本記事では、鋼のエンペラー・皇治(こうじ)選手について、戦績やファイトスタイル、特徴など、皇治のその強さについて解説していきます。
プロフィール
#RIZIN45 決定カード
— RIZIN FF OFFICIAL (@rizin_PR) November 24, 2023
RIZIN MMAルール
三浦孝太
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皇治 @1_kouzi
ISKA K-1ルール世界王者
12/31(日)14:00開始(予定)
さいたまスーパーアリーナ
チケット一般発売は11/26(日)10時~!!https://t.co/4PPL6JjHpp pic.twitter.com/GmA53Y5nFt
リングネーム | 皇治 |
名前 | 田中 宏治(たなか こうじ) |
生年月日 | 1989年5月6日 |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府池田市 |
身長 | 173cm |
リーチ | 168cm |
異名 | 鋼のエンペラー |
タイプ | サウスポー・オーソドックス |
スタイル | 空手・日本拳法・キックボクシング |
チーム | TEAM ONE GYM |
階級
皇治の階級は、60kg前後の階級である。
過去には、フェザー級やライト級で試合をした実績がある。
キックボクシングの階級別参考体重 | |||
全日本キックボクシング連盟 | 国際キックボクシング連盟 | ||
フライ級 | 50.802kg以下 | アトム級 | 53.1 kg以下 |
バンタム級 | 53.524kg以下 | フライ級 | 53.2 – 54.5 kg |
フェザー級 | 56.245kg以下 | バンタム級 | 54.6 – 56.4 kg |
スーパーフェザー級 | 58.967kg以下 | フェザー級 | 56.5 – 58.2 kg |
ライト級 | 61.689kg以下 | ライト級 | 58.3 – 60 kg |
スーパーライト級 | 64.410kg以下 | スーパーライト級 | 60.1 – 62.2 kg |
ウェルター級 | 67.132kg以下 | ライトウェルター級 | 62.3 – 64.5 kg |
スーパーウェルター級 | 69.853kg以下 | ウェルター級 | 64.6 – 66.8 kg |
ミドル級 | 72.575kg以下 | スーパーウェルター級 | 66.9 – 69.5 kg |
ヘビー級 | 72.575kg以上 | ライトミドル級 | 69.6 – 72.3 kg |
ミドル級 | 72.4 – 75 kg | ||
スーパーミドル級 | 75.1 – 78.2 kg | ||
ライトヘビー級 | 78.3 – 81.4 kg | ||
ライトクルーザー級 | 81.5 – 84.5 kg | ||
クルーザー級 | 84.6 – 88.6 kg | ||
ヘビー級 | 88.7 – 97.7 kg | ||
スーパーヘビー級 | 97.8 kg以上 |
戦績
キック戦績 52戦30勝(10KO)18敗
MMA戦績 1戦1勝(1KO)無敗
RIZIN戦績 8戦3勝(1KO)4敗1無効
※2023年12月31日時点
勝った相手【有名選手厳選】
- 祖根寿麻(2021年・判定勝ち)
- 梅野源治(2022年・判定勝ち)
負けた相手【有名選手厳選】
- 武尊(2018年・判定負け)
- 那須川天心(2020年・判定負け)
- 芦澤竜誠(2023年・判定負け)
試合実績
キック試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 | 備考 |
51 | 2023年4月1日 | × | 芦澤竜誠 | 3R終了 判定1-2 | RIZIN.41 | |
50 | 2022年5月7日 | ○ | ダウサコン・モータッサナイ | 3R終了 判定2-1 | HEAT 50 | |
49 | 2022年3月20日 | ○ | 梅野源治 | 3R終了 判定2-0 | RIZIN.34 | |
48 | 2021年12月31日 | × | YA-MAN | 3R終了 判定0-2 | RIZIN.33 | |
47 | 2021年11月20日 | ○ | 祖根寿麻 | 3R終了 判定3-0 | RIZIN.32 | |
46 | 2021年6月27日 | × | 白鳥大珠 | 3R終了 判定0-3 | RIZIN.29 | 【RIZINキックワンナイトトーナメント 決勝】 |
45 | 2021年6月27日 | - | 梅野源治 | 1R 0:43 ノーコンテスト(偶発性のバッティング) | RIZIN.29 | 【RIZINキックワンナイトトーナメント 1回戦】 |
44 | 2020年9月27日 | × | 那須川天心 | 3R終了 判定0-3 | RIZIN.24 | |
43 | 2019年11月24日 | ○ | 川原誠也 | 2R 2分59秒 KO(パンチ連打) | K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~ | |
42 | 2019年8月24日 | ○ | 大岩龍矢 | 3R+延長1R終了 判定2-1 | K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~ | |
