本記事では、2024年7月20日(土)に行われるPrime Video Presents Live Boxing 9のバンタム級10回戦・那須川天心の相手・ジョナサン・ロドリゲス選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、ジョナサン・ロドリゲスのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
\ 7月20日(土) に独占ライブ配信予定🥊/
— Prime Video(プライムビデオ) (@PrimeVideo_JP) May 31, 2024
那須川天心のボクシング第4戦をはじめ、
トリプル世界戦を見逃すな!
那須川天心🇯🇵 vs ジョナサン・ロドリゲス🇺🇸
中谷潤人🇯🇵 vs ビンセント・アストロラビオ🇵🇭
田中恒成🇯🇵 vs ジョナタン・ロドリゲス🇲🇽
加納陸🇯🇵 vs アンソニー・オラスクアガ🇺🇸 pic.twitter.com/TG2OgWGIJ1
名前 | ジョナサン・ロドリゲス |
生年月日 | 1999年2月17日 |
デビュー | 2018年11月16日 |
出身地 | アメリカ合衆国 |
身長 | 163cm |
リーチ | 168cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | バンタム級 (53.52キロ) |
実績 | WBA世界バンタム級4位 WBCUSAバンタム級シルバー王座 WBAインターコンチネンタルバンタム級王座 |
戦績
プロ戦績 20戦17勝(7KO)2敗1分
※天心戦前の戦績
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 内容 | 対戦相手 | 相手戦績 (勝-負-分) | 試合会場 |
21 | 2024年7月20日 | 那須川天心 | 3-0-0 | 両国国技館、日本 | ||
20 | 2024年2月24日 | × | 判定(0-3) | アントニオ・バルガス | 17-1-0 | カリブ ロイヤル オーランド、オーランド |
19 | 2023年11月18日 | 〇 | KO | カリド・ヤファイ | 27-1-0 | YouTube シアター、イングルウッド |
18 | 2023年8月4日 | 〇 | 判定(3-0) | マーヴィン・ソラノ | 24-9-0 | ウィンド クリーク イベント センター、ベツレヘム |
17 | 2023年6月3日 | 〇 | KO | ブライアン・カナディ | 11-3-0 | パークウェイ イン、アレンタウン |
16 | 2023年3月10日 | 〇 | 判定(3-0) | ウィルナー・ソト | 22-11-0 | ウィンド クリーク イベント センター、ベツレヘム |
15 | 2023年1月20日 | 〇 | TKO | アイラ・テリー | 28-23-0 | ウィンド クリーク イベント センター、ベツレヘム |
14 | 2022年12月10日 | 〇 | TKO | ネスター・ロブレド | 8-13-2 | 2300 アリーナ、フィラデルフィア |
13 | 2022年9月23日 | 〇 | 判定(3-0) | オスカー・バスケス | 15-3-1. | ウィンド クリーク イベント センター、ベツレヘム |
12 | 2022年3月11日 | 〇 | 判定(3-0) | ホセ・フローレス・チャネス | 9-13-0 | ウィンド クリーク イベント センター、ベツレヘム |
11 | 2021年11月20日 | △ | 判定(1-1) | ロベルト・プチェタ | 10-20-2 | 2300 アリーナ、フィラデルフィア |
10 | 2021年6月5日 | 〇 | 判定(3-0) | セバスチャン・バルタザール | 1-4-0 | 2300 アリーナ、フィラデルフィア |
