おめでとうございます。
本記事は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。