本記事では、KO率最底辺の世界王者・サニー・エドワーズ選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、サニー・エドワーズのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
Let's go @SunnyEdwards 🔥🔥🔥
— Håkan Johansson (@h_hkan) December 16, 2023
Team Sunny Edwards 💯 #RodriguezEdwards #Boxing pic.twitter.com/NNfgpoueOT
名前 | サニー・エドワーズ |
生年月日 | 1996年1月1日 |
デビュー | 2016年9月24日 |
出身地 | イギリス |
身長 | 160cm |
リーチ | ?cm |
タイプ | 左右ボクサーファイター |
階級 | フライ級 (50.80キロ) スーパーフライ級 (52.16キロ) |
エドワーズのボクシングは、人気が乏しい。理由は明白。KO率がワーストクラスに低く、派手さやアグレッシブさが感じられない。しかし、才能が抜群に高いのも事実だ。もっと存在をアピールしたいと考える陣営は、フライ級での統一戦をおこなうように動いた。勝てば、評価・人気を一気に上げられるチャンスとなる。
迎えたフライ級王座統一戦。相手はアメリカの超エリートボクサー・WBO王者ジェシー・ロドリゲス。試合は、結局、強打のジェシー・ロドリゲスのパワーに飲み込まれてしまった。蓋を開ければ、9ラウンド終了時点で心を折られ、TKO負け。エドワーズにとって非常に痛い初黒星となった。
フライ級で元IBF王者として、華麗に復帰を果たしてほしい。今後の彼の動向に注目してみてほしい。
戦績
プロ戦績 21戦20勝(4KO)1敗
世界戦戦績 6戦5勝1敗
※2023年12月16日時点
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2016年9月24日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | セルゲイ・タシモフ | ロシア | |
2 | 2016年10月13日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | ブレット・フィドー | イギリス | |
3 | 2016年12月9日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | クレイグ・ダービーシャー | イギリス | |
4 | 2017年5月20日 | 〇 | 1R 0:58 | TKO | ジュラ・ドドゥ | ハンガリー | |
5 | 2017年7月22日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | ホセ・アギラール | ニカラグア | |
6 | 2017年11月27日 | 〇 | 4R 2:59 | TKO | ロス・マレー | イギリス | WBO欧州スーパーフライ級王座決定戦 |
7 | 2018年3月3日 | 〇 | 2R 2:18 | TKO | パトリック・バルトス | チェコ | |
8 | 2018年6月30日 | 〇 | 6R | 判定3-0 | クリスティアン・ナルバエス | ニカラグア | |
9 | 2018年10月26日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | ライアン・ファラグ | イギリス | WBO欧州防衛1 |
10 | 2018年12月15日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | フニオル・グラナドス | メキシコ | WBOインターナショナルスーパーフライ級王座決定戦 |
11 | 2019年4月27日 | 〇 | 8R 0:23 | TKO | ペドロ・マトス | ポーランド | WBO欧州防衛2 |
12 | 2019年7月13日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | イラム・ガジャルド | メキシコ | IBFインターナショナルスーパーフライ級王座決定戦 |
13 | 2019年9月14日 | 〇 | 10R | 判定3-0 | ロセンド・ウーゴ・グアルネロス | メキシコ | IBFインターナショナル・WBOインターコンチネンタルフライ級王座決定戦 |
14 | 2019年12月21日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | マルセル・ブレイスウェイト | イギリス | BBBofC英国スーパーフライ級王座決定戦 |
15 | 2020年8月29日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | トーマス・エソンバ | カンボジア | IBFインターナショナルスーパーフライ級タイトルマッチ |
16 | 2021年4月30日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | モルティ・ムザラネ | 南アフリカ共和国 | IBF世界フライ級タイトルマッチ |
17 | 2021年12月11日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ジェイソン・ママ | フィリピン | IBF防衛1 |
18 | 2022年3月19日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | モハメド・ワシーム | パキスタン | IBF防衛2 |
19 | 2022年11月11日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | フェリックス・アルバラード | ニカラグア | IBF防衛3 |
20 | 2023年6月10日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | アンドレス・カンポス | チリ | IBF防衛4 |
21 | 2023年12月16日 | × | 9R終了 | TKO | ジェシー・ロドリゲス | アメリカ合衆国 | IBF・WBO世界フライ級王座統一戦 IBF陥落 |
ファイトスタイル・能力
エドワーズは、非常に珍しい左右のスイッチスタイルのボクサータイプである。
高いステップワークディフェンスを武器としながら、とにかく前後左右とよく動く。さらに底なしのスタミナも持ち合わせている。しかし、彼のボクシングにはパワーが感じられない。よく動き、とにかくよく動きまくり相手に何もさせずポイントアウトによる勝利へと持っていくボクシングが得意な選手だ。
オフェンス
エドワーズは、明白なカウンタータイプのボクサーだ。アウトボクシングから相手の攻撃を交わしては、絶妙なタイミングでカウンターを打ち込む。サイドステップのクロス攻撃やスピードジャブなど、パンチを当てることに関して、非常に精度が高い。
また、インボクシングにおいては、両手フック攻撃、アッパー打ちで応戦する。スピードがあり、相手をよく見て着弾率の高い攻撃を狙っている印象だ。
しかし、大きな欠点がある。それはパワーの少なさだ。相手をいなす高いディフェンス能力を持ちながら、攻撃をよく当てるのだが、常に守備に重きをおいているためなのか、パンチに重さが感じられない。そのため、戦績も明らかにKO率が低い。明白な彼の課題と言えるだろう。
ディフェンス
とにかくよく動くステップワークディフェンスが非常に良い。前後左右にステップし、距離間のコントロールをおこなう。
相手の攻撃に対応したうえで、隙を伺いコンパクトなパンチを打ち込む。威力はないものの、そういった攻撃を積み重ね、ラウンドの多くを確実にポイントアウトし、判定勝利を何度も奪ってみせた。
ディフェンスから繋げる勝利への執念が素晴らしい。KOがなく派手なダウンの演出はないが、ボクシング界の優秀なポジションにパワーを武器とせずに登りつめたのは非常に素晴らしいことだ。
フライ級主要選手
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