本記事では、クロフォードに続くウェルター級の実力者・ジャロン・エニス選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、ジャロン・エニスのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
If they were in the same weight class can any1 beat Jaron “Boots” Ennis?#Boxing pic.twitter.com/T90efGTIiT
— yamean9 (@yameannn9) February 7, 2024
名前 | ジャロン・エニス(Jaron Ennis) |
生年月日 | 1997年6月26日 |
デビュー | 2016年4月30日 |
出身地 | フィラデルフィア |
身長 | 178cm |
リーチ | 188cm |
タイプ | 左右ボクサーファイター |
階級 | ウェルター級 (66.68キロ) |
ジャロン・エニス(Jaron Ennis)は、1997年6月26日生まれ、アメリカのフィラデルフィア出身のプロボクサーである。彼はその圧倒的なパワーとスキルでボクシング界に旋風を巻き起こしている。エニスは「ブーツ」の愛称で親しまれており、ウェルター級のチャンピオンとしてその名を馳せている。身長178cm、リーチは約188cmで、フィジカル面でも優れている。
戦績
アマ戦績 61戦58勝3敗
プロ戦績 32戦31勝(28KO)無敗1無効
世界戦戦績 2戦2勝(1KO)無敗
※2023年7月8日時点
ジャロン・エニスのプロボクシング戦績は、いまだ無敗である。彼の戦績は、驚異的なKO率を誇り、対戦相手に対して圧倒的なフィニッシュ力を持っている。特に彼のKO勝利は、試合の早い段階で試合を決定づけるものであり、対戦相手にとっては非常に脅威となる。
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2016年4月30日 | 〇 | 1R 0:42 | KO | コーリー・マルドリュー | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
2 | 2016年5月14日 | 〇 | 1R 0:23 | TKO | ルイス・ラモス | プエルトリコ | |
3 | 2016年6月11日 | 〇 | 1R 0:20 | KO | デショーン・デボース | アメリカ合衆国 | |
4 | 2016年7月9日 | 〇 | 4R 1:38 | TKO | タヴォルス・ティーグ | アメリカ合衆国 | |
5 | 2016年8月6日 | 〇 | 2R 2:52 | KO | マット・マーフィ | アメリカ合衆国 | |
6 | 2016年9月15日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | エディ・ディアス | アメリカ合衆国 | |
7 | 2016年11月11日 | 〇 | 4R 終了 | TKO | クリス・アレクサンダー | アメリカ合衆国 | |
8 | 2016年12月16日 | 〇 | 6R 0:55 | TKO | マーカス・ベックフォード | アメリカ合衆国 | |
9 | 2017年1月28日 | 〇 | 1R 0:35 | KO | エルヴィン・ペレス | ニカラグア | |
10 | 2017年3月31日 | 〇 | 6R | 判定3-0 | ジェームズ・ウィンチェスター | アメリカ合衆国 | |
11 | 2017年5月13日 | 〇 | 4R 1:57 | TKO | エドゥアルド・フローレス | エクアドル | |
12 | 2017年6月2日 | 〇 | 1R 1:23 | KO | ウィルフレッド・アクーニャ | ニカラグア | |
13 | 2017年6月22日 | 〇 | 3R 終了 | TKO | ロバート・ヒル | アメリカ合衆国 | |
14 | 2017年8月12日 | 〇 | 1R 0:40 | KO | リカルド・カノ | メキシコ | |
15 | 2017年9月23日 | 〇 | 1R 2:43 | KO | リオネル・ヒメネス | アメリカ合衆国 | |
16 | 2017年10月14日 | 〇 | 1R 1:37 | TKO | アイ・ブルース | ガーナ | |
17 | 2017年12月1日 | 〇 | 2R 1:09 | KO | ジョージ・ソーサ | アメリカ合衆国 | |
18 | 2018年1月26日 | 〇 | 4R 2:14 | TKO | グスタボ・ガリベイ | メキシコ | |
19 | 2018年4月14日 | 〇 | 1R | TKO | サミュエル・アモアコ | ガーナ | |
20 | 2018年6月1日 | 〇 | 2R 2:59 | TKO | マイク・アルナウティス | ギリシャ | |
21 | 2018年7月20日 | 〇 | 3R 2:59 | TKO | アルマンド・アルバレス | アメリカ合衆国 | WBCアメリカ大陸ウェルター級シルバー王座決定戦 |
22 | 2018年11月16日 | 〇 | 2R 1:12 | KO | レイモンド・セラーノ | アメリカ合衆国 | |
23 | 2019年8月23日 | 〇 | 1R 終了 | TKO | フランクリン・ママニ | ボリビア | |
24 | 2019年10月5日 | 〇 | 3R 2:10 | TKO | デミアン・フェルナンデス | アルゼンチン | |
25 | 2020年1月10日 | 〇 | 4R 0:34 | TKO | バフティヤル・エユボフ | カザフスタン | |
26 | 2020年9月19日 | 〇 | 6R 1:06 | TKO | ファン・カルロス・アブレウ | ドミニカ共和国 | |
27 | 2020年12月19日 | – | 1R 終了 | NC | クリス・ヴァン・ヘーデン | 南アフリカ共和国 | IBO世界ウェルター級王座決定戦 |
28 | 2021年4月10日 | 〇 | 6R 2:11 | KO | セルゲイ・リピネッツ | ロシア | |
29 | 2021年10月30日 | 〇 | 1R 1:49 | KO | トーマス・ドゥローメ | プエルトリコ | |
30 | 2022年5月14日 | 〇 | 2R 2:49 | KO | カスティオ・クレイトン | カナダ | |
31 | 2023年1月7日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | カレン・チュハジアン | ウクライナ | IBF世界ウェルター級暫定王座決定戦 |
32 | 2023年7月8日 | 〇 | 10R 1:27 | KO | ロイマン・ビジャ | コロンビア | IBF防衛1→正規王座認定 |
ファイトスタイル・能力
エニスは、左右スイッチヒッタースタイルのボクサーファイタータイプである。
恵まれた体格から繰り出される両ハンドの強打。スピード、パワー、テクニックの3面がフルスコアの完璧な仕上がり。大振りの派手な攻撃からコンパクトなフック、アッパー攻撃など全ての攻撃能力が驚異的に高い。ウェルター級最強のクロフォードに続く存在は彼となるだろう。
オフェンス
まさに驚異的なオフェンス能力の持ち主だ。パワーが高いだけではない。スピードも速く、またテクニックも十分にある。
上下の打ち分け、多彩なコンビネーション。長いリーチを活かした遠い距離を仕留める伸びのあるストレート。そして、近距離では、身体を折りたたみアッパーやフックを強振するなど、華麗な素晴らしいオフェンス技術である。
更に、スイッチヒッターでもある。この多彩な攻撃を可能としながら左右どちらのスタイルからでも強打が打てるのだから非常に驚きだ。
ディフェンス
ステップワークディフェンスが主体となる。スウェーやダッキングの反応速度も良い。
身体の動きで攻撃を回避する印象があり、ガードはあまりしない選手だ。そのため、近い距離での攻防では、反応が遅れ、ショートパンチを被弾するシーンは少し見られる。
また、攻撃を打たせないように仕掛ける上手さもある。リードジャブを多く打ち、相手を中に入らせない戦法も可能だ。
ウェルター級主要選手
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