41 | 2019年3月10日 | ○ | ヤン・サイコ | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~ | |
40 | 2018年12月8日 | × | 武尊 | 3R終了 判定0-3 | K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K-1ライト級世界最強決定トーナメント~ | 【K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ】 |
39 | 2018年9月24日 | ○ | スタウロス・エグザコスティディス | 3R+延長1R終了 判定3-0 | K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K-1 WORLD GP 初代クルーザー級王座決定トーナメント~ | |
38 | 2018年3月21日 | × | 小宮山工介 | 3R終了 判定0-3 | K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~ | 【K-1 WORLD GP 第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準決勝】 |
37 | 2018年3月21日 | ○ | 卜部弘嵩 | 3R+延長1R終了 判定3-0 | K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~ | 【K-1 WORLD GP 第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント1回戦】 |
36 | 2017年9月18日 | ○ | 島野浩太朗 | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~ | |
35 | 2017年6月18日 | × | 大雅 | 3R終了 判定0-3 | K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント〜 | |
34 | 2017年2月19日 | ○ | モハメド・ブールフ | 5R終了 判定3-0 | HEAT 39 | 【ISKA K-1ルール世界ライト級王座決定戦】 |
33 | 2016年9月19日 | ○ | 闘士 | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント~ | |
32 | 2016年4月24日 | × | 卜部功也 | 3R終了 判定0-3 | K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~ | 【K-1 WORLD GP 2016 -60kg日本代表決定トーナメント1回戦】 |
31 | 2016年2月5日 | ○ | 剣闘士“俊” | 2R 1分26秒 KO(左ハイキック) | Krush.63 | |
30 | 2015年11月29日 | ○ | チョ・ソンヒョン | 3R 2分30秒 TKO(3ダウン) | HEAT 36 | 【HEATキックルールライト級タイトルマッチ】 |
29 | 2015年9月27日 | × | 悠矢 | 5R終了 判定0-3 | NJKF 2015 6th | 【WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王座決定戦】 |
28 | 2015年6月7日 | × | 不可思 | 3R終了 判定0-2 | ビッグバン・統一への道 其の21 | 【BigBangライト級タイトルマッチ】 |
27 | 2014年12月21日 | ○ | キム・ジンヒョク | 5R終了 判定2-0 | HEAT 34 | 【HEATキックルールライト級タイトルマッチ】 |
26 | 2014年7月25日 | × | SHIGERU | 3R終了 判定0-3 | RISE cooperation REBELS.28 | |
25 | 2014年2月23日 | ○ | グゥオ・チェン | 2R 2分56秒 KO(左ボディ) | HEAT 30 | |
24 | 2013年12月15日 | ○ | 悠矢 | 3R終了+延長1R 判定3-0 | HEAT 29 | 【HEATキックルール初代ライト級王座決定1dayトーナメント決勝戦】 |
23 | 2013年12月15日 | ○ | 晃希 | 3R終了+延長1R 1分55秒 TKO(左フック) | HEAT 29 | 【HEATキックルール初代ライト級王座決定1dayトーナメント準決勝】 |
22 | 2013年10月13日 | ○ | ジャン・ヨンホ | 2R 1分28秒 TKO(左ボディ) | SFK~7th anniversary~ ×REBELS -SPIRIT FIRE KOBE- | |
21 | 2013年7月21日 | × | 町田光 | 3R終了 判定0-2 | REBELS.18 | 【REBELS 60kg級王座決定トーナメント準決勝戦】 |
20 | 2013年3月10日 | ○ | TASUKU | 3R終了 判定3-0 | Road to GLORY JAPAN | |
19 | 2013年1月26日 | × | 神戸翔太 | 3R終了 判定0-2 | Krush.26 | 【Krush -58kg級初代王座決定トーナメント1回戦】 |
