本記事では、カネロと死闘を繰り広げた強豪・エリスランディ・ララ選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、エリスランディ・ララのその強さについて解説していきます。
よろしくお願いします。
プロフィール
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— Erislandy Lara (@Laraboxing) May 22, 2016
名前 | エリスランディ・ララ(Erislandy Lara) |
生年月日 | 1983年4月11日 |
デビュー | 2008年7月4日 |
出身地 | アメリカ合衆国 |
身長 | 175cm |
リーチ | 191cm |
タイプ | 左ボクサー |
階級 | スーパーウェルター級 (69.85キロ) ミドル級 (72.57キロ) |
実績 | 世界2階級制覇 |
現在は、WBA世界ミドル級レギュラー王者である。
戦績
アマ戦績 382戦365勝17敗
プロ戦績 35戦29勝(17KO)3敗3分
世界戦戦績 12戦10勝(5KO)1敗1分
※2022年5月28日時点
試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
1 | 2008年7月4日 | 〇 | 4R | 判定 3-0 | イワン・マスロフ | ロシア | |
2 | 2008年9月12日 | 〇 | 1R 2:19 | TKO | デニス・アレクセジェブズ | ラトビア | |
3 | 2009年1月9日 | 〇 | 1R 2:59 | TKO | ロドリゴ・アギアル | アメリカ合衆国 | |
4 | 2009年2月20日 | 〇 | 1R 1:09 | KO | キース・グロス | アメリカ合衆国 | |
5 | 2009年5月2日 | 〇 | 4R | 判定 3-0 | クリス・グレイ | アメリカ合衆国 | |
6 | 2009年5月22日 | 〇 | 4R 1:13 | TKO | エドウィン・バスケス | プエルトリコ | |
7 | 2009年7月17日 | 〇 | 6R | 判定 3-0 | ダーネル・ブーン | アメリカ合衆国 | |
8 | 2009年9月19日 | 〇 | 1R 2:12 | KO | ホセ・バレラ | ニカラグア | |
9 | 2009年12月12日 | 〇 | 10R | 判定 3-0 | ルチアーノ・ペレス | メキシコ | |
10 | 2010年1月29日 | 〇 | 10R 2:44 | TKO | グラディ・ブリューワー | アメリカ合衆国 | |
11 | 2010年4月2日 | 〇 | 10R | 判定 3-0 | ダニー・ペレス | アメリカ合衆国 | |
12 | 2010年7月9日 | 〇 | 1R 2:34 | TKO | ウィリアム・コレア | プエルトリコ | |
13 | 2010年8月18日 | 〇 | 1R 1:48 | TKO | ウィリー・リー | アメリカ合衆国 | |
14 | 2010年11月27日 | 〇 | 1R 1:38 | TKO | ティム・コナーズ | アメリカ合衆国 | WBAラテンアメリカスーパーウェルター級王座決定戦 |
15 | 2011年1月14日 | 〇 | 1R 2:59 | KO | デルレイ・レインズ | アメリカ合衆国 | |
16 | 2011年3月25日 | △ | 10R | 判定 0-1 | カルロス・モリナ | メキシコ | |
17 | 2011年7月9日 | × | 12R | 判定 0-2 | ポール・ウィリアムス | アメリカ合衆国 | |
18 | 2012年4月20日 | 〇 | 1R 1:34 | TKO | ロナルド・ハーンズ | アメリカ合衆国 | |
19 | 2012年6月30日 | 〇 | 10R | 判定 3-0 | フレディ・エルナンデス | メキシコ | |
20 | 2012年11月10日 | △ | 9R | 負傷判定 1-1 | バネス・マーティロスヤン | アルメニア | WBC世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦 |
21 | 2013年6月8日 | 〇 | 10R 1:50 | TKO | アルフレド・アングロ | メキシコ | WBA世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦 |
22 | 2013年12月7日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | オースティン・トラウト | アメリカ合衆国 | WBA暫定防衛1→正規王座に認定 |
23 | 2014年7月12日 | × | 12R | 判定 1-2 | サウル・アルバレス | メキシコ | |
24 | 2014年12月12日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | イシュー・スミス | アメリカ合衆国 | WBA防衛2 |
25 | 2015年6月12日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | デルビン・ロドリゲス | ドミニカ共和国 | WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ IBO世界スーパーウェルター級王座決定戦 WBA防衛3・IBO獲得 |
26 | 2015年11月25日 | 〇 | 3R 0:41 | TKO | ヤン・ザベック | スロベニア | WBA防衛4 |
27 | 2016年5月21日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | バネス・マーティロスヤン | アルメニア | WBA防衛5→スーパー王座に認定 |
28 | 2017年1月13日 | 〇 | 4R 1:47 | KO | ユーリ・フォアマン | イスラエル | WBA防衛6 |
29 | 2017年10月14日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | テレル・ガーシャ | アメリカ合衆国 | WBA防衛7 |
30 | 2018年4月7日 | × | 12R | 判定 1-2 | ジャレット・ハード | アメリカ合衆国 | WBA・IBF世界スーパーウェルター級王座統一戦 WBA・IBO陥落 |
31 | 2019年3月2日 | △ | 12R | 判定 1-1 | ブライアン・カスターニョ | アルゼンチン | WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ |
32 | 2019年8月31日 | 〇 | 2R 2:03 | TKO | ラモン・アルバレス | メキシコ | WBA世界スーパーウェルター級王座決定戦 |
33 | 2020年8月29日 | 〇 | 12R | 判定 3-0 | グレグ・ベンデティ | アメリカ合衆国 | WBA防衛1 |
34 | 2021年5月1日 | 〇 | 1R 1:20 | KO | トーマス・ラマンナ | アメリカ合衆国 | WBA世界ミドル級王座決定戦 |
35 | 2022年5月28日 | 〇 | 8R 0:23 | TKO | ゲーリー・オサリバン | アイルランド | WBA防衛1 |
ファイトスタイル・能力
ララはサウスポースタイルのボクサータイプだ。
カスターニョとの死闘を繰り広げた後は、少し話題が落ち着いてきたようだ。もう40歳という大台に乗ったララは、最近は少し相手を選んで戦っているような印象である。サウルカネロアルバレスとの接戦をしてきた黄金時代からはもう程遠い年齢となってしまったのか。1度は掴み取ったアメリカンドリームを今後、もう一度開花させてほしいというのがキューバボクシングファンの希望だろう。
オフェンス
精密機械のような素晴らしい高い的中率を可能とするハイレベルなオフェンステクニック。
右手で距離をコントロールしながら、しなやかに打ち出す左ストレートが非常に強力である。また、ショートパンチの如く、スピードとキレのある攻撃が素晴らしい。スピードとタイミングで倒す技術が抜群に高い印象だ。
ディフェンス
彼の魅力的な点は、ディフェンステクニックからより感じられる。
相手の動き、攻撃のパターンを読み、ダッキングやスウェー、バックステップを駆使して攻撃を外し続ける素晴らしい防御技術を持っている。
名ボクサー・サウルカネロアルバレスとの試合を観ても、彼のディフェンス能力の高さが存分に発揮された。伸び・スピードのあるアルバレスの攻撃をかなり余裕を持って対処できていた。
攻撃を冷静に読み、ボディワークによってしっかりとディフェンスをおこない、かと思えば、精度の高いオフェンスで攻め続けるといった、独自のファイトスタイルによって、黒星はあるものの完敗というの試合は1度も経験していない。それほど、ララは精度の高いテクニシャンなのだろう。
ミドル級主要選手
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