本記事では、ミニマム級の世界チャンピオン防衛者・ノックアウト・CPフレッシュマート選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、フレッシュマートのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
Knockout CP Freshmart vs. Landero in WBA Title Clash, March 6 https://t.co/tsaYEEyiUQ #boxing pic.twitter.com/2VuBGa5npJ
— BoxingScene.com (@boxingscene) January 18, 2018
名前 | ノックアウト・CPフレッシュマート |
生年月日 | 1990年9月20日 |
デビュー | 2012年6月22日 |
出身地 | タイ |
身長 | 155cm |
リーチ | 155cm |
タイプ | 右ボクサー |
階級 | ミニマム級 (47.62キロ) |
かつては激戦区といわれていたミニマム級だが、強い選手はすぐに上の階級へ転向する風潮に変わってきた。2022年は長年ライバル的な存在として競い合ってきたワンヒン選手から見事判定勝利。この勝利から、いつの間にかワンヒン以外のフレッシュマートのライバル的な存在は居なくなった。戦力差のある選手が多くいるミニマム級だが、彼のボクシングを打ち破るボクサーが現れるのか非常に楽しみだ。また、現在WBA世界ミニマム級王座を15回連続防衛しているため、この記録がどこまで続くのかも非常に注目である。
現在は、WBA世界ミニマム級スーパー王者である。
戦績
プロ戦績 24戦24勝(9KO)無敗
世界戦戦績 16戦16勝(4KO)無敗
※2022年7月20日時点
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2012年6月22日 | 〇 | 6R | 負傷判定3-0 | カルロス・マンザナレス | フィリピン | プロデビュー戦 WBC世界ミニマム級ユース王座決定戦 |
2 | 2012年12月3日 | 〇 | 3R | KO | デムシー・マヌフォー | インドネシア | WBCユース防衛1 |
3 | 2013年4月26日 | 〇 | 5R 2:16 | TKO | マーク・アンソニー・フロリダ | フィリピン | WBCユース防衛2 |
4 | 2013年7月10日 | 〇 | 5R 2:08 | TKO | ビムボ・ナシオナレス | フィリピン | WBCユース防衛3 |
5 | 2014年1月31日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | アミット・パンガル | インド | WBCユース防衛4 |
6 | 2014年3月28日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | ジョナサン・レフヒオ | フィリピン | WBCユース防衛5 |
7 | 2014年6月10日 | 〇 | 5R | KO | サンディープ・クマール | インド | WBCユース防衛6 |
8 | 2014年7月25日 | 〇 | 5R | TKO | クリス・アルファンテ | フィリピン | WBCユース防衛7 |
9 | 2014年10月1日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | カルロス・ブイトラゴ | ニカラグア | WBA世界ミニマム級暫定王座決定戦 |
10 | 2015年3月5日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ムハンマド・ラクマン | インドネシア | WBA防衛1 |
11 | 2015年7月2日 | 〇 | 4R 2:45 | TKO | アレクシス・ディアス | ベネズエラ | WBA防衛2 |
12 | 2016年2月4日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | カルロス・ブイトラゴ | ニカラグア | WBA防衛3 |
13 | 2016年6月29日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | バイロン・ロハス | ニカラグア | WBA世界ミニマム級王座統一戦 WBA防衛4 |
14 | 2016年12月14日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | 小野心(ワタナベ) | 日本 | WBA防衛5 |
15 | 2017年3月1日 | 〇 | 5R 1:07 | TKO | 大平剛(花形) | 日本 | WBA防衛6 |
16 | 2017年7月15日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | レイ・ロリト | フィリピン | WBA防衛7 |
17 | 2018年3月6日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | トト・ランデロ | フィリピン | WBA防衛8 |
18 | 2018年7月27日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | 熊朝忠 | 中華人民共和国 | WBA防衛9 |
19 | 2018年11月29日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | バイロン・ロハス | ニカラグア | WBA防衛10 |
20 | 2019年8月2日 | 〇 | 8R 1:33 | 負傷判定3-0 | アルアル・アンダレス | フィリピン | WBA防衛11→スーパー王座認定 |
21 | 2020年3月3日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | 田中教仁(三迫) | 日本 | WBA防衛12 |
22 | 2021年10月5日 | 〇 | 3R 0:49 | TKO | ポンサクレック・シスナブディジ | タイ | WBA防衛13 |
23 | 2021年12月14日 | 〇 | 5R 1:28 | TKO | ロバート・パラデロ | フィリピン | WBA防衛14 |
24 | 2022年7月20日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ワンヒン・ミナヨーティン | タイ | WBA防衛15 |
ファイトスタイル・能力
フレッシュマートは、右オーソドックススタイルのボクサーファイタータイプである。
KO率の低さからわかる通り、決定力はあまり高くない。堅実にうまく、しぶとく戦い抜き確実にポイントをとるボクシングが持ち味。多くの世界戦を経験し、KO率は低いものの、安定感のある確実な勝利を続けている優秀なボクサーである。
オフェンス
出入りの多いアグレッシブな攻撃が彼の強みだ。威力はそこまで高くはないものの、小刻みなステップワークから相手の動きを探り、的中率の高い攻撃で試合をリードしていく。
スピードののった右ストレート、カウンターの左フックが強力である。また、接近戦でのアッパー打ちも非常に上手い。
フレッシュマートのオフェンスは、ステップワークが非常に良く機能している。タイミングを合わせるのがうまく、相手にスキを作りラッシュをかけることも良く見られる。このスタイルは、フィリピンの英雄マニーパッキャオを彷彿とさせるようなオフェンス技術である。
ディフェンス
小刻みに身体を動かし、相手の攻撃に丁寧に対応する。主に両手ガード、スウェー、ダッキングを多用する印象だ。
常に相手の攻撃を警戒しつつ、確実に被弾しないように動きながら戦っている。ディフェンスに繋げるステップワークも非常に良い。
総合的にみて、ディフェンス能力は軽量級の中でも非常に高いと言えるだろう。
ミニマム級主要選手
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