18 | 2012年12月9日 | × | 中向永昌 | 3R終了 判定0-2 | J-NETWORK J-NEXUS 2012 ~蹴っていいトモ!~ | |
17 | 2012年8月26日 | × | 前口太尊 | 3R終了+延長1R 判定1-2 | J-KICK 2012~NEXT J-GENERATION~4th | |
16 | 2012年7月14日 | ○ | 中嶋剛志 | 3R終了 判定3-0 | Krush-EX 2012 vol.4 | |
15 | 2012年4月28日 | ○ | 蓮見龍馬 | 3R終了 判定3-0 | TRIBELATE vol.36~Title Match Festival~ | 【TRIBELATEキックスーパーフェザー級王座決定戦】 |
14 | 2012年4月1日 | ○ | 篠原基宏 | 2R 1分33秒 KO | J-NETWORK J-FIGHT in SHINJUKU ~vol.25 | |
13 | 2011年11月27日 | ○ | 玲央 | 1R 1分49秒 TKO | J-NETWORK J-F-X ~TIME to CHANGE the KICK by J-SPIRIT EX.~ | |
12 | 2011年10月10日 | × | 北薗翔大 | 3R KO | KING OF STRIKERS Round 6 | |
11 | 2011年7月18日 | ○ | 太田光輝 | 2R 2分35秒 KO | DEMOLITION 2DAYS ~day 2nd Kick Boxing~ – HIGH SPEED – | |
10 | 2010年12月12日 | ○ | 西村昌平 | 2R 2分05秒 KO | DEEP☆KICK 5 | |
9 | 2010年8月8日 | ○ | 辻出優翔 | 3R終了 判定3-0 | DEEP☆KICK 4 | |
8 | 2010年6月13日 | × | 謙・センチャイジム | 3R終了 判定0-2 | NJKF BANZAI ATTACK I 熱風 零伍 | |
7 | 2010年4月4日 | × | 京谷祐希 | 3R終了 判定0-3 | DEEP☆KICK 3 | |
6 | 2009年12月23日 | ○ | 南一治 | 3R終了 判定2-1 | DEEP KICK 2 | |
5 | 2009年10月11日 | ○ | 藤田鷹司 | 3R終了 判定3-0 | NAGOYA KICK~BoogieFight09 VACANCY~ | |
4 | 2009年7月5日 | ○ | 階健志 | 3R終了 判定3-0 | DEEP KICK | |
3 | 2009年5月10日 | △ | 加藤大貴 | 3R終了 判定0-0 | NAGOYA KICK~BoogieFight08 Sandcastle~ | |
2 | 2009年3月8日 | △ | 杉山明隆 | 3R終了 判定1-0 | NAGOYAKICK~BoogieFight07 Black Sunday~ | |
1 | ○ | 藤田 | KO | S-1 |
MMA試合実績
戦 | 日付 | 勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 大会 | 備考 |
1 | 2023年12月31日 | ○ | 三浦孝太 | 2R 0:59 TKO(グラウンドキック) | RIZIN.45 |
ファイトスタイル・能力
皇治は右オーソドックススタイルだ。キック、パンチの打ち分けのバランスが良い選手である。彼のプレイスタイルは、手数の少ない消極的な戦法に見えるが、その特徴をひっくり返すように不思議なほどギアがかかって積極的な選手に見えることもある。
パンチ
右ストレートをカウンターとして当てにいく攻撃が彼の主な戦法である。しかし、パンチにそこまでの威力がなく、一発で倒すパワーは感じられない。
近い距離での打ち合いが得意なようだ。クリンチ気味ギリギリの状態から両ハンドをふることがある。見応えは無いが、ダメージを与えるということでいえば少なからず良い戦法となっているのではないだろうか。
しかし、近い距離になる事が多いため、彼の前重心で顔から突っ込んでいく癖があるせいでバッティングをしてしまうこともしばしば見られる。
キック
キックは、右のロー、ミドルキックを多く打つ印象である。中間距離からプレッシャーを与えるために使っている印象である。
時折右ハイキックを見せることもある。威力はあるものの、体勢が崩れやすく、かえって打ち終わりにスキをみせてしまうケースもみられる。
ディフェンス
攻撃の被弾がかなり多い。ディフェンスのテクニックは欠けている印象だ。顔から前重心で踏み込む癖により、さらにディフェンスがおろそかになってしまっていることも考えられる。
タフネスとスタミナ
彼の強みは、なんと言ってもこの2点だろう。これまで、那須川天心や武尊といったキック界の天才と試合をしてきた実績もあるが、その強豪との試合でも被弾は多いもののKOはされていない。過去の戦績からもKO負けをしたのは、2011年のわずか一度だけだ。
ここに皇治の強さが隠されている。倒れないタフネス、どれだけボコボコにされても手を止めないスタミナ。これまでに何度も名試合を残してこれたのは、格闘家としてのセンスではなく最強のド根性を持っていたからだろう。
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