9 | 2020年9月12日 | × | TKO | マヌエル・フローレス | 8-0-0 | ザ・バブル、MGMグランド、ラスベガス |
8 | 2020年2月8日 | 〇 | 判定(3-0) | エドソン・エドゥアルド・ネリ | 3-4-0 | PPL センター、アレンタウン |
7 | 2019年10月26日 | 〇 | TKO | フリオ・ガルシア | 3-2-0 | サンタンデール・アリーナ、レディング |
6 | 2019年9月14日 | 〇 | KO | ケイリン・ウェイツ | 1-3-0 | サンズ ベツレヘム イベント センター、ベツレヘム |
5 | 2019年6月22日 | 〇 | 判定(3-0) | ウーゴ・ロドリゲス | 0-4-0 | 2300 アリーナ、フィラデルフィア |
4 | 2019年6月1日 | 〇 | KO | ハジズ・セルフ | 0-1-0 | ジェネッティ マナー、ディクソン シティ |
3 | 2019年5月3日 | 〇 | 判定(3-0) | ジェロッド・マイナー | 1-4-2. | サンズ ベツレヘム イベント センター、ベツレヘム |
2 | 2019年2月8日 | 〇 | 判定(3-0) | ダラス・ホールデン | 1-3-0 | 2300 アリーナ、フィラデルフィア |
1 | 2018年11月16日 | 〇 | 判定(3-0) | スティーブン・ロペス | 0-2-0 | サンズ ベツレヘム イベント センター、ベツレヘム |
カリド・ヤファイ戦(2023年11月)
2023年11月、元WBAスーパーフライ級王者でWBAバンタム級4位のカリド・ヤファイ(イギリス)と対戦したジョナサン・ロドリゲス。この試合は、王座陥落からの再起を目指していたヤファイにとって重要な一戦だった。試合開始早々、第1ラウンドにロドリゲスがいきなり2度のダウンを奪い、さらに連打を集めてレフェリーストップを呼び込み、下馬評を覆す1ラウンドKO勝ちを収めた。この勝利でロドリゲスは世界ランキング入りを果たし、その実力を証明することとなった。
アントニオ・バルガス戦(2024年2月)
2024年2月、ジョナサン・ロドリゲスはWBAバンタム級2位のアントニオ・バルガス(アメリカ)とWBA挑戦者決定戦を行った。試合は第1ラウンドにロドリゲスが右のパンチでダウンを奪い、幸先の良いスタートを切った。しかし、第2ラウンドにはバルガスにダウンを奪い返される。その後は一進一退の攻防が続き、どちらが優勢か分からない展開となったが、第7ラウンド終了間際にロドリゲスが再びダウンを奪われ、7ラウンド終了TKO負けを喫した。この敗北により、ロドリゲスは世界挑戦権の獲得に失敗した。
那須川天心との試合は、ジョナサン・ロドリゲスにとって再起戦となる。この試合では、これまでの試合で見せた初回の勢いと一進一退の攻防をどのように活かすかが鍵となる。那須川天心もまた強力な対戦相手であり、この試合は両者にとって重要な一戦となることは間違いない。ファンにとっても見逃せない試合であり、どちらが勝利を掴むか注目される。
ファイトスタイル・能力
全般
ジョナサン・ロドリゲスのファイトスタイルは、攻撃的かつアグレッシブだ。彼はリング内での動きが非常に速く、相手の隙をついて攻撃を仕掛けることが得意だ。また、彼の攻撃は非常に多彩で、左ジャブから右ストレート、ボディショットまで幅広く使いこなしている。そのため、対戦相手は彼の攻撃を予測しづらい。
オフェンス
攻撃面では、ジョナサン・ロドリゲスの右ストレートが特に強力だ。彼はこの右ストレートで多くの対戦相手をダウンさせてきた。また、ボディショットも彼の得意技であり、相手のスタミナを削るために頻繁に使用する。特にカド・ヤファイ戦では、この右ストレートとボディショットのコンビネーションが光り、多くのファンを魅了した。
ディフェンス
