本記事では、スーパーウェルター級4団体統一チャンピオン・ジャーメルチャーロ選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、ジャーメルチャーロ選手のその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
HAPPY SUNDAY. pic.twitter.com/Rj6b9G9kt4
— JERMELL CHARLO (@TwinCharlo) April 15, 2018
名前 | ジャーメル・チャーロ |
生年月日 | 1990年5月19日 |
出身地 | リッチモンド(アメリカ) |
身長 | 180cm |
リーチ | 185cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | スーパーウェルター級 (69.85キロ) |
実績 | 主要4団体統一(スーパーウェルター級) |
2023年9月30日、WBAスーパー・WBC・IBF・WBOスーパー世界スーパーミドル級主要4団体統一王者サウル・アルバレスと対戦。しかし、元々2階級上のアルバレスのテクニックやパワーに圧倒され、大差判定負けとなった。なお、この試合の開始と同時に主要4団体統一王者だったチャーロだったがWBO世界スーパーウェルター級正規王座を剥奪された。
現在は、WBAスーパー・WBC・IBF世界スーパーウェルター級主要3団体統一王者である。
戦績
アマ戦績 64戦56勝8敗
プロ戦績 38戦35勝(19KO)2敗1分
世界戦戦績 10戦7勝(6KO)2敗1分
※2023年9月30日時点
2007年のプロデビューから地道にコツコツと勝利を重ね、2016年の世界戦で見事初のチャンピオンとなり、彼の華やかなボクシング人生が始まるかと思われたが、実際は、山あり谷ありの連続だった。
無敗のまま進んでいたチャーロだったが、2018年のトニーハリソンとの防衛戦でまさかの疑惑の判定負け、2021年の4団体統一戦ではブライアンカスターニョと好試合を繰り広げたものの、結果は引き分け、のちの評判ではカスターニョが勝っていたという声が多く、後味の悪い結果となってしまった。
しかし、彼の凄みは、試合の修正能力・学習能力の高さにある。
トニーハリソン戦の初黒星の後、すぐに再戦をおこない、見事に11ラウンドKO勝利、更には、引き分けに終えたカスターニョ戦でも、その後すぐに再戦をおこない、相手を終始圧倒した内容で10ラウンドKO勝利するなど、世間には彼の学習能力の高さを世に知らしめる結果となった。
2023年9月30日、世界スーパーミドル級主要4団体統一王者サウル・アルバレスと対戦。アルバレスに対し、パワー、テクニック、戦略と、パーフェクトなアルバレスのボクシングに圧倒され、大差判定負けとなった。この敗北は、チャーロの2度目の黒星となった。
ファイトスタイル
ジャーメル・チャーロはボクサーファイタータイプのオーソドックススタイル。
オフェンス
インボクシングでは、低い姿勢を保ちながら、ボディ攻撃や左フックを打つ。
アウトボクシングでは、左スピードジャブや左ボディジャブを起点として、コンビネーション攻撃を組み立てる。
相手をよく観察しながら、上体を上下に振り、的を絞らせないモーションを入れつつ、その中からフック攻撃を打ったりすることも可能。
また、攻撃力に関してトップレベルの実力があり、左右どちらの攻撃でも相手を沈められるパワーを持っているパワーファイター。
ディフェンス
テクニカルなディフェンスは見られないが、的を絞らせない上下左右への動きを12ラウンド常に行えるため、豊富な運動量を持つ選手である。
的を絞らせないディフェンシブなモーションと攻撃の手数が絶妙なバランスで相手にマッチすると、彼の独壇場の試合展開となるのではないか。
ボクシング動画紹介
ここで参考に、ジャーメル・チャーロ選手VSブライアン・カスターニョ選手との2戦目のハイライトをご紹介します。この試合は、前項でも述べたように、1戦目の試合は何だったのかと思うほど、チャーロ選手が終始圧倒した内容の試合で、その学習能力の高さを世に証明した試合でもあります。ぜひご覧ください。
スーパーウェルター級主要選手
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