本記事では、アマチュアから競り勝ってきた努力家・ルイス・アルベルト・ロペス選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、ロペスのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
Top Rank inks Kiko Martinez mandatory Luis Alberto Lopez https://t.co/sUBgUFP6Ix #boxing pic.twitter.com/8w2gejUBXo
— World Boxing News (@WorldBoxingNews) December 30, 2021
名前 | ルイス・アルベルト・ロペス(Luis Alberto Lopez) |
生年月日 | 1993年8月21日 |
デビュー | 2015年11月6日 |
出身地 | メキシコ |
身長 | 163cm |
リーチ | 169cm |
タイプ | 右ファイター |
階級 | フェザー級 (57.15キロ) |
現在は、IBF世界フェザー級王者である。
戦績
アマ戦績 13戦8勝5敗
プロ戦績 31戦29勝(16KO)2敗
世界戦戦績 3戦3勝無敗
※2023年9月15日時点
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2015年11月6日 | 〇 | 4R | 判定2-1 | フランシスコ・ハビエル・グランデ・パチェコ | メキシコ | プロデビュー戦 |
2 | 2016年1月29日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | エリック・トーレス・エスコベド | メキシコ | |
3 | 2016年3月18日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | エリク・アドリアン・レイバ・ラモス | メキシコ | |
4 | 2016年4月29日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | ホバンニ・サルダナ | メキシコ | |
5 | 2016年9月10日 | 〇 | 4R 0:48 | TKO | エクトール・カンスダレス | メキシコ | |
6 | 2016年10月22日 | 〇 | 5R 1:59 | KO | ファン・アントニオ・リベラ | メキシコ | |
7 | 2016年11月19日 | 〇 | 1R 2:02 | TKO | ホセ・ペク | メキシコ | |
8 | 2017年1月1日 | 〇 | 8R | 判定3-0 | セウス・バレンスエラ | メキシコ | |
9 | 2017年3月3日 | 〇 | 6R | TKO | アルフレド・メヒア・バルガス | メキシコ | |
10 | 2017年8月5日 | 〇 | 3R 1:24 | KO | マルセリーノ・エルナンデス | メキシコ | |
11 | 2017年10月28日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | クリスティアン・ビエルマ | メキシコ | メキシコパシフィックコーストスーパーフェザー級王座決定戦 |
12 | 2018年1月13日 | 〇 | 8R | 判定 | アンドレス・タピア | メキシコ | |
13 | 2018年3月24日 | × | 10R | 判定1-2 | アブラアム・モントーヤ | メキシコ | メキシコパシフィックコースト王座陥落 |
14 | 2018年8月31日 | 〇 | 3R 1:02 | TKO | マルコ・アントニオ・ガルシア・トレド | メキシコ | |
15 | 2018年9月29日 | 〇 | 2R 2:37 | TKO | ルイス・クエト・エルナンデス | メキシコ | |
16 | 2018年11月9日 | 〇 | 6R | 判定3-0 | グレゴリオ・トーレス | メキシコ | |
17 | 2018年12月15日 | 〇 | 5R 2:23 | TKO | ヤイル・パティーノ | メキシコ | |
18 | 2019年2月28日 | 〇 | 8R | 判定3-0 | レイ・ヒメネス | アメリカ合衆国 | WBOインターナショナルフェザー級王座決定戦 |
19 | 2019年5月10日 | × | 10R | 判定0-3 | ルーベン・ビラ | アメリカ合衆国 | WBOインターナショナル王座陥落 |
20 | 2019年8月30日 | 〇 | 1R 2:30 | TKO | イスラエル・ロハス | メキシコ | |
21 | 2019年9月21日 | 〇 | 1R 1:19 | TKO | マルコ・アントニオ・モンテロス | メキシコ | |
22 | 2019年12月14日 | 〇 | 5R 1:28 | TKO | クリスチャン・バエス | ベネズエラ | |
23 | 2020年7月7日 | 〇 | 10R | 判定2-1 | アンディ・バンス | アメリカ合衆国 | |
24 | 2021年3月18日 | 〇 | 1R 0:58 | KO | マウロ・ロレト | メキシコ | |
25 | 2021年9月10日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | ガブリエル・フローレス・ジュニア | アメリカ合衆国 | |
26 | 2021年12月3日 | 〇 | 7R 2:38 | KO | アイザック・ロウ | イギリス | |
27 | 2022年4月9日 | 〇 | 4R 1:08 | KO | ラウル・チリノ | アメリカ合衆国 | |
28 | 2022年8月20日 | 〇 | 2R 1:00 | KO | ジェイソン・バルガス | コロンビア | |
29 | 2022年12月10日 | 〇 | 12R | 判定2-0 | ジョシュ・ワーリントン | イギリス | IBF世界フェザー級タイトルマッチ |
30 | 2023年5月27日 | 〇 | 5R 1:14 | TKO | マイケル・コンラン | アイルランド | IBF防衛1 |
31 | 2023年9月15日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ジョエ・ゴンザレス | アメリカ合衆国 | IBF防衛2 |
32 | 2024年3月2日 | – | – | – | 阿部麗也 | 日本 | 試合前 |
ファイトスタイル・能力
ロペスは右オーソドックススタイルのファイタータイプだ。
ボクシングを始めたのは驚きの22歳。アマチュアで経験を積んだ者が上位に連ねる中、彼はわずかな時間の中でボクシングに挑戦し続け、ここまで上に登ってきたのだ。遅咲きとはいえ、パワーの高さ、豊富なスタミナで中量階級の脅威的な存在となっているのは事実だ。彼の活躍には今後も注目である。
オフェンス
モーションが大きく、荒さが感じられるもののパワーの高さは本物だ。フットワークで距離を詰めては、ハンドスピードの速い、いかにも威力の高い攻撃で応戦する。
左ジャブは伸びがあり、右の強打へ繋げるためにタイミングを図って打っているイメージだ。
しつこく攻めるスタイルは彼の強みだが、テクニカルさという観点では少し不安材料ともなる。スタミナやタフネスは十分、しかし、当てるテクニックや相手に隙を作るための慎重さというものがあまり感じられない。
戦略的なテクニック勝負となれば、彼の荒っぽさが足を引っ張る可能性も十分にあるだろう。
ディフェンス
彼は、分かりやすいインファイターである。時に攻撃に集中し、ノーガードでパンチを振り回すことも見られる。
通常のディフェンスは、距離で外すようなスタイルだが、インファイターであるため、基本的に距離間が近いところで勝負している。その点からすれば、ガードが下がっている彼のスタイルは致命的である。被弾の危険性が常にあるが、スタミナやタフネスの勝負に持ち込めばロペスの流れになるだろう。
応援する立場なら、きちんとガードしてほしいと思うだろうが、ボクシングを楽しむということで見れば、彼のありのままのスタイルは客を盛り上げる要素が多く、観ていて非常に楽しい試合が多い。
フェザー級主要選手
関連記事はコチラ↓
本記事は、以上になります。本サイトでは、他にも格闘技に関する記事をたくさんアップしています。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ他の記事もご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。