本記事では、プロボクシングのライセンスのA級・B級・C級について解説します。
また、ボクシングのラウンド(4回戦から12回戦)についても合わせて解説しますので、ぜひご覧ください。
それでは、よろしくお願いします。
プロボクシングライセンスとは
プロボクシングライセンスとは、日本でボクシングを職業とし、プロボクサーになるために必要な資格のことを指します。
ライセンスを取得するためには、日本ボクシングコミッション(JBC)が行うプロテストに合格しなければなりません。
最近では、那須川天心選手がボクシングのプロテストに合格したと話題になっていたかと思います。
ちなみにですが、ボクシングの受験資格は以下の3つの条件を満たさなければなりません。
- 満16歳から満34歳までの男女
- コミッションドクターの健康診断に合格する
- 日本プロボクシング協会加盟のボクシングジムに受験者が在籍していること
以上のような条件があります。
また、ボクシングのプロテストにはC級・B級・A級という種類のテストがあります。これについては次項から説明していきます。
C級について
プロを目指す選手は、基本C級テストから受験します。
C級とは、4回戦(4ラウンド)で試合を行う選手のことです。
また、アマチュアで実績があり全日本ランキング10位以内の実績を持つ選手については、C級が免除となり、その上のB級からプロテストを受けることができます。
B級について
B級のボクサーとは、6回戦(6ラウンド)の試合を行う選手のことです。
B級ボクサーになる方法としては、先程説明したC級免除でB級のプロテストに合格すること、または、C級に合格してから4回戦の試合で4勝するという2種類の方法があります。なお、引き分け試合は0.5勝として換算します。
A級について
B級ボクサーのさらに上のA級ボクサーとは、8回戦以上の試合を行う選手のことです。
A級ボクサーになる方法としては、B級で6回戦の試合を2勝することが条件です。なお、引き分け試合については0.5勝として換算します。
また、いきなりA級からデビューするという選手も特例として存在します。
過去にB級プロテストを受け、A級からデビューした選手は以下の通りです。
池山伊佐巳、米倉健志、ロイヤル小林、石井幸喜、平仲明信、赤城武幸、井上尚弥
彼らはアマチュア時代からオリンピックや全日本選手権大会等で実績を残し特例でA級デビューをしています。
過去にこれだけしかいませんので、相当ズバ抜けた成績を残していないとA級と認められません。
あのキックボクシング無敗の那須川天心選手ですらB級ボクサーからのデビューとなっています。
タイトルマッチについて
A級ボクサーとなり、8回戦で勝利し実績を積み重ねれば、いよいよタイトルマッチに挑戦することができます。
ちなみに主要なタイトルとしては、以下のようなものがあります。
- 日本タイトルマッチ
10回戦(10ラウンド) - 東洋太平洋(OPBF)タイトルマッチ
12回戦(12ラウンド) - WBOアジアパシフィックタイトルマッチ
12回戦(12ラウンド) - 世界主要4団体タイトルマッチ
12回戦(12ラウンド)
以上のようなタイトルがあり、A級ボクサー選手たちでこのタイトルの奪い合いをするのがトップ層のプロボクシングとなります。
本記事は、以上となります。ご覧いただき少しでもボクシングに興味を持っていただけましたら幸いです。
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