本記事では、史上初の世界6階級制覇のレジェンドボクサー・オスカーデラホーヤ選手(Oscar De La Hoya)について、戦績・年収・ファイトマネー・ファイトスタイル、特徴など、デラホーヤの残した数々の伝説について解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
World premiere tonight at @Tribeca! The Golden Boy is the definitive documentary unpacking the spectacular myths and painful truths behind the life of Mexican American boxing legend, business magnate, and cultural icon Oscar De La Hoya. Stick around after the screening for a… pic.twitter.com/FJ0GeBb1pA
— Mark Wahlberg (@markwahlberg) June 9, 2023
名前 | オスカー・デ・ラ・ホーヤ |
生年月日 | 1973年2月4日 |
デビュー | 1992年11月23日 |
出身地 | カリフォルニア(アメリカ) |
身長 | 179cm |
リーチ | 185cm |
タイプ | 右ボクサーファイター |
階級 | スーパーフェザー級 (58.97キロ) ライト級 (61.23キロ) スーパーライト級 (63.50キロ) ウェルター級 (66.68キロ) スーパーウェルター級 (69.85キロ) ミドル級 (72.57キロ) |
実績 | 史上初の世界6階級制覇 主要2団体統一(ライト級) 主要2団体統一(スーパーウェルター級) |
名言
チャンピオンになるためには、他の誰も自分を信じてくれない時にこそ、自分自身を信じる必要がある 。
生涯報酬・年収
デラホーヤの生涯報酬はおよそ5億ドルと言われている。日本円にすると約550億円である。
年収は試合数や相手選手の人気などでファイトマネーが変化するため波があるが、ここでは世界戦を始めた年から大きい収入があったと仮定し平均値を推測する。生涯報酬から計算するとデラホーヤの平均年収は、およそ3000万ドル(約36億円)である。
ファイトマネー
デラホーヤのファイトマネーで最も高額だったのは、2006年のフロイドメイウェザーとのWBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチだ。その試合は判定でメイウェザーの勝利となったが、デラホーヤはファイトマネーとして4500万ドル(約54億円)を受け取った。この金額は当時の史上最高額のファイトマネーとなった。
戦績
アマ戦績 228戦223勝(163KO)5敗
プロ戦績 45戦39勝(30KO)6敗
世界戦戦績 30戦25勝(18KO)5敗
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 1992年11月23日 | 〇 | 1R 1:42 | KO | ラマー・ウィリアムズ | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
2 | 1992年12月12日 | 〇 | 1R 1:15 | KO | クリフ・ヒックス | アメリカ合衆国 | |
3 | 1993年1月3日 | 〇 | 2R 1:52 | TKO | パリス・アレキサンダー | アメリカ合衆国 | |
4 | 1993年2月6日 | 〇 | 4R 1:40 | TKO | カーチス・ストロング | アメリカ合衆国 | |
5 | 1993年3月13日 | 〇 | 4R 1:35 | TKO | ジェフ・メイウェザー | アメリカ合衆国 | |
6 | 1993年4月6日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | マイク・グレーブル | アメリカ合衆国 | |
7 | 1993年5月8日 | 〇 | 4R 2:00 | TKO | フランク・アベラル | アメリカ合衆国 | |
8 | 1993年6月7日 | 〇 | 1R終了 | TKO | トロイ・ドーシー | アメリカ合衆国 | |
9 | 1993年8月14日 | 〇 | 6R 2:10 | TKO | レナルド・カーター | アメリカ合衆国 | |
10 | 1993年8月27日 | 〇 | 4R終了 | TKO | アンジェロ・ヌネス | アメリカ合衆国 | |
11 | 1993年10月30日 | 〇 | 1R 2:25 | TKO | ナルシソ・バレンズエラ | メキシコ | |
12 | 1994年3月5日 | 〇 | 10R終了 | TKO | ジミー・ブレダル | デンマーク | WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ |
13 | 1994年5月27日 | 〇 | 3R 2:22 | TKO | ジョルジョ・カンパネラ | イタリア | WBO防衛1 |
14 | 1994年7月29日 | 〇 | 2R 0:39 | KO | ホルヘ・パエス | メキシコ | WBO世界ライト級王座決定戦/2階級制覇 |
15 | 1994年11月18日 | 〇 | 3R 1:02 | TKO | カール・グリフィス | アメリカ合衆国 | WBO防衛1 |
16 | 1994年12月10日 | 〇 | 9R 1:07 | TKO | ジョン・アビラ | アメリカ合衆国 | WBO防衛2 |
17 | 1995年2月18日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ジョン・ジョン・モリナ | プエルトリコ | WBO防衛3 |
18 | 1995年5月6日 | 〇 | 2R 1:43 | TKO | ラファエル・ルエラス | メキシコ | IBF・WBO世界ライト級王座統一戦/IBF獲得・WBO防衛4 |
19 | 1995年9月9日 | 〇 | 6R終了 | TKO | ヘナロ・エルナンデス | アメリカ合衆国 | WBO防衛5 |
20 | 1995年12月15日 | 〇 | 2R終了 | TKO | ジェシー・ジェームズ・レイハ | アメリカ合衆国 | WBO防衛6 |
21 | 1996年2月9日 | 〇 | 2R 2:38 | KO | ダリル・タイソン | アメリカ合衆国 | |
22 | 1996年6月7日 | 〇 | 4R 2:37 | TKO | フリオ・セサール・チャベス | メキシコ | WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ/3階級制覇 |
