本記事では、オーストラリア産最強ボクサー・ジェイ・オペタイア選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、オペタイアのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
I was born for this shit. #Fightday pic.twitter.com/PtH36dBUzn
— Jai Opetaia (@jaiopetaia1) December 23, 2023
名前 | ジェイ・オペタイア(Jai Opetaia) |
生年月日 | 1995年6月30日 |
デビュー | 2015年8月1日 |
出身地 | オーストラリア シドニー |
身長 | 188cm |
リーチ | 193cm |
タイプ | 左右ボクサーファイター |
階級 | クルーザー級 (90.72キロ) |
戦績
アマ戦績 130戦以上
プロ戦績 24戦24勝(19KO)無敗
世界戦戦績 2戦2勝(1KO)無敗
※2023年12月23日時点
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2015年8月1日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | イシレリ・ファ | ニュージーランド | プロデビュー戦 |
2 | 2015年8月14日 | 〇 | 1R 2:46 | TKO | ロブ・マニュアル | ニュージーランド | |
3 | 2015年11月28日 | 〇 | 6R | 判定3-0 | ランドール・レイマート | オーストラリア | |
4 | 2016年4月23日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | オルランド・バスケス | メキシコ | |
5 | 2016年7月22日 | 〇 | 6R 1:11 | KO | セフォー・ファレカノ | ニュージーランド | |
6 | 2016年10月14日 | 〇 | 2R 0:37 | TKO | ウリア・アフマサガ | オーストラリア | |
7 | 2016年12月9日 | 〇 | 1R 2:46 | KO | ピーター・ブレナン | オーストラリア | 豪州-ニューサウスウェールズ州クルーザー級王座決定戦 |
8 | 2016年12月23日 | 〇 | 3R 0:36 | TKO | イシレリ・ファ | ニュージーランド | |
9 | 2017年2月10日 | 〇 | 2R 0:30 | TKO | トガシリマイ・レトア | サモア | |
10 | 2017年4月8日 | 〇 | 2R 1:26 | TKO | カイル・ブランビー | オーストラリア | |
11 | 2017年5月12日 | 〇 | 2R 1:03 | TKO | モーセス・ヘエマ | オーストラリア | 豪州-ニューサウスウェールズ州防衛1 |
12 | 2017年7月15日 | 〇 | 9R 1:49 | TKO | ダニエル・アマン | オーストラリア | 豪州・OPBF東洋太平洋クルーザー級王座決定戦 |
13 | 2017年10月21日 | 〇 | 1R 2:55 | TKO | フランキー・ロペス | アメリカ合衆国 | IBF世界クルーザー級ユース王座決定戦 |
14 | 2018年1月17日 | 〇 | 3R 2:36 | TKO | ベンジャミン・ケレハー | オーストラリア | 豪州防衛1 |
15 | 2018年4月7日 | 〇 | 2R 2:35 | TKO | ルーカス・パスコフスキー | フランス | WBOアジア太平洋クルーザー級王座決定戦 |
16 | 2018年6月29日 | 〇 | 2R 1:25 | KO | クルティス・ペゴラロ | オーストラリア | WBOアジア太平洋クルーザー級タイトルマッチ IBF環太平洋クルーザー級王座決定戦 WBOアジア太平洋防衛1 |
17 | 2019年5月15日 | 〇 | 8R 1:13 | TKO | アブラハム・タブル | ガーナ | WBAオセアニアクルーザー級暫定王座決定戦 |
18 | 2019年7月27日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | ニコラス・シャランランプス | ニュージーランド | WBAオセアニアクルーザー級暫定タイトルマッチ WBOグローバルクルーザー級王座決定戦 WBAオセアニア暫定防衛1 |
19 | 2019年11月16日 | 〇 | 8R 3:00 | TKO | マーク・フラナガン | オーストラリア | WBAオセアニア・WBOグローバルクルーザー級タイトルマッチ IBFアジアオセアニアクルーザー級王座決定戦 WBAオセアニア防衛2・WBOグローバル防衛1 |
20 | 2020年10月22日 | 〇 | 6R 1:50 | TKO | ベンジャミン・ケレハー | オーストラリア | IBFアジアオセアニア防衛1・WBOグローバル防衛2 |
21 | 2021年12月4日 | 〇 | 3R 1:44 | TKO | ダニエル・ラッセル | オーストラリア | |
22 | 2022年7月2日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | マイリス・ブリーディス | ラトビア | IBF世界クルーザー級タイトルマッチ |
23 | 2023年9月30日 | 〇 | 4R 0:20 | TKO | ジョーダン・トンプソン | イギリス | IBF防衛1→返上 |
24 | 2023年12月23日 | 〇 | 1R 2:56 | KO | エリス・ゾロ | イギリス |
ファイトスタイル・能力
オペタイアは、サウスポースタイルのボクサーファイタータイプだ。
アマチュア時代からそこまで目立っていた訳ではなかったが、ここ数年で爆発的に存在感を示してきた。全ての攻撃に倒し屋のセンスが感じられ、ブリエディス、トンプソン、エリアスゾロといった強豪から次々と勝利を重ね、未だ無敗である。目指すはウシクに次ぐクルーザー級の団体統一だ。彼の勢いを止められる相手が現れるのか、彼の今後の動向に注目である。
オフェンス
左フック、両ハンドストレート、カウンターの右ストレートといった数々の種類の攻撃から破壊力が感じられる。
また、小刻みなステップからフェイントなどを織り交ぜつつ、スピードのある攻撃を何発も打つため、相手に戦意喪失させるほどの非常にハイレベルなテクニックを有する選手である。
また、倒し屋の闘争本能というのも彼のボクシングからは感じられる。時には真正面から打ち合いアグレッシブな気迫でも圧倒する。その内容も踏まえると、現クルーザー級界では驚異的な存在と言えるだろう。
ディフェンス
オフェンスのアグレッシブさからは想像できないほど、ディフェンスは繊細で的確である。
主に身体を振るボディワークでディフェンスをおこなう印象だ。スウェーやウィービングなどを織り交ぜ、相手の攻撃を上半身の動きで交わす技術力が非常に素晴らしい。
また、相手を入り込ませない気迫というのも、彼のディフェンス面に通ずるところがある。それほど、キレがあり、パワーが感じられ、それによって恐怖を与えて攻めさせないという能力も彼の魅力のひとつではないだろうか。
クルーザー級主要選手
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