【試合結果】クレベル・コイケ vs 斎藤裕 2023大晦日RIZIN.45

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本記事では、2023年12月31日におこなわれたにゃんこ大戦争 presents RIZIN.45 の一戦、フェザー級ワンマッチ、クレベル・コイケ vs 斎藤裕の両選手のプロフィール・ファイトスタイル、見どころ、試合結果を解説していきます。

両者データ比較

クレベル・コイケリングネーム斎藤 裕
クレベル・コイケ・エルベスト
(Kleber Koike Erbst)
名前斎藤 裕(さいとう ゆたか)
1989年10月16日生年月日1987年10月8日
ブラジル国籍日本
サンパウロ州サンパウロ出身地秋田県能代市
178cm身長173cm
183cmリーチ171cm
柔術界の鬼神異名令和の修斗伝承者
オーソドックスタイプオーソドックス
ブラジリアン柔術・グラップリング
シュートボクシング
スタイル伝統派空手・ブラジリアン柔術
ボンサイ柔術チームパラエストラ小岩

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クレベル・コイケのファイトスタイル

クレベルは、右オーソドックススタイルである。脅威のフィニッシュ率を誇るブラジリアン柔術家だ。グラウンドになればどの体勢からでも絞め技にもっていくことが可能。高いグラウンドテクニックを武器に日本MMA界の強者から次々と勝利している実力者である。

クレベル・コイケの詳細な記事はコチラ↓

クレベル・コイケ選手の戦績と強さ分析

斎藤裕のファイトスタイル

斎藤は右オーソドックススタイルだ。修斗で培ってきたテクニックを活かしたプレイスタイルであり、立ち技や打撃が非常に強い。また、無理しないペースメイクも可能であり、ラウンドごとにポイントアウトし、きっちり勝利へと運び込むことも彼の魅力である。

斎藤裕の詳細な記事はコチラ↓

斎藤裕選手の戦績と強さ分析

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見どころ

柔術界の鬼神クレベル・コイケ、第3代RIZINフェザー級王者まで上り詰めた最強の柔術家。だがしかし、まさかのアクシデント。計量オーバーによる王座剥奪。さらにはピットブル、金原正徳と、RIZIN無敗の男がまさかの2連敗

高いフィニッシュ率を誇る柔術家の天才は、荒れた2023年を勝利で終えられるか非常に注目である。

令和の修斗伝承者・斎藤裕、こちらも初代RIZINフェザー級王者まで上り詰めた男だ。だがしかし、こちらも牛久、朝倉未来、牛久とまさかの3連敗。もう引退かと、厳しい世間の声もあったが、迎えた2023年4月平本蓮との復帰戦にて、見事に判定勝ち。絶体絶命から復活した実力者は、今宵、ベルト奪取に向けて、勝利を奪いとれるのか。

元RIZINフェザー級王者同士のワンマッチ。非常に注目の1戦である。

試合結果

1ラウンド

リングのセンターを取る斎藤、その周りをクレベルがサイドステップで回るような展開から始まった。やはり、斎藤は寝技を警戒しているようだ。

残り時間 4分20秒

斎藤がクレベルの左ローキックを下腹部にもらってしまう。1度斎藤の回復をまち、試合が再開される。

残り時間 3分17秒

打撃戦が続く中、またもや斎藤の下腹部にローブローが入った。もう1度回復を待ち、試合が再開される。

残り時間 2分35秒

両者のローキックとカーフキックが互いの足へ命中する。特に斎藤の右ローキックがタイミング良く入った。

残り時間 1分23秒

打撃戦が続く中、斎藤がクレベルのキック攻撃の左足を掴み、クレベルがバランスを崩し倒れ込む。ミックスポジションになるも、斎藤は、押さえ込みには入らず、立ったままキック攻撃を続けた。やはり、寝技には応じないようである。

残り時間 50秒

立ち上がった状態から両者の打撃が交錯する。斎藤の右ストレートや左フック、クリーンヒットとまではいかないが、何発か良い攻撃が当たっている。

スタンドから打撃を狙う状態で、1ラウンド目終了。これだけ多くの打撃を打ち合うも、両者どちらもダメージを受けていない非常にハイレベルな攻防である。

2ラウンド

打撃戦からスタート。すぐさま、クレベルの右ローキック、カーフキックが命中。斎藤は少しカーフキックを嫌がった。

残り時間 4分19秒

ここでクレベルがタックルに入った。そして、思わず斎藤は後ろに体勢が崩れ、テイクダウン。パウンドの打ち合いから、なんとか斎藤は立ち上がった。

残り時間 3分10秒

クラッチに捕まった斎藤は、クレベルをサイドにまわし、そのままテイクダウン。斎藤が上になるも、クレベルが得意な3角絞めの体勢に入る。

残り時間 1分55秒

斎藤が上から強烈なパウンドの連打を打つ。非常に強烈な鉄槌が数発、クレベルに命中。

残り時間 1分20秒

クレベルが足を斎藤の肩まで瞬時に上げ、体勢を整え、3角締め、腕十字固めを狙う。

残り時間 33秒

パウンドを止めない斎藤へ、瞬時に右腕を挟み込みクレベルが斎藤の腕関節をキメに入るも、入りが浅く、すぐに腕を抜いた。非常に危ない場面である。

クレベルは、すぐにサイドポジションを取り、再び得意の体勢に。ダースチョークを狙うが、斎藤が上手くクラッチを組み逃れたまま、2ラウンド終了。

やはり、寝技に入ると有利なのはクレベルだ。両選手ともに非常に高いレベルの心理戦である。

3ラウンド

ファイナルラウンド、開始早々にクレベルがタックルに入る。クラッチをくみクレベルが引き込みに入る。すぐに立ち上がり、斎藤は、なんとかクレベルを遠ざけた。

残り時間 4分18秒

ここでまさかの斎藤がタックルに入り、テイクダウンをとる。しかし、首を取りながら一瞬でスイープされ、すぐにクレベルが上の体勢になる。

残り時間 4分5秒

クレベルは一瞬で斎藤の肩と首に腕を入れ、ダースチョークの体勢に。そのまま完全に絞めに入った。動けない斎藤、そのまま落ちてしまった。

やはり、不用意にテイクダウンに入ってはいけない。クレベルはどの体勢からでも瞬時に技に入る技量がある。判定までいけば、ほぼ確実に斎藤が勝っていただろう。非常に惜しい敗戦となってしまった。

結果

3R 1分22秒 SUB(テクニカルサブミッション:ダースチョーク)により、クレベルの勝利となった。

大晦日、さいたまスーパーアリーナで復活のフィニッシュ勝利となった。そして、斎藤裕は、キャリア初めてのフィニッシュ負けとなってしまった。

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