防御面では、ジョナサン・ロドリゲスには少し課題がある。彼は攻撃に集中しすぎるあまり、時折防御が甘くなることがある。特に、カド・ヤファイ戦では左をまともにもらうシーンが何度か見られた。しかし、彼の打たれ強さと粘り強さは高く評価されており、多少のダメージを受けてもすぐに立て直す能力を持っている。
まとめ
ジョナサン・ロドリゲスは、その攻撃的なファイトスタイルと強力な右ストレートで多くのファンを魅了している。彼の戦績と実績は、彼がただのパンチャーではなく、総合的なボクサーであることを示している。一方で、防御面での課題もあるが、その打たれ強さと粘り強さでカバーしている。今後の彼の試合にも大いに期待が持てるだろう。
那須川天心戦のみどころ
右強打とカウンターパンチ
ジョナサン・ロドリゲスは那須川天心との試合で、その強力な右強打とカウンターパンチが鍵となる。ロドリゲスは高めのガードから強打を狙うカウンターパンチャーであり、右強打は一撃で相手に大きなダメージを与えるパワーを持っている。また、死角から飛んでくる左フックも要注意の武器だ。しかし、全体的にスピード感はなく、連打をもらう傾向がある。
ロドリゲスは過去の試合で、元WBA世界スーパーフライ級王者カリド・ヤファイを右強打で初回KO勝ちし、アントニオ・バルガス戦でも右の強打でバルガスをダウンさせた。このように、彼の右は決め手となる力を持っている。那須川にとって、このパンチをもろに受けないことが重要だ。
那須川天心の対策
那須川天心は、キックボクシングで培った打たれ強さとボクシング転向後に磨いているディフェンステクニックを駆使して、ロドリゲスの強打に対応する必要がある。ボクシングには「パンチャーズ・チャンス」と呼ばれる強打者の特権があり、那須川はこれを十分に理解しているだろう。
スピードでは那須川が優れているため、アウトボクシングに徹することで勝利の道を開くことが考えられる。しかし、初めての10回戦でこの戦術を押し通すのは容易ではない。那須川にはリスクを伴う戦いが待っているが、その分スリルも味わえる一戦となる。
世界ランキングの違い
那須川天心はWBA7位、WBO10位、WBC13位にランクされている。一方のロドリゲスはWBA4位という高ランクに位置し、戦績は17勝(7KO)2敗1分。ロドリゲスは2018年にプロデビューし、昨年11月には元WBA世界スーパーフライ級王者で当時WBA世界バンタム級4位のカリド・ヤファイを初回KOで破った実力者だ。今年2月のアントニオ・バルガスとの世界ランカー対決では初回にダウンを奪ったが、最終的に7ラウンド終了時にTKOで敗れている。
那須川天心は記者会見で「相手も強い選手なので強気の、自分の心構え、意志が表示される試合になると思う。パンチも出来てKO率も高くて勢いもあって目つきも鋭い。面白い戦いが出来る選手かと思う」と語っている。彼のコメントからは、相手の強さを認識しつつも、自信を持って臨む姿勢が感じられる。
那須川天心はKOを狙うのか
那須川は「やってきたことがハマればすぐにKO出来ると思うけれど、KOを狙うと言うと変なやつらにいろいろ言われるので(笑)。KOはもちろん狙いに行って、だけど力まずに自分のスタイルでやっていく。狙いに行くというよりは自ずとKOが出来ると思う」と述べている。ここからも分かるように、那須川は冷静に自分のスタイルを信じて戦うことで自然とKOを狙う方針だ。
この試合の見どころは、那須川天心の技術と戦略、そしてロドリゲスの強力なパンチ力との対決だ。那須川はこれまでのトレーニングと経験を活かし、冷静かつ自信を持って戦うことで、ロドリゲスの強力な攻撃をどう対処するかが鍵となる。一方、ロドリゲスは那須川に対してどのような攻撃を仕掛けるのか、そしてその攻撃がどれだけ効果を発揮するのかが注目される。
両者ともに高い実力を持つボクサーであり、この試合はファンにとって見逃せない一戦となることは間違いない。那須川天心の冷静な戦術とロドリゲスの強力なパンチ力が激突するこの試合、どちらが勝利を掴むのか、大いに期待が高まる。
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