ボクシンググローブはバンテージを巻いていても、直接手で使うものですから、汗や匂い、衛生面が気になりますよね。しかし、革製品なので洗濯機で洗うわけにはいきません。
この記事では、ボクシンググローブを清潔に保ち、長く使うための手軽なお手入れ方法をご紹介します。日々のメンテナンスが大事ですので、続けやすい方法を中心にお伝えしますね。
その前に、グローブを丁寧にお手入れすることのメリットを簡単にご紹介します。
ボクシンググローブを手入れする3つのメリット
- 耐久性が向上する
こまめに手入れをすることで、革のひび割れを防ぎ、グローブの寿命が延びます。 - 嫌な臭いを防ぐ
トレーニング後、汗で湿ったグローブは強烈な匂いを放つことがあります。この匂いは、あなたの頑張りの証かもしれませんが、周りの人には敬遠されることも。しっかりと除菌・消臭を行うことで、清潔さを保てます。 - モチベーションが上がる
自分で手入れをすることで、グローブへの愛着が生まれ、トレーニングのモチベーションが高まります。道具を大切に扱うことは、スポーツを上達させるための基本です。
ボクシンググローブの保管方法
まずは保管方法についてです。使用後、グローブをそのままカバンに入れっぱなしにするのは避けましょう。湿気がこもり、菌が繁殖しやすくなります。直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干しするのが理想です。
また、グローブが汗で湿っている場合は、しっかりとタオルなどで拭き取るようにしましょう。時間が経つと汚れが頑固になり、取り除くのが難しくなるため、使用後すぐに拭き取ることがポイントです。
匂いが気になる場合は、アルコール消毒を行うのも一つの方法です。臭いの原因であるバクテリアを除菌することで、匂いを軽減できます。ただし、革部分に直接アルコールを使用すると、変色や劣化の原因になるため注意が必要です。
ボクシンググローブのお手入れ方法
グローブのお手入れには専用の商品を使うのが簡単でおすすめです。ボクシンググローブ用の除菌・消臭スプレーや保革スプレーが多数販売されています。
まずは、除菌・消臭スプレーをグローブに吹きかけ、柔らかい布で拭き取ります。これは人間でいう「洗顔」にあたるケアです。このとき、ファブリーズやアルコールスプレーは避けましょう。ファブリーズは消臭効果はありますが、除菌効果が十分ではなく、アルコールは革を傷める恐れがあります。
手軽に消臭したい方は、保管時にグローブの中に専用の脱臭剤を入れておくと効果的です。
保革と仕上げ
除菌が終わったら、次に行うのは保革ケアです。これは人間でいう「保湿」に相当します。革は保湿しないと乾燥してひび割れの原因となりますので、専用の保湿クリームを使い、グローブに栄養を与えてあげましょう。野球のグローブや革靴用の手入れ用品も、代用として使えます。
長期保管時の注意点
ボクシンググローブを長期間保管する際は、事前にしっかりと汚れを拭き取ってから保管するようにしましょう。保管場所としては、風通しが良く、直射日光が当たらない場所が理想です。もし、そのような場所が見つからない場合は、乾燥剤をそばに置くなどして、湿気がこもらないように工夫しましょう。
ボクシンググローブの洗濯や水洗いは厳禁!
「グローブの匂いが気になるから洗濯機で洗いたい」という方もいるかもしれませんが、ボクシンググローブの洗濯や水洗いは絶対に避けてください。革が傷む原因になるだけでなく、ひび割れや劣化を早める可能性があります。
ウイニング社のホームページにも「お手入れに際し、ベンジン・シンナー等の石油系溶剤および硬い素材のブラシやタワシ、水での丸洗いはお控えください」と明記されています。これらは製品の色落ちや破損を招く原因となります。
人間がお風呂に入った後に乾燥しすぎるのと同じように、グローブも水洗いすると乾燥しすぎてしまい、革がひび割れるリスクが高まります。人間の肌には汗や皮脂が自然に分泌されて乾燥を防ぐ機能がありますが、グローブにはそんな機能はありません。
そのため、グローブの臭いが気になるからといって、洗濯機で洗ったり、水洗いしたりするのは厳禁です。
洗濯機で洗えるグローブ
ただし、これは一般的なグローブに関する話です。
実は、イサミから「洗濯機で洗えるグローブ」が販売されています!
このグローブは特別な仕様で、洗濯機で洗うことが可能です。イサミのこのグローブは、革を傷めることなく、しっかりと洗浄できるように設計されています。気になる方はぜひ、イサミの製品をチェックしてみてください。安心して洗えるボクシンググローブをお探しの方には最適です。
以上が、ボクシンググローブを長持ちさせるための手入れ・保管ガイドです。こまめなケアでグローブを良い状態に保ち、気持ちよくトレーニングに励んでくださいね!
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