23 | 1997年1月18日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ミゲル・アンヘル・ゴンザレス | アメリカ合衆国 | WBC防衛1 |
24 | 1997年4月12日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | パーネル・ウィテカー | アメリカ合衆国 | WBC世界ウェルター級タイトルマッチ/4階級制覇 |
25 | 1997年6月14日 | 〇 | 2R 2:54 | KO | デビッド・カマウ | ケニア | WBC防衛1 |
26 | 1997年9月13日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ヘクター・カマチョ | プエルトリコ | WBC防衛2 |
27 | 1997年12月6日 | 〇 | 8R 2:48 | TKO | ウィルフレッド・リベラ | プエルトリコ | WBC防衛3 |
28 | 1998年6月13日 | 〇 | 3R 1:56 | TKO | パトリック・シャルパンティエ | フランス | WBC防衛4 |
29 | 1998年9月18日 | 〇 | 9R終了 | TKO | フリオ・セサール・チャベス | メキシコ | WBC防衛5 |
30 | 1999年2月13日 | 〇 | 12R | 判定2-1 | アイク・クォーティ | ガーナ | WBC防衛6 |
31 | 1999年5月22日 | 〇 | 11R 0:55 | TKO | オーバ・カー | アメリカ合衆国 | WBC防衛7 |
32 | 1999年9月18日 | × | 12R | 判定0-2 | フェリックス・トリニダード | プエルトリコ | WBC・IBF世界ウェルター級王座統一戦/WBC王座陥落 |
33 | 2000年2月28日 | 〇 | 7R 3:00 | KO | ダレル・コーリー | アメリカ合衆国 | IBA世界ウェルター級王座決定戦/WBC世界ウェルター級挑戦者決定戦・WBC王座復帰 |
34 | 2000年6月17日 | × | 12R | 判定1-2 | シェーン・モズリー | アメリカ合衆国 | WBC王座陥落 |
35 | 2001年3月24日 | 〇 | 5R 1:16 | TKO | アルツロ・ガッティ | カナダ | |
36 | 2001年6月23日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ハビエル・カスティリェホ | スペイン | WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチ/5階級制覇 |
37 | 2002年9月14日 | 〇 | 11R 1:48 | TKO | フェルナンド・バルガス | アメリカ合衆国 | WBA・WBC世界スーパーウェルター級王座統一戦/WBA・IBA獲得・WBC防衛1 |
38 | 2003年5月3日 | 〇 | 7R 2:54 | TKO | ルイス・ラモン・カンパス | メキシコ | WBA防衛1・WBC防衛2 |
39 | 2003年9月13日 | × | 12R | 判定0-3 | シェーン・モズリー | アメリカ合衆国 | WBA・WBC王座陥落 |
40 | 2004年6月5日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | フェリックス・シュトルム | ドイツ | WBO世界ミドル級タイトルマッチ/6階級制覇 |
41 | 2004年9月18日 | × | 9R 1:38 | KO | バーナード・ホプキンス | アメリカ合衆国 | WBA・WBC・IBF・WBO世界ミドル級王座統一戦/WBO王座陥落 |
42 | 2006年5月6日 | 〇 | 6R 1:25 | TKO | リカルド・マヨルガ | ニカラグア | WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチ |
43 | 2007年5月5日 | × | 12R | 判定1-2 | フロイド・メイウェザー・ジュニア | アメリカ合衆国 | WBC王座陥落 |
44 | 2008年5月3日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | スティーブ・フォーブス | アメリカ合衆国 | |
45 | 2008年12月6日 | × | 8R終了 | TKO | マニー・パッキャオ | フィリピン |
獲得タイトル
- WBO世界スーパーフェザー級王座
- WBO世界ライト級王座
- IBF世界ライト級王座
- WBC世界スーパーライト級王座
- WBC世界ウェルター級王座
- IBA世界ウェルター級王座
- WBC世界スーパーウェルター級王座
- WBA世界スーパーウェルター級スーパー王座
- IBA世界ウェルター級王座
- WBO世界ミドル級王座
ファイトスタイル・能力
デラホーヤは右オーソドックススタイルのボクサーファイタータイプだ。
強固なフィジカルを活かした攻撃の能力が非常に高い超パワーファイターである。12ラウンド常にプレッシャーを与え続けるスタミナもあり、最強かつ最凶の凶暴さを兼ね備えるアグレッシブなボクサーである。
オフェンス
長い手足を武器にしたパワーのあるワンツーが非常に魅力的である。
オフェンスのスイッチが入った時、少しでも隙を見切れば、すぐに牙を剥く。強力な左右のラッシュ。相手が嫌がり近づいてストレートを打ちにくくしてきても、その攻撃を止めず、近距離でも左右の強打を止めない。デラホーヤのラッシュは無呼吸ラッシュとも言われている。
アグレッシブな上に、威圧感やプレッシャーが凄まじく、更に上乗せされたパワーもある。彼の前で集中力を切らしてはいけない。一瞬で沈めることができるオフェンス能力を持っている天才である。
ディフェンス
彼のボクシングは攻撃が中心となる。両手ガードとバックステップ、ダッキングが主なディフェンスになるが、テクニックには穴があるようにも思える。打ち合いになると少々被弾する数が増える。しかし、それでもここまでの高い勝率を残してきたのは結果的にディフェンスに繋がる彼の強みがあるのではないだろうか。
それは彼の威圧感である。デラホーヤのプレッシャーは、相手に攻撃を打たせずらくするほど圧力が感じられる。攻撃が最大の防御というように彼のオフェンスはディフェンスにも影響しているほどの凶暴さがあるのではないだろうか。
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