ベテルビエフ vs ビボル 2 試合結果【剛腕と巧妙さの再激突】DAZN Boxing

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DAZN Boxing Beterbiev vs Bivol 2

ボクシングファン待望の再戦がついに決着を迎えた。2025年2月22日、サウジアラビア・リヤドで行われた「アルツール・ベテルビエフ vs ドミトリー・ビボル」のライトヘビー級4団体統一戦。前回の激闘から4カ月、2人のエリートファイターが再び拳を交えた。

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両者データ比較

アルツール・ベテルビエフVSディミトリ―・ビボル
(ドミトリー・ビボル)
1985年1月21日生年月日1990年12月18日
2013年6月8日デビュー2014年11月28日
ハサヴユルト(ロシア)出身地トクマク(キルギスタン)
182cm身長183cm
185cmリーチ183cm
右ボクサーファイタータイプ右ボクサー
ライトヘビー級 (79.38キロ階級ライトヘビー級 (79.38キロ)
300戦295勝5敗アマ戦績283戦268勝15敗
21戦21勝(20KO)無敗プロ戦績24戦23勝(12KO)1敗
10戦10勝(9KO)無敗世界戦績16戦15勝(5KO)1敗
※ベテルビエフvsビボル2前の情報

試合日程・概要

4ヵ月前に行われた4団体統一戦では、接戦の末にベテルビエフが判定勝利を収めたが、ビボルの勝利を支持する声も多く、世間では議論が巻き起こった。それだけに、今回の再戦がどのような展開になるのか大きな注目を集めていた。

この試合はWBA・WBC・IBF・WBO世界ライトヘビー級タイトルマッチとして行われ、2025年2月22日にサウジアラビア・リヤドで開催された。パウンド・フォー・パウンドに名を連ねる両者の再戦となり、まさにボクシング界を代表する頂上決戦となった。

アルツール・ベテルビエフ

アルツール・ベテルビエフ(Artur Beterbiev)は、1985年1月21日にロシア連邦チェチェン共和国で生まれた。幼い頃からボクシングに取り組み、ロシア国内外で数々の大会に出場し成功を収めた。
現在、ベテルビエフはカナダを拠点に活動しているが、彼の原点はロシアのアマチュアボクシングにある。アマチュア時代には、数々の国際大会で活躍し、特にヨーロッパ選手権や世界選手権でのメダル獲得が印象的だ。

現在は、30代後半という年齢に差し掛かり、ボクシング界ではベテランの域に入っているが、彼は無敗の戦績を維持し続けている。そして、最も驚くべきは彼のKO率の高さである。これまでの圧倒的なパフォーマンスは、対戦相手に恐れられる要因となり、多くの選手が彼との試合を避けたいと感じるほどの存在感を持っている。

ディミトリー・ビボル

ディミトリー・ビボル(Dmitry Bivol)は、1980年12月18日生まれのロシア出身プロボクサーだ。ビボルはその卓越した技術と冷静な試合運びで知られており、デビュー以来無敗を誇る。彼のボクシングスタイルは、非常に洗練されたテクニックに加え、繊細で正確なストレートパンチが特長だ。

身長183cm、リーチ183cmという恵まれた身体的特長を活かし、ビボルは常に相手との距離を巧みにコントロールしながら、試合を支配している。特に彼の鋭いストレートパンチは、技術的な正確さで相手を封じ込める武器となっている。

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ファイトスタイル

アルツール・ベテルビエフ

ベテルビエフのファイトスタイルは非常に攻撃的で、特に中間距離からのパワーパンチが強力だ。彼は相手に圧力をかけ続け、じわじわと崩していくスタイルで、常にKOを狙っている。ディフェンスに関しては過去の試合でカウンターをもらうことが多々あったが、その分、攻撃の破壊力で相手を圧倒するため、ディフェンス面の弱点が目立たなくなることが多い。

ディミトリー・ビボル

ビボルはディフェンシブでありながらも攻撃の機会を逃さない「ボクサー型」の選手だ。彼は足を使い、的確なジャブと組み合わせて相手をコントロールする能力に長けている。試合中も非常に冷静で、相手の動きを読みながらポイントを積み重ねるタイプであるため、スリリングな展開が続く。

このスタイルの違いが試合を大いに面白くする要因となる。ベテルビエフのような圧倒的なパワーを持つ選手が、ビボルのようにテクニカルなディフェンスを得意とするボクサーとどのように戦うのか、注目だ。

両選手の詳しい記事はコチラ↓

アルツール・ベテルビエフの戦績と強さ分析

ディミトリー・ビボルの戦績と強さ分析

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見どころ

4ヵ月前の前回対決は、激戦の末にベテルビエフが判定勝利を収めたが、多くのファンや専門家の間ではビボルの勝利を支持する声も上がっていた。それだけに、今回の再戦ではどちらが本当の最強なのかが証明される重要な一戦となった。

一撃の破壊力を誇るベテルビエフのパワーと、スピードとディフェンスを駆使するビボルのテクニック。その両者が再び拳を交えることで、ボクシングの本質ともいえる「パワー vs テクニック」の戦いが再燃することとなった。果たして、ボクシングにおける「真の強さ」とは、圧倒的なパワーなのか、それとも緻密に計算されたテクニックなのか。その答えをこの試合が示すことになる。

また、短期間での再戦となるため、前回の試合からどれほどの修正を加えてきたのかもポイントだった。ビボルはベテルビエフの圧力に対してどのような対応策を準備してきたのか。そして、ベテルビエフはビボルの動きをどのように封じるのか。両者の戦略的な駆け引きが勝負を分ける重要な要素となることは間違いなかった。

試合結果

ビボルが判定2-0(116-112、115-113、114-114)で勝利し、新たな4団体統一王者となった。試合は序盤からビボルが優勢で、ジャブとスピードを活かしたアウトボクシングによって試合をコントロールした。ボディへの攻撃や左右のコンビネーションも効果的にヒットし、ベテルビエフのプレッシャーを巧みにかわした。4回からベテルビエフが反撃に出る場面もあったが、7回以降は再びビボルが試合を支配する展開となった。特に終盤では、ベテルビエフのペースダウンを見逃さず、強烈な右のボディブローや連打を的確に決めていった。結果としてジャッジの1人がドローとしたものの、残る2人がビボルの勝利を支持し、ビボルが新たな4団体統一王者となった。

ターニングポイント

試合のターニングポイントとなったのは、序盤のビボルのジャブとボディ攻撃がベテルビエフの圧力を封じる鍵となった点である。4回以降にはベテルビエフの反撃も見られ、接近戦で手数を増やしたが、ビボルのディフェンスが機能していた。7回以降にはビボルの猛攻が際立ち、右の強烈なボディ攻撃がベテルビエフのスタミナを削り、後半戦を支配したことが勝利の要因となった。

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今後の動向

ビボルの今後については、新たな4団体統一王者としてライトヘビー級のトップに君臨し、今後の防衛戦が注目される。特に、デビット・ベナビデスとの対戦が期待されており、さらなる挑戦が待ち受けている。また、3戦目となるラバーマッチが組まれる可能性もある。一方、ベテルビエフは初黒星を喫し、王座を失ったが、再戦の意欲を示している。40歳という年齢を考慮すると、今後のキャリアについては慎重な判断が求められるが、ビボルとのラバーマッチでリベンジを狙う可能性も高い。

まとめ

2025年2月22日に行われた「ベテルビエフ vs ビボル 2」は、壮絶な戦いの末、ビボルが判定勝ちで新4団体統一王者となった。試合の鍵となったのは、ビボルのスピードとディフェンス、そしてボディ攻撃の精度である。ベテルビエフは圧力をかけ続けたものの、ビボルの巧みな戦術に阻まれ、ついにプロ初黒星を喫することとなった。今後のライトヘビー級の覇権争いがどのように動くのか、3戦目の可能性や新たな挑戦者の登場に注目が集まる。ベテルビエフのリベンジなるか、それともビボルが長期政権を築くのか。ライトヘビー級の未来から目が離